2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
展覧会『SAKI OTSUKA「その希望/私の記憶について」』を鑑賞しての備忘録GALLERY ETHERにて、2024年5月11日~6月1日。 青い画面に羽搏く鴉を1羽ずつ描き、24枚を一列に並べて飛翔を表わした「karasu」シリーズと、それに基づくアニメーション映像、さらに鴉…
展覧会『村松辰之介個展「alminium scape」』を鑑賞しての備忘録GALLERY b.TOKYOにて、2024年5月27日~6月1日。 海や動物をモティーフにアルミニウムを支持体にした油彩画で構成される、村松辰之介の個展。 《波 1》(520mm×910mm)は、水平線を望みつつ、岩で…
映画『関心領域』を鑑賞しての備忘録2023年製作のアメリカ・イギリス・ポーランド合作映画。105分。監督・脚本は、ジョナサン・グレイザー(Jonathan Glazer)。原作は、マーティン・エイミス(Martin Amis)の小説『関心領域(The Zone of Interest)』。撮影は、…
映画『ありふれた教室』を鑑賞しての備忘録2022年製作のドイツ映画。99分。監督は、イルケル・チャタク(İlker Çatak)。脚本は、ヨハネス・ドゥンカー(Johannes Duncker)とイルケル・チャタク(İlker Çatak)。撮影は、ユーディット・カウフマン(Judith Kaufman…
展覧会『陸路(スピルオーバー #1)』を鑑賞しての備忘録BUGにて、2024年5月8日~6月16日。 文化の受け渡しを徹底管理することの実現不可能性を、電波が想定外の範囲に届いてしまうスピルオーバー現象に重ね合わせ、むしろスピルオーバーの可能性に賭けよう…
映画『バティモン5 望まれざる者』を鑑賞しての備忘録2023年製作のフランス・ベルギー合作映画。105分。監督は、ラジ・リ(Ladj Ly)。脚本は、ラジ・リ(Ladj Ly)とジョルダーノ・ジェデルリーニ(Giordano Gederlini)。撮影は、ジュリアン・プパール(Julien Po…
展覧会『山本朱音「デッドウェイト」』を鑑賞しての備忘録Gallery10[TOH] にて、2024年5月10日~26日。 厚ぼったい上眼瞼・下眼瞼を持つ杏仁形の目だけを表わした顔が印象的な肖像画で構成される、山本朱音の個展。 キーヴィジュアルに採用されている《intol…
展覧会『堀江栞「仮定法のない現在」』を鑑賞しての備忘録銀座 蔦屋書店〔アートウォール〕にて、2024年5月11日~31日。 人形を描いた「ここに在ること」、人物を表した「輪郭」シリーズなど岩絵具による膠彩画8点と、人の顔をモティーフとする「かさぶた」…
展覧会『衣真一郎「積み重なる風景」』を鑑賞しての備忘録KATSUYA SUSUKI GALLERYにて、2024年5月11日~6月2日。 鍵穴形あるいは二瘤型にシンボル化された前方後円墳がトレードマークの画家・衣真一郎の個展。抽象化された風景などを描いた絵画作品とともに…
展覧会『大原舞「ENCOUNTERS」』を鑑賞しての備忘録s+artsにて、2024年5月10日~25日。 都会の片隅で目にする植物をモティーフとする絵画や立体作品を中心とした、大原舞の個展。 展示壁には、"ENCOUNTERS"などと題された、都市の日常で遭遇する(encounter)…
展覧会『土井沙織個展「イコール」』を鑑賞しての備忘録MEDEL GALLERY SHUにて、2024年5月10日~22日。 パネルに寒冷紗を貼り石膏で固めた支持体に、人や動物らしき存在、あるいは人や動物の混淆したような存在を描き出す、土井沙織の個展。 《旅人》(250mm×…
映画『ミッシング』を鑑賞しての備忘録2024年製作の日本映画。119分。監督・脚本は、𠮷田恵輔。企画は、河村光庸。撮影は、志田貴之。照明は、疋田淳。録音は、田中博信。装飾は、吉村昌悟。衣装は、篠塚奈美。ヘアメイクは、有路涼子。音響効果は、松浦大樹…
映画『悪は存在しない』を鑑賞しての備忘録2023年製作の日本映画。106分。監督・脚本は、濱口竜介。企画は、濱口竜介と石橋英子。撮影は、北川喜雄。録音・整音は、松野泉。美術は、布部雅人。編集は、濱口竜介と山崎梓。音楽は、石橋英子。 長野県の山中。8…
映画『湖の女たち』を鑑賞しての備忘録2024年製作の日本映画。141分。監督・脚本は、大森立嗣。原作は、吉田修一の小説『湖の女たち』。撮影は、辻智彦。照明は、大久保礼司。録音は、吉田憲義。美術は、大原清季。裝飾は、遠藤善人。衣装は、纐纈春樹。ヘア…
展覧会『斉木駿介「リプレイする」』を鑑賞しての備忘録横浜マリンタワー2階アートギャラリーにて、2024年5月1日~6月30日。 長時間見詰めることも少なくないスマートフォンやPCなどのディスプレイ、あるいは街中で意図せず目に触れるカラーコーンや防犯ステ…
