2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
映画『邪悪なるもの』を鑑賞しての備忘録2023年製作のアルゼンチン・アメリカ合作映画。100分。監督・脚本は、デミアン・ルグナ(Demián Rugna)。撮影は、マリアノ・スアレス(Mariano Suárez)。音楽は、パブロ・フー(Pablo Fuu)美術は、ローラ・アゲレベヘレ(…
展覧会『倉田悟「あさをまつよる」』を鑑賞しての備忘録小山登美夫ギャラリー京橋にて、2024年12月20日~2025年2月1日。 身近な光景をモティーフとした絵画で構成される、倉田悟の個展。 表題作《あさをまつよる》(1490mm×1990mm)は、夜、アトリエのカウチで…
展覧会『マーク・マンダース「Silent Studio」』を鑑賞しての備忘録ギャラリー小柳にて、2024年12月18日~2025年3月8日。 壁や床を半透明のビニールで覆ったアトリエに制作中の塑像などが置かれた様子を再現したかのようなインスタレーションを中心とする、…
展覧会『『月映』とその時代―1910年代日本の創作版画』を鑑賞しての備忘録町田市立国際版画美術館〔常設展示室〕にて、2025年1月5日~3月9日。 恩地孝四郎(1891-1955)、田中恭吉(1892-1915)、藤森静雄(1891-1943)による版画誌『月映』(1914-1915)に掲載され…
展覧会『山田哲平・森夕香「境界行為 Liminal Acts」』を鑑賞しての備忘録LOKO GALLERYにて、2024年12月13日~2025年1月25日。 山田哲平の制度と有機体との関係の揺れ動きや変化を提示する立体作品「骨と拡張」シリーズと、森夕香の植物に象徴される自然と人…
映画『敵』を鑑賞しての備忘録2023年製作の日本映画。108分。監督・脚本は、吉田大八。原作は、筒井康隆の小説『敵』。企画は、小澤祐治。撮影は、四宮秀俊。照明は、秋山恵二郎。録音は、伊豆田廉明。美術は、富田麻友美。装飾は、羽場しおり。衣装は、宮本…
映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』を鑑賞しての備忘録2025年製作の日本映画。104分。監督・原案・編集は、近藤亮太。脚本は、金子鈴幸。企画は、工藤大丈。撮影は、松田恒太。照明は、石塚大樹。録音は、柳田耕佑。美術は、松本慎太朗。衣装は、…
映画『嗤う蟲』を鑑賞しての備忘録2024年製作の日本映画。99分。監督・編集は、城定秀夫。脚本は、内藤瑛亮と城定秀夫。撮影は、渡邊雅紀。照明は、小川大介。録音は、原川慎平。美術は、中川理仁。装飾は、山本直輝。スタイリストは、加藤みゆき。ヘアメイ…
展覧会『「YAMAZAWA Eiko」by The Third Gallery Aya』を鑑賞しての備忘録CADAN有楽町〔Space M〕にて、2025年1月7日~26日。 写真家・山沢栄子(1899–1995)の「What I Am Doing」シリーズを展観。 《What I Am Doing No.01》(356mm×279mm)は、半透明の緑色の…
展覧会『クーリー アリス個展「WORK IN PROGRESS...」』を鑑賞しての備忘録GALLERY b.TOKYOにて、2025年1月20日~25日。 食べ物や食器の擬人化など、身近な事物の変容により異なる貌を見せる世界を表わす作品で構成される、クーリー アリス(ALICE COOLEY)の…
展覧会『星野眞吾賞受賞作品 東京展』を鑑賞しての備忘録UNPEL GALLERYにて、2025年1月9日~30日。 新進作家の発掘と顕彰を目的に豊橋市美術博物館で開催される「トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展」。その第9回展の大賞受賞作である八木佑介《市街化調整区域…
映画『満ち足りた家族』を鑑賞しての備忘録2024年製作の韓国映画。109分。監督は、ホ・ジノ(허진호)。原作は、ヘルマン・コッホ(Herman Koch)の小説『冷たい晩餐(Het diner)』(2009)及び同作を元にしたIvano De Matteoのイタリア映画"I nostri ragazzi"(2014…
展覧会『山口汐音「君は鳥になるのだから」』を鑑賞しての備忘録長亭GALLERYにて、2025年1月13日~1月19日。 海や湖など水辺を舞台にした人物の姿を描く、山口汐音の個展。 会場でまず目に入るのは、表題作でキーヴィジュアルに採用されている《君は鳥になる…
展覧会『木村了子「神楽坂の愛人の家」』を鑑賞しての備忘録eitoeikoにて、2024年12月7日~12月28日、2025年1月7日~1月18日。 初老の画家が個展で出会った青年を《オダリスク》のモデルとして自宅兼アトリエに招いたという設定で開催される、木村了子の個展…
映画『勇敢な市民』を鑑賞しての備忘録2023年製作の韓国映画。112分。監督は、パク・ジンピョ(박진표)。脚本は、ヨ・ジナ(여지나)とヒョン・チュンヨル(현충열)。原作は、キム・ジョンヒョン(김정현)の漫画"용감한 시민"。撮影は、キム・ヨンソン(김용성)。…
