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芸術鑑賞の備忘録

映画『チャーリーズ・エンジェル』

映画『チャーリーズ・エンジェル』を鑑賞しての備忘録
2019年のアメリカ映画。
監督・脚本は、エリザベス・バンクス(Elizabeth Banks)。
原案は、エバン・スピリオトポウロス(Evan Spiliotopoulos)とデビッド・オーバーン(David Auburn)。
原題は、"Charlie's Angels"。

リオデジャネイロ。サビーナ・ウィルソン(Kristen Stewart)がジョニー・スミス(Chris Pang)を誘惑している隙に、ジェーン・ケイノ(Ella Balinska)がスミスの横領した資金を回収し、彼女たちの同僚がスミスの一味を確保する。彼女らはチャーリー・タウンゼント・エージェンシー社に属するスパイで、元締であるジョン・ボスレー(Patrick Stewart)にスミスの身柄を引き渡す。ジョン・ボスレーは同社を国際的な諜報ネットワークに育てた実力者であったが、本件を最後に勇退した。
1年後のハンブルク。国際的エレクトロニクス企業の研究者エレーナ・ヒューリン(Naomi Scott)は革新的な省エネルギー発電装置「カリスト」の開発に成功。だがこの装置には脳機能障害を引き起こす重大な欠陥があった。上司のピーター・フレミング(Nat Faxon)は、エレーナの反対を無視して、プロジェクトのスポンサーである起業家アレクサンダー・ブロック(Sam Claflin)にカリストを引き渡してしまう。エレーナは暗殺兵器として悪用される危険があることからチャーリー・タウンゼント・エージェンシー社に解決を依頼。パリ支部を統括するエドガー(Djimon Hounsou)がサビーナとジェーンを召集してチームを組み、エレーナに接触を図る。ところがエレーナの行動は何者かに把握されていたらしく、エドガーがエレーナと待ち合わせたカフェで、エレーナは刺客(Jonathan Tucker)に狙われる。カフェに店員として潜入していたジェーンとともにエドガーはエレーナを自動車に乗せて逃走するが、刺客は執拗に追跡して銃撃を繰り返す。遂にエドガーは撃たれ、自動車は川に転落。別の建物からカフェの見張りに付いていたサビーナが追いついたところで刺客は自分の運転していた車を爆破して姿を消す。ジェーンが沈んだ自動車からエレーナを救出し、サビーナと合流。3人はエドガーの任務を引き継いだレベッカ(Elizabeth Banks)のもとで再起を図る。

 

サビーナ・ウィルソン(Kristen Stewart)とジョニー・スミス(Chris Pang)という少々因縁のある2人のエージェントに、頭脳明晰ながらドジっ子のエレーナ・ヒューリン(Naomi Scott)を警護対象者として行動をともにさせることで、サスペンス・ストーリーがコミカルに展開する痛快アクション映画。細かいことは気にしない。サビーナ・ウィルソン(Kristen Stewart)だけでも見る価値があるのだ。
ジョニー・スミス(Chris Pang)やピーター・フレミング(Nat Faxon)といった女性を露骨に見下したキャラクターたちは誇張された戯画として描かれたものなのだろうか。あるいはリアリティーのある存在なのだろうか。
レベッカ役で出演するElizabeth Banksが監督・脚本を務めている。素晴らしい。