可能性 ある 島 の

芸術鑑賞の備忘録

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『シーフォーミー』

映画『シーフォーミー』を鑑賞しての備忘録2021年製作のカナダ映画。93分。監督は、ランドール・オキタ(Randall Okita)。脚本は、アダム・ヨーク(Adam Yorke)とトミー・グシュー(Tommy Gushue)。撮影は、ジャクソン・パレル(Jackson Parrell)とジョーダン・…

展覧会 野口哲哉個展『this is not a samurai』

展覧会『野口哲哉「this is not a samurai」』を鑑賞しての備忘録ポーラ ミュージアム アネックスにて、2022年7月29日~9月11日。 鎧兜を身に付けた人物たちを造形する野口哲哉の個展。 武士は、その名の通り、何よりも「武」をその自己規定の核とする。武者…

映画『スワンソング』

映画『スワンソング』を鑑賞しての備忘録2021年製作のアメリカ映画。105分。監督・脚本は、トッド・スティーブンス(Todd Stephens)。撮影は、ジャクソン・ワーナー・ルイス(Jackson Warner Lewis)。美術は、カサンドラ・デアンジェリス(Kassandra DeAngelis)…

展覧会 エカテリーナ・ムロムツェワ個展『Breaking History』

展覧会『エカテリーナ・ムロムツェワ「Breaking History」』を鑑賞しての備忘録アートフロントギャラリーにて、2022年8月5日~28日。 エカテリーナ・ムロムツェワの絵画展。いずれも水彩画の「Women in Black」シリーズ6点と「Take Lee Down」シリーズ4点と…

映画『NOPE ノープ』

映画『NOPE ノープ』を鑑賞しての備忘録2022年製作のアメリカ映画。131分。監督・脚本は、ジョーダン・ピール(Jordan Peele)。撮影は、ホイテ・バン・ホイテマ(Hoyte van Hoytema)。美術は、ルース・デ・ヨンク(Ruth De Jong)。衣装は、アレックス・ボーベア…

展覧会 長嶺高文個展『布と箱と木と油』

展覧会『長嶺高文「布と箱と木と油」』を鑑賞しての備忘録KOMAGOME1-14casにて、2022年8月17日~28日。 絵画5点で構成される、長嶺高文の個展。 《ギャラリー》は、正面の壁に5点、左側の壁に1点の絵画が飾られた展示空間を描いた作品。照明が落とされている…

展覧会 田口和奈個展『A Quiet Sun』

展覧会『田口和奈展「A Quiet Sun」』を鑑賞しての備忘録銀座メゾンエルメスにて、2022年6月17日~9月30日。 「エウリュディケーの眼」シリーズ(40点で構成)からの20点と、その他14点の、いずれも写真作品に、いずれもヨーロッパで制作されたと思しき1910…

展覧会『ヴォイド オブ ニッポン 77 戦後美術史のある風景と反復進行』

展覧会『ヴォイド オブ ニッポン 77 戦後美術史のある風景と反復進行』を鑑賞しての備忘録GYRE GALLERYにて、2022年8月15日~9月25日。 1868年の明治維新から1945年の敗戦までの年数と、敗戦から現在までの年数とが、ともに77年であることに着目し、空虚(ヴ…

映画『キングメーカー 大統領を作った男』

映画『キングメーカー 大統領を作った男』を鑑賞しての備忘録2021年製作の韓国映画。123分。監督は、ビョン・ソンヒョン(변성현)。脚本は、ビョン・ソンヒョン(변성현)とキム・ミンス(김민수)。撮影は、チョ・ヒョンレ(조형래)。美術は、ハン・アルム(한아름…

展覧会 久松知子個展『ホワイトキューブの向こう側』

展覧会 久松知子個展『ホワイトキューブの向こう側』NADiff a/p/a/r/tにて、2022年8月11日~21日。 久松知子の絵画展。地下のギャラリーに展示されている9点の他、1階のショップ内にも飾られた作品がある。 《deinstallation #1》(803mm×803mm)は、床に置か…

映画『セイント・フランシス』

映画『セイント・フランシス』を鑑賞しての備忘録2019年製作のアメリカ映画。101分。監督・編集は、アレックス・トンプソン(Alex Thompson)。脚本は、ケリー・オサリバン(Kelly O'Sullivan)。撮影は、ネイト・ハートセラーズ(Nate Hurtsellers)。美術は、マ…

展覧会 なるめ個展『オルタナ』

展覧会『なるめ個展「オルタナ」』を鑑賞しての備忘録Alt_Mediumにて、2022年8月5日~17日。 少女を描いた絵画で構成される、なるめの個展。 路面店であるギャラリーの通り側のガラス壁面には、透過性の高いボイル生地のタペストリー《オルタナ》(1200mm×680…

展覧会 近藤亜美個展『reflection』

展覧会『近藤亜美「reflection」』を鑑賞しての備忘録下北沢アーツにて、2022年7月30日~8月16日。※当初会期(8月15日まで)を延長。 10点の絵画で構成される、近藤亜美の個展。 《◯△□》(1120mm×1454mm)は、例えば北脇昇の《クォ・ヴァディス》のような日本…

