展覧会『Daiba Nude』を鑑賞しての備忘録。
Place Mで開催。ネイサン・ラムラ―の写真展。2018年10月1日~7日。
メイン・ヴィジュアルに採用されている作品が、やはり一番印象的だった。
レインボーブリッジや対岸の街並みは、雨でモノクロームに霞んでいる。
それを背景に、モデル女性の肌と草の緑が対照的に鮮やかに目に飛び込んでくる。
いずれの作品でも草木と女性とがなじんでいた。
女性の長い黒い髪が草葉とのアナロジーをイメージさせること、両者をそぼ濡れさせる雨の効果が大きいのだろうが、品川の砲台場(跡)という孤島的地理が、サンクチュアリの疑似的な空間を生んでいることもあるだろう。