展覧会『星奈緒展「ひかりと筆跡」』を鑑賞しての備忘録art Truthにて、2024年5月12日~19日。 女性をモティーフに鉛筆(一部作品でパステル)と水彩絵具とで描かれた絵画で構成される、星奈緒の個展。 《グレーなからだ 3》(273mm×160mm)は、パステルと水彩…
映画『不死身ラヴァーズ』を鑑賞しての備忘録2024年製作の日本映画。103分。監督は、松居大悟。原作は、高木ユーナの漫画『不死身ラヴァーズ』。脚本は、大野敏哉と松居大悟。撮影は、冨永健二。照明は、杉本周士。録音は、日下部雅也。整音は、西條博介。美…
映画『恋するプリテンダー』を鑑賞しての備忘録2023年製作のアメリカ映画。103分。監督は、ウィル・グラック(Will Gluck)。原案は、イラナ・ウォルパート(Ilana Wolpert)。脚本は、イラナ・ウォルパート(Ilana Wolpert)とウィル・グラック(Will Gluck)。撮影…
展覧会『大渕花波展「おばけのプラクティス2」』を鑑賞しての備忘録Gallery Qにて、2024年5月6日~18日。 カットして矩形にした額縁を、ハトメで固定した画布の中央に配した作品を制作する大渕花波の個展。泰西名画の引用中に額縁を配した「おばけのプラクテ…
映画『胸騒ぎ』を鑑賞しての備忘録2022年製作のデンマーク・オランダ合作映画。95分。監督は、クリスチャン・タフドルップ(Christian Tafdrup)。脚本は、クリスチャン・タフドルップ(Christian Tafdrup)とマッズ・タフドルップ(Mads Tafdrup)。撮影は、エリ…
映画『またヴィンセントは襲われる』を鑑賞しての備忘録2023年製作のフランス映画。109分。監督は、ステファン・カスタン(Stéphan Castang)。脚本は、マチュー・ナールト(Mathieu Naert)とステファン・カスタン(Stéphan Castang)。撮影は、マニュエル・ダコ…
展覧会『成田克彦展』を鑑賞しての備忘録東京画廊+BTAPにて、2024年4月13日~5月18日。 成田克彦(1944-1992)が1960年代末頃~1980年にかけて制作した絵画と関連資料を紹介する企画。なお、"*"を付した作品は展示されていない。 代表作《SUMI》(1969)*は「第…
展覧会『エフェメラ:印刷物と表現』を鑑賞しての備忘録慶應義塾ミュージアム・コモンズにて、2024年3月18日~5月10日。 チラシやパンフレットなど時限的な情報伝達媒体「印刷物のエフェメラ」として、南画廊のリーフレット、草月アートセンターの機関誌、Ar…
展覧会『久保寛子展「鉄骨のゴッデス」』を鑑賞しての備忘録ポーラ ミュージアム アネックスにて、2024年4月26日~6月9日。 鉄骨を黄色の防風ネットで覆って制作された表題作《鉄骨のゴッデス》を中心に、ブルーシートで制作した土器「青い尖底土器」シリー…
展覧会『櫻井あや乃「同じ海から」』を鑑賞しての備忘録KATSUYA SUSUKI GALLERYにて、2024年4月27日~5月6日。 人の姿や顔を表わした絵画15点とアニメーション作品1点とで構成される、櫻井あや乃の個展。 《意思疎通》(273mm×220mm)の灰青の画面は横方向の描…
映画『システム・クラッシャー』を鑑賞しての備忘録2019年製作のドイツ映画。125分。監督・脚本は、ノラ・フィングシャイト(Nora Fingscheidt)。撮影は、ユヌス・ロイ・イマー(Yunus Roy Imer)。美術は、マリー=ルイーズ・バルツァー(Marie-Luise Balzer)。…
展覧会『黒瀧藍玖「From 0 to 1」』を鑑賞しての備忘録SOM GALLERYにて、2024年4月24日~5月5日。 経糸と緯糸の交差により造型する織物の構造を用いた作品で構成される、黒瀧藍玖の個展。 《Human 0》は、直方体の鉄枠(1900mm×780mm×780mm)の上下の底面に鋼…
展覧会『第58回新人選抜レスポワール すずきしほ個展』銀座スルガ台画廊にて、2024年4月29日~5月4日。 風景にも食べ物にも見える柔らかみのある形と随所に配される輝きが特徴的な絵画で構成される、すずきしほの個展。 《ぽたぽた畑》(455mm×530mm)の淡い水…
映画『マイ・スイート・ハニー』を鑑賞しての備忘録2023年製作の韓国映画。118分。監督は、イ・ハン(이한)。脚本は、イ・ビョンホン(이병헌)。撮影は、イ・テユン(이태윤)。照明は、ユ・ヒョクジュン(유혁준)。美術は、キム・ヒョンオク(김현옥)。音響は、キ…
展覧会『アガタ・スウォヴァク&アレクサンドラ・ヴァリシェフスカ「天国と地獄の結婚」』を鑑賞しての備忘録BLUM東京にて、2024年3月23日~5月2日。 アリソン・M・ジンジャラス(Alison M. Gingeras)の企画により、ウィリアム・ブレイク(William Blake)の詩…