可能性 ある 島 の

芸術鑑賞の備忘録

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』

映画『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』を鑑賞しての備忘録2018年のカナダ・ベルギー合作映画。監督・脚本は、キム・グエン(Kim Nguyen)。原題は、"The Hummingbird Project"。 ヴィンセント・ザレスキ(Jesse Eisenberg)は、ブライアン・テイ…

映画『ホテル・ムンバイ』

映画『ホテル・ムンバイ』を鑑賞しての備忘録2018年のオーストラリア・アメリカ・インド合作映画。監督は、アンソニー・マラス(Anthony Maras)。脚本は、ジョン・コリー(John Collee)とアンソニー・マラス(Anthony Maras)。原題は、"Hotel Mumbai"。 2008年1…

映画『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』

映画『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』を鑑賞しての備忘録2018年のアメリカ映画。監督・脚本は、ボー・バーナム(Bo Burnham)。原題は、"Eighth Grade"。 ケイラ・デイ(Elsie Fisher)は、ニューヨーク州にある公立ミドル・スクールの卒業を控…

展覧会 本山ゆかり個展『その出入り口(穴や崖)』

展覧会『本山ゆかり「その出入り口(穴や崖)」』を鑑賞しての備忘録Yutaka Kikutake Galleryにて、2019年9月14日~10月19日。 透明なアクリル板にアクリル絵の具で描き、描いた面の裏側を展示する「画用紙」と題されたシリーズが紹介されている。 例えば、…

展覧会 大原舞個展『HAZY HUE』

展覧会『大原舞「HAZY HUE」』を鑑賞しての備忘録Gallery OUT of PLACE TOKIOにて、2019年9月13日~10月13日。 女性の身体を象ったソフト・スカルプチャーが展示されている。折り曲げた身体を晒すもの、タトゥ―のような模様が描き込まれたもの、衣装をまとっ…

映画『見えない目撃者』

映画『見えない目撃者』を鑑賞しての備忘録2019年の日本映画。監督は森淳一。脚本は藤井清美と森淳一。原案は、2011年の韓国映画『ブラインド(블라인드)』(アン・サンフン(안상훈)監督)。 警察学校を優秀な成績で卒業した浜中なつめ(吉岡里帆)は、警察官…

映画『アド・アストラ』

映画『アド・アストラ』を鑑賞しての備忘録2019年のアメリカ映画。監督は、ジェームズ・グレイ(James Gray)。脚本は、ジェームズ・グレイ(James Gray)とイーサン・グロス(Ethan Gross)。原題は、"Ad Astra"。 近未来の地球。宇宙空間まで伸びる「宇宙アンテ…

舞台 iaku『あつい胸さわぎ』

舞台 iaku『あつい胸さわぎ』を鑑賞しての備忘録こまばアゴラ劇場にて、2019年9月13日~23日。作・演出は横山拓也。 武藤千夏(辻凪子)は関西にある芸術大学の文芸学科に合格した。出産して間もなく離婚し、生地商社に勤務しながら女手一つで千夏を育ててき…

展覧会 笹井史恵個展『空のさかな』

展覧会『笹井史恵 漆芸展 空のさかな』を鑑賞しての備忘録日本橋髙島屋美術画廊Xにて、2019年9月4日~23日。 主に金魚をモティーフにした笹井史恵の乾漆作品を展示。 アンリ・マティスの一対の切り紙絵《ポリネシア、海》と《ポリネシア、空》。サンゴとも…

映画『タロウのバカ』

映画『タロウのバカ』を鑑賞しての備忘録2019年の日本映画。監督・脚本は大森立嗣。 エージ(菅田将暉)は兄(伊達諒)同様に柔道エリートの道を歩んでいたが、推薦で入った高校で膝を痛め挫折する。柔道部の顧問(池内万作)はエージが自分の恩を仇で返した…

