可能性 ある 島 の

芸術鑑賞の備忘録

2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧

展覧会 三瓶玲奈個展『Echoes After Light』

展覧会『三瓶玲奈「Echoes After Light」』を鑑賞しての備忘録MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYにて、2025年7月23日~8月4日。 日常的景観をモティーフに、認識・記憶とイメージ形成とを探究する三瓶玲奈の絵画展。 《瞬間と構造》(500mm×606mm)は、右あるい…

展覧会 桑原理早個展『姿は彼方から』

展覧会『桑原理早展「姿は彼方から」』を鑑賞しての備忘録ギャラリーなつかにて、2025年7月22日~8月2日。 女性の身体を墨で描いた薄手の和紙(薄美濃紙・典具帖紙)を和紙壁紙に複数貼り付け、また念紙によるイメージの転写を用いることで、回転や落下とい…

展覧会 飯島暉子個展『微熱/Slight fever』

展覧会『新世代への視点 2025 飯島暉子展「微熱/Slight fever」』を鑑賞しての備忘録藍画廊にて、2025年7月21日~8月2日。 体温で溶けた石鹸、折れ目に色鉛筆を塗り付けた新聞紙、積み重ねた葉書など、わずかな手付きで日用品を作品として起ち上げようとする…

展覧会 古屋湖都美・櫻井あや乃二人展『こっちには手、向こうに絵』

展覧会『古屋湖都美&櫻井あや乃展「こっちには手、向こうに絵」』を鑑賞しての備忘録JINEN GALLERYにて、2025年7月22日~27日。 色鮮やかな編み物による人形(ひとがた)を作る古屋湖都美と、モノクロームなど色味を抑えた人形(ひとがた)を描く櫻井あや乃…

展覧会 蔡云逸個展(2025)

展覧会『新世代への視点 2025 蔡云逸展』を鑑賞しての備忘録コバヤシ画廊にて、2025年7月21日~8月2日。 夢と現実との相互依存性を前提として、言葉=論理の組み合わせにより作り出される夢の中の「現実感」を再度現実に投映するための手段としての絵画で構…

展覧会 小野三月個展『はがされたシール、空へ』

展覧会『小野三月個展「はがされたシール、空へ」』を鑑賞しての備忘録Gallery 美の舎にて、2025年7月22日~27日。 裁断してから縫い合わせた画布に描いた絵画など14点で構成される、小野三月の個展。 《Triangle ruler》(460mm×525mm)は、亀を散歩させる人…

展覧会 梅原義幸個展『Surface』

展覧会『梅原義幸「Surface」』を鑑賞しての備忘録ARTDYNEにて、2025年7月12日~27日。 単純な形と平板な塗りによる漫画のように記号化された顔が印象的な絵画で構成される、梅原義幸の個展。 《FACE #101(山)》(1450mm×1210mm)は、深緑の画面に、眼、眉毛…

展覧会 天明里奈個展『空白と体温』

展覧会『天明里奈「空白と体温」』を鑑賞しての備忘録ギャラリー椿にて、2025年7月19日~8月2日。 目を閉じた人物像を中心に10点の乾漆像で構成される、天明里奈の個展。 《その空白》(570mm×450mm×400mm)は、両手を後ろに突き、右膝を立て、左脚を曲げて床…

展覧会 弓指寛治個展『4年2組』

展覧会『弓指寛治「4年2組」』を鑑賞しての備忘録FOAM CONTEMPORARYにて、2025年6月28日~7月23日。 東京アートポイント計画「多摩の未来の地勢図」の一環として実施される学校連携プログラム「アーティストが学校にやってきた」に参加し、「子どもと戦争」…

展覧会『トリフォリウム―女子美術大学日本画修士在学生展』

展覧会『トリフォリウム―女子美術大学日本画修士在学生展』UNPEL GALLERYにて、2025年7月5日~20日。 女子美術大学大学院美術研究科博士前期課程日本画領域に学ぶ、孫元園[孙元园/Sūn Yuányuán]、張梓璇[张梓璇/Zhāng Zǐxuán]、菱沼結菜、槇野鈴の4名の画家…