映画『今夜、世界からこの恋が消えても』

映画『今夜、世界からこの恋が消えても』を鑑賞しての備忘録2022年製作の日本映画。121分。監督は、三木孝浩。原作は、一条岬の小説『今夜、世界からこの恋が消えても』。脚本は、月川翔と松本花奈。撮影は、柳田裕男。美術は、松永桂子。スタイリストは、望…

映画『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』

映画『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』を鑑賞しての備忘録2021年製作のハンガリー・ドイツ・フランス・イタリア合作映画。169分。監督・脚本は、イルディコー・エニェディ(Ildikó Enyedi)。原作は、ミラン・フスト(Milán Füst)の小説"A feleségem történet…

映画『女神の継承』

映画『女神の継承』を鑑賞しての備忘録2021年製作のタイ・韓国合作映画。131分。監督は、バンジョン・ピサンタナクーン(บรรจง ปิสัญธนะกูล)。原案は、チュイ・チャハウォン(ชเว ชา-ฮวอน)とナ・ホンジン(나홍진)。脚本は、バンジョン・ピサンタナクーン(บรรจง…

映画『トップガン マーヴェリック』

映画『トップガン マーヴェリック』を鑑賞しての備忘録2022年製作のアメリカ映画。131分。監督は、ジョセフ・コジンスキー(Joseph Kosinski)。キャラクター創造は、ジム・キャッシュ(Jim Cash)とジャック・エップス・Jr.(Jack Epps Jr.)。原案は、ピーター・…

映画『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』

映画『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』を鑑賞しての備忘録2020年製作のフランス映画。105分。監督は、エマニュエル・クールコル(Emmanuel Courcol)。脚本は、エマニュエル・クールコル(Emmanuel Courcol)とティエリー・ド・カルボニエ(Thierry …

映画『L.A.コールドケース』

映画『L.A.コールドケース』を鑑賞しての備忘録2018年製作のアメリカ・イギリス合作映画。112分。監督は、ブラッド・ファーマン(Brad Furman)。原作は、ランドール・サリバン(Randall Sullivan)のノンフィクション"LAbyrinth"。脚本は、クリスチャン・コント…

展覧会 近藤七彩個展『無用の用』

展覧会『近藤七彩展「無用の用」』を鑑賞しての備忘録日本橋髙島屋本館6階 美術画廊Xにて、2022年7月27日~8月15日。 古い家具・建具・置物などを再構成した立体作品13点で構成される、近藤七彩の個展。 《回転こけし》(280mm×280mm×650mm)は、鍋の蓋に載せ…

展覧会 松山賢個展『絵画・彫刻・箱・縄文』

展覧会『松山賢展「絵画・彫刻・箱・縄文」』を鑑賞しての備忘録丸善 丸の内本店 4Fギャラリーにて、2022年8月3日~9日。 絵画と土器で構成される松山賢の個展。 「絵の中の絵」シリーズは、1色で塗り込めた木製の箱を「絵」として、その中の底に絵画を描い…

展覧会 森ゆい個展『あの星によろしく』

展覧会『森ゆい展「あの星によろしく」』を鑑賞しての備忘録巷房・2+階段下にて、2022年8月1日~6日。 版画によるモノクロームの作品群で構成される、森ゆいの個展。 《ザーザーとあかり》には、円に尻尾がついた形(小文字のaに近い形)がいくつか配されて…

展覧会 宮永愛子個展『くぼみに眠る海』

展覧会『宮永愛子展「くぼみに眠る海」』を鑑賞しての備忘録ミヅマアートギャラリーにて、2022年7月6日~8月6日。 宮永愛子の個展。作家の曾祖父である陶芸家の宮永東山(1868-1941)が、セーヴル陶磁器製作所に学んだ陶芸家・彫刻家の沼田一雅(1873-1954)とと…

映画『プアン 友だちと呼ばせて』

映画『プアン 友だちと呼ばせて』を鑑賞しての備忘録2021年製作のタイ映画。128分。監督は、バズ・プーンピリヤ(นัฐวุฒิ พูนพิริยะ)。脚本は、バズ・プーンピリヤ(นัฐวุฒิ พูนพิริยะ)、ノタポン・ブンプラコープ(ณฐพล บุญประกอบ)、プァンソイ・アックソーン…

映画『1640日の家族』

映画『1640日の家族』を鑑賞しての備忘録2021年製作のフランス映画。102分。監督・脚本は、ファビアン・ゴルジュアール(Fabien Gorgeart)。撮影は、ジュリアン・イルシュ(Julien Hirsch)。美術は、ジュリア・ルメール(Julia Lemaire)。衣装は、セリーヌ・ブ…

展覧会 大渕花波個展『おばけのミラージュ』

展覧会『画廊からの発言 新世代への視点2022 大渕花波展「おばけのミラージュ」』を鑑賞しての備忘録Gallery Qにて、2022年7月25日~8月6日。 名画を素材に、見えないことにされている額縁を「おばけ」としてフィーチャーする作品を制作している大渕花波の個…

展覧会 西村藍個展『silent drama』

展覧会『画廊からの発言 新世代への視点2022 西村藍展―silent drama―』を鑑賞しての備忘録ギャルリー東京ユマニテにて、2022年7月25日~8月6日。 西村藍の絵画展。 メイン・ヴィジュアルの《ギロチン》(1620mm×1303mm)には、目を瞑った女性が描かれている。…