映画『#彼女が死んだ』を鑑賞しての備忘録2024年製作の韓国映画。103分。監督・脚本は、キム・セフィ(김세휘)。撮影は、パク・ソンジュ(박성주)。美術は、イ・ジェソン(이재성)。編集は、キム・ジョンフン(김정훈)。音楽は、イ・ジス(이지수)。原題は、"그녀…
展覧会『金田実生「耳のなかの竜巻」』を鑑賞しての備忘録ANOMALYにて、2024年12月14日~2025年1月18日。 金田実生の絵画展。 紙を支持体に青味を僅かに差したモノクローム近い油彩作品《夜の言葉》(1407mm×1845mm)は、小学校の教室の壁に貼られた書き初めよ…
展覧会『ウェイド・ガイトン「Thirteen Paintings」』を鑑賞しての備忘録 エスパス ルイ・ヴィトン東京にて、2024年10月31日~2025年3月16日。フォンダシオン ルイ・ヴィトンの所蔵する、ウェイド・ガイトン(Wade Guyton)が自身のアトリエやウェブサイトなどの写…
展覧会『石川直也「自立しない人―この世界のどこか―」』を鑑賞しての備忘録KATSUYA SUSUKI GALLERYにて、2024年12月21日~2025年1月13日。 壁に立て掛けられるなどした自立しない人体彫刻「自立しない人」シリーズと関連する絵画とで構成される、石川直也の…
映画『オークション 盗まれたエゴン・シーレ』を鑑賞しての備忘録2023年製作のフランス映画。91分。監督・脚本は、パスカル・ボニゼール(Pascal Bonitzer)。撮影は、ピエール・ミロン(Pierre Milon)。美術は、セバスティアン・ダノス(Sébastien Danos)。衣装…
映画『エマニュエル』を鑑賞しての備忘録2024年製作のフランス映画。105分。監督は、オドレイ・ディワン(Audrey Diwan)。原作は、エマニエル・アルサン(Emmanuelle Arsan)の小説"Emmanuelle"。脚本は、オドレイ・ディワン(Audrey Diwan)とレベッカ・ズロトブ…
展覧会『髙山陽介「かえり」』を鑑賞しての備忘録ANOMALYにて、2024年12月14日~2025年1月18日。 黒い鉄の棒を折り曲げた上に設置した木彫りのネコのシリーズと、2メートルほどの高さの板を削ったレリーフのシリーズを中心とする、髙山陽介の個展。 《Untitl…
展覧会『菊地敦己「グラフィックデザインのある空間」』を鑑賞しての備忘録ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて、2024年12月10日~2025年2月1日。 遠近法を用いずモティーフを配した画面に色や文字で立体感を生み出す《空間上の平面/平面上の空間》、同じ…
展覧会『懐かしさの系譜―大正から現代まで 東京都コレクションより』(後期)を鑑賞しての備忘録東京都美術館〔ギャラリーB〕にて、2024年11月16日(土)~2025年1月8日(12月5日までの前期と、12月6日からの後期で一部作品の入れ替えあり)。 大正末から2000…
展覧会『アレック・ソス「部屋についての部屋」』を鑑賞しての備忘録東京都写真美術館〔2階展示室〕にて、2024年10月10日~2025年1月19日。 部屋で撮影された写真を通じてアレック・ソス(Alec Soth)のこれまでの歩みを通覧する企画。「Sleeping by the Missi…
展覧会『トリスタン・ホリングスワース(Tristan Hollingworh)「カラー・ワークス(Color Works)」』を鑑賞しての備忘録DIESEL ART GALLERYにて、2024年11月2日~2025年1月13日。 デジタル処理によらず撮影手法や暗室作業により現実からわずかに浮遊するような…
天野知香『マティス 「装飾」が芸術をひらく』平凡社(2024)を読了しての備忘録 アンリ・マティス(1869-1954)の創作活動をほぼ時系列に沿って紹介。制作時のプロセスを表現に結び付けることで造型行為が反復/差異化のパフォーマティヴな実践、意味生成の場で…
映画『ブラックバード、ブラックベリー、私は私。』を鑑賞しての備忘録2023年製作のジョージア・スイス合作映画。110分。監督は、エレネ・ナベリアニ(ელენე ნავერიანი)。脚本は、ニコライ・ムディヴァーニ(ნიკოლოზ მდივანი)とエレネ・ナベリアニ(ელენე ნავერ…
映画『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』を鑑賞しての備忘録2022年製作のカナダ映画。99分。監督・脚本は、チャンドラー・レバック(Chandler Levack)。撮影は、リコ・モラン(Rico Moran)。美術は、クラウディア・ダロルソ(Claudia Dall'Orso)。衣装…
展覧会『大岩オスカール「ライトショップ」』を鑑賞しての備忘録銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUMにて、2024年12月21日~1月8日。 泡や玉のような光を売る店を描いた「ライトショップ」シリーズを中心とする、大岩オスカールの個展。 《Light Shop 3》(760mm×610m…