映画『アス』

映画『アス』を鑑賞しての備忘録2019年のアメリカ映画。監督・脚本は、ジョーダン・ピール(Jordan Peele)。原題は、"Us"。 1986年。アデレード・トーマス(Madison Curry)は父ラッセル(Yahya Abdul-Mateen II)と母レイン(Anna Diop)とともにサンタクルスの海…

展覧会『コートールド美術館展 魅惑の印象派』

展覧会『コートールド美術館展 魅惑の印象派』を鑑賞しての備忘録東京都美術館にて、2019年9月10日~12月15日。 ロンドンにあるコートールド美術館所蔵の印象派・ポスト印象派の作品60点を展示。 《カード遊びをする人々》などポール・セザンヌの作品9点を中…

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』を鑑賞しての備忘録2019年の日本映画。監督は、蜷川実花。脚本は、早船歌江子。 作家太宰治こと津島修治(小栗旬)は、妻・美知子(宮沢りえ)が三人目の子を懐妊中、太田静子(沢尻エリカ)と手紙をやり取りしていた。…

映画『ガーンジー島の読書会の秘密』

映画『ガーンジー島の読書会の秘密』を鑑賞しての備忘録 2018年のフランス・イギリス合作映画。監督は、マイク・ニューウェル(Mike Newell)。原作は、メアリー・アン・シェイファー(Mary Ann Shaffer)、アニー・バロウズ(Annie Barrows)の小説『ガーンジー島…

映画『荒野の誓い』

映画『荒野の誓い』を鑑賞しての備忘録2017年のアメリカ映画。監督・脚本は、スコット・クーパー(Scott Cooper)。原作は、ドナルド・E・スチュワート(Donald E. Stewart)。原題は、"Hostiles"。 1892年、ニューメキシコ州フォート・ベリンジャー。ジョセフ・…

展覧会『松方コレクション展』

展覧会『国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展』を鑑賞しての備忘録国立西洋美術館にて、2019年6月11日~9月23日。 松方コレクションは、川崎造船所(現・川崎重工業株式会社)社長の松方幸次郎(1866-1950)が渡欧して形成した3000点に及ぶ西洋美…

展覧会『みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ 線の魔術』

展覧会『みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ 線の魔術』を鑑賞しての備忘録Bunkamura ザ・ミュージアムにて、2019年7月13日~9月29日。 アルフォンス・ミュシャの手がけたポスターなどに加え、それらに感化された後世のグラフィック作品を紹介する企画。…

映画『ドッグマン』

映画『ドッグマン』を鑑賞しての備忘録2018年のイタリア・フランス合作映画。監督は、マッテオ・ガローネ(Matteo Garrone)。脚本は、ウーゴ・キーティ(Ugo Chiti)、マッテオ・ガローネ(Matteo Garrone)、マッシモ・ガウディオソ(Massimo Gaudioso)。原題は、…

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を鑑賞して の備忘録2019年のアメリカ映画。監督・脚本は、クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino) 。原題は、"Once Upon a Time in Hollywood"。 1969年2月のハリウッド。1950年代のテレビ…

映画『やっぱり契約破棄していいですか!?』

映画『やっぱり契約破棄していいですか!?』を鑑賞しての備忘録 2018年のイギリス映画。監督・脚本は、トム・エドモンズ(Tom Edmunds)。原題は、"Dead in a Week: Or Your Money Back"。 真夜中に橋の欄干に後ろ手でつかまり、今にも投身自殺を図ろうとする青…

展覧会『ジュリアン・オピー個展』

展覧会『ジュリアン・オピー』を鑑賞しての備忘録東京オペラシティ アートギャラリーにて、2019年7月10日~9月23日。 ジュリアン・オピーの近作(2018年~2019年)を作品を紹介する企画。 《Walking in New York 1》と《Walking in Boston 3》とは、街を行き…

映画『火口のふたり』

映画『火口のふたり』を鑑賞しての備忘録2019年の日本映画。監督・脚本は、荒井晴彦。原作は、白石一文の小説『火口のふたり』。 勤務していた印刷会社が倒産して以来定職に就いていない永原賢治(柄本佑)が多摩川の河川敷で一人釣りをしていると、父から電…