展覧会 新田享一・飯田めぐみ二人展『near AND far』

展覧会 新田享一・飯田めぐみ二人展『near AND far』KATSUYA SUSUKI GALLERYにて、2025年7月12日~21日。 描画したキャンヴァスに折り目や襞を付けることで視界から閉ざされるイメージと現われてしまうイメージとを両立させる新田享一と、風景に感情を載せる…

映画『逆火』

映画『逆火』を鑑賞しての備忘録2025年、日本製作。108分。監督・原案は、内田英治。脚本は、まなべゆきこ。撮影は、野口健司。照明は、後閑健太。録音は、高田伸也。スタイリストは、川本誠子。VFXは、若松みゆき。音響効果は、堀内みゆき。編集は、小美野…

展覧会 本多翠個展『bloom』

展覧会『本多翠展「bloom」』を鑑賞しての備忘録JINEN GALLERYにて、2025年7月15日~20日。 切り絵のように抽象化した植物などのモティーフを鮮やかな色味で厚みのある木枠に張ったキャンヴァスに描き出した作品、渋みのある色の布を繋いだ画面に植物などの…

展覧会 竹原永真個展『Panopticon』

展覧会『竹原永真個展「Panopticon」』を鑑賞しての備忘録GALLERY b.TOKYOにて、2025年7月14日~19日。 日常のありふれた光景を得体の知れない世界へと変容させた絵画で構成される、竹原永真の個展。展覧会には「Panopticon」と題名が付されているが、個々の…

展覧会 味岡伸太郎個展『弓張・邂逅と聯想』

展覧会『味岡伸太郎展「弓張・邂逅と聯想」』を鑑賞しての備忘録Red and Blue Galleryにて、2025年6月28日~7月19日。 愛知県と静岡県の県境に連なる「弓張山地」の露頭で採取した土を綿布に塗り付けた抽象的な絵画と、主に樹木を用いた彫刻(石や鉄を組み合…

映画『DROP ドロップ』

映画『DROP ドロップ』を鑑賞しての備忘録2025年、アメリカ製作。95分。監督は、クリストファー・ランドン[Christopher Landon]。脚本は、ジリアン・ジェイコブス[Jillian Jacobs]とクリス・ローチ[Chris Roach]。撮影は、マーク・スパイサー[Marc Spicer]。…

映画『ストレンジ・ダーリン』

映画『ストレンジ・ダーリン』を鑑賞しての備忘録2023年、アメリカ製作。97分。監督・脚本は、JT・モルナー[JT Mollner]。撮影は、ジョバンニ・リビシ[Giovanni Ribisi]。美術は、プリシラ・エリオット[Priscilla Elliott]。衣装は、ルディ・ロハス[Rudy Roj…

展覧会 金子葵個展『魔法クラブ2』

展覧会『金子葵「魔法クラブ2」』を鑑賞しての備忘録下北沢アーツにて、2025年7月2日~13日。 観光地の華やかな時代の面影を残す装飾が施された建物などに着想したキッチュな世界を起ち上げる、フュージョン料理的絵画で構成される、金子葵の個展。 《Daydre…

展覧会 小橋陽介個展『NEW BALANCE』

展覧会『小橋陽介個展「NEW BALANCE」』を鑑賞しての備忘録GALLERY MoMo Ryogokuにて、2025年6月21日~7月12日。 裸体男性、犬、イルカ、ボール、植物などをモティーフに、バランスを主題とした絵画で構成される、小橋陽介の個展。 《NEW BALANCE》(1620mm×1…

映画『顔を捨てた男』

映画『顔を捨てた男』を鑑賞しての備忘録2023年アメリカ製作。112分。監督・脚本は、アーロン・シンバーグ(Aaron Schimberg)。撮影は、ワイアット・ガーフィールド(Wyatt Garfield)。美術は、アンナ・キャスリーン(Anna Kathleen)。衣装は、ステイシー・バー…

展覧会 菅野由美子個展『Boundary Crossing』

展覧会『菅野由美子作品集「もうひとつの空」出版記念展―Boundary Crossing―』を鑑賞しての備忘録ギャルリー東京ユマニテにて、2025年6月30日~7月19日。 神殿や博物館を想起させる建築空間に配した骨董の器を描いた近作12点(2024-2025)で構成される、菅野由…

展覧会 北村早紀・石場文子二人展『やま あるいはその他のABC』

展覧会『北村早紀・石場文子「やま あるいはその他のABC」』KATSUYA SUSUKI GALLERYにて、2025年6月21日~7月6日。 広義の「やま」から連想される言葉を元に制作された、古写真と山での写真とを合成した上に木版表現を重ねる北村早紀と、写真を素材にイメー…

映画『ハルビン』

映画『ハルビン』を鑑賞しての備忘録2024年韓国製作。114分。監督は、ウ・ミンホ[우민호]。脚本は、キム・キョンチャン[김경찬]とウ・ミンホ[우민호]。企画は、キム・ウォングク[김원국]。撮影は、ホン・ギョンピョ[홍경표]。照明は、パク・ジョンウ[박정우]…

展覧会『岡本太郎と太陽の塔 万国博に賭けたもの』

展覧会『岡本太郎と太陽の塔 万国博に賭けたもの』を鑑賞しての備忘録川崎市岡本太郎美術館にて、2025年4月26日~7月6日。 1970年開催の日本万国博覧会にテーマ展示プロデューサーとして参加した岡本太郎(1911-1996)が、「人類の進歩と調和」という近代主義…

映画『夏の砂の上』

映画『夏の砂の上』を鑑賞しての備忘録2025年製作の日本映画。102分。監督・脚本は、玉田真也。原作は、松田正隆の戯曲『夏の砂の上』。撮影は、月永雄太。照明は、秋山恵二郎。録音は、山本タカアキ。美術は、井上心平。装飾は、小林宙央。衣装は、立花文乃…

映画『国宝』

映画『国宝』を鑑賞しての備忘録2025年製作の日本映画。175分。監督は、李相日。原作は、吉田修一の小説『国宝』。脚本は、奥寺佐渡子。企画・プロデュースは、村田千恵子。撮影は、ソフィアン・エル・ファニ。照明は、中村裕樹。音響は、白取貢。音響効果は…

展覧会 田中義樹個展『マンモスは死にましぇん!』

展覧会『田中義樹「マンモスは死にましぇん!」』を鑑賞しての備忘録アート/空家 二人にて、2025年6月20日~7月7日。 「原始時代の私は体が弱かったので、マンモスを狩る係ではなく、マンモスを狩ってきた討伐隊を盛り上げるためにみんなの住処の洞穴を飾り…

映画『でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男』

映画『でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男』を鑑賞しての備忘録2025年製作の日本映画。129分。監督は、三池崇史。原作は、福田ますみのノンフィクション『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』。脚本は、森ハヤシ。企画は、和佐野健一。撮影は、山本英夫。…

展覧会 三栖賢太個展『Scenes』

展覧会『三栖賢太個展「Scenes」』を鑑賞しての備忘録GALLERY b.TOKYOにて、2025年6月30日~7月5日。 建築物や街灯、仮設の標識や看板などで構成される半ば抽象化された景観を描いた作品10点(アクリル8点、油彩2点)で構成される、三栖賢太の個展。 キーヴ…

展覧会『パブリック・ファミリー』

展覧会『都美セレクション グループ展 2025「パブリック・ファミリー」』を鑑賞しての備忘録東京都美術館〔ギャラリーC〕にて、2025年6月10日~7月2日。 地方の運動会における性的役割分担を戯画化したさめしまことえ、戦争に翻弄された人々の営みを追廻住宅…