可能性 ある 島 の

芸術鑑賞の備忘録

展覧会 小林聡子個展『コクーン』

展覧会『小林聡子「コクーン」』を鑑賞しての備忘録藍画廊にて、2021年4月26日~5月8日。 ボール紙を格子棚のように組んで油絵具で着彩した作品6点と、矩形を緻密に描き込んでいった「方眼紙」のような水彩画2点で構成される、小林聡子の個展。 格子棚タイプ…

展覧会 佐々木成美個展『●』

展覧会『佐々木成美個展「●」』を鑑賞しての備忘録LOKO GALLERYにて、2021年4月9日~5月9日。 穴と天体、さらには洞窟やアーキタイプなどの象徴として、黒く塗りつぶされた円「●」をタイトルに冠した、佐々木成美の個展。地上(1階と2階)の展示室では油彩と…

展覧会『永遠に「新青年」なるもの―ミステリー・ファッション・スポーツ―』

展覧会『創刊101年記念展 永遠に「新青年」なるもの―ミステリー・ファッション・スポーツ―』を鑑賞しての備忘録神奈川近代文学館にて、2021年3月20日~5月16日。 1920年から1950年まで刊行された雑誌『新青年』を、本誌や原稿・原画に、写真や関連資料を交え…

展覧会 長谷川愛個展『4th Annunciation』

展覧会『長谷川愛展「4th Annunciation」』を鑑賞しての備忘録TERRADA ART COMPLEXⅡにて、2021年4月23日~5月6日。 これまで不可能だった生き方を可能にするであろうテクノロジーをいかに使いこなすかの思考実験として、異なる大気構成下での人間の性行動を…

展覧会 五十嵐大地個展『gjallarhorn』

展覧会『五十嵐大地個展「gjallarhorn」』を鑑賞しての備忘録biscuit galleryにて、2021年4月29日~5月16日。 五十嵐大地の絵画23点を紹介。 《Tilt Moon》は、コンクリートの打ちっぱなしの壁に接して置かれたコンクリート製のブロックの上に、それより小型…

展覧会 三瓶玲奈個展『熱をさわる』

展覧会『三瓶玲奈「熱をさわる」』を鑑賞しての備忘録MONO.LOGUESにて、2021年4月2日~5月3日。※当初会期4月26日までを延長。 全て"Touch the heat"と題された油彩画7点と水彩画8点で構成される三瓶玲奈の個展。 「熱をさわる」ための絵画とは一体どんなもの…

本 川端康雄『ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌』

本 川端康雄『ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌』(岩波新書新赤版1837/岩波書店/2020年)を読了しての備忘録 目次はじめに第1章 植民地生まれの奨学金少年 1903-1921インド生まれのイギリス人/セント・死ぷりアン校での学校生活/「あの楽しか…

映画『花束みたいな恋をした』

映画『花束みたいな恋をした』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。124分。監督は、土井裕泰。脚本は、坂元裕二。撮影は、鎌苅洋一。編集は、穗垣順之助。 2020年。都内のカフェ。恋人の朱音(萩原みのり)と話していた麦(菅田将暉)は、近くの席に座…

映画『街の上で』

映画『街の上で』を鑑賞しての備忘録2019年製作の日本映画。130分。監督・編集は、今泉力哉。脚本は、今泉力哉と大橋裕之。撮影は、岩永洋。 喫茶店のテーブルに一人座って本を読むシーンが4人分、連続で流れる。荒川青(若葉竜也)の部屋。テーブルの上には…

映画『BLUE ブルー』

映画『BLUE ブルー』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。107分。監督・脚本・殺障指導は、𠮷田恵輔。撮影は、志田貴之。編集は、清野英樹。 プロボクサーの瓜田(松山ケンイチ)が控室で会長(よこやまよしひろ)にバンテージを巻いてもらっている。そ…

展覧会 ムラタ有子個展『白樺の庭』

展覧会『ムラタ有子「白樺の庭」』を鑑賞しての備忘録THE GINZA SPACEにて、2021年4月5日~28日。 ムラタ有子の絵画展。壁面に飾られた23点の絵画と、会場中央に立てられた12本の《白樺》とで構成される。 「白樺の庭」と題されている通り、会場の中央には、…

展覧会 木下拓也個展

展覧会『木下拓也展』を鑑賞しての備忘録十一月画廊にて、2021年4月19日~5月1日。 木下拓也の絵画11点を紹介。 《ケシキ》では、木枠に貼った和紙の中央に波を表す淡墨の線が横切っている。その線より下には同様の線が密から疎へと間隔を空けつつ広がってい…

展覧会 赤坂有芽個展『△と布置 constellation』

展覧会『赤坂有芽個展「△と布置 constellation」』を鑑賞しての備忘録art speace kimura ASK?にて、2021年4月14日~30日。 秋田県内のある山に纏わる信仰などに触発されて制作されたアニメーションを核としたインスタレーションと、アニメーションのエスキー…

映画『SNS 少女たちの10日間』

映画『SNS 少女たちの10日間』を鑑賞しての備忘録2020年製作のチェコ映画。104分。監督は、ヴィート・クルサーク(Vít Klusák)とバルボラ・ハルポヴァー(Barbora Chalupová)。原案は、ヴィート・クルサーク(Vít Klusák)。撮影は、アダム・クルリシュ(Adam Kru…

展覧会 髙木大地個展『Light, colour, outlines』

展覧会『髙木大地「Light, colour, outlines」』を鑑賞しての備忘録2021年3月27日~4月25日。 髙木大地の絵画展。 森をモティーフとする《Moonlight》には、森の中を真っ直ぐに延びる道が自らの姿を夜空に表すかのように、両側を鬱蒼とした森に縁取られた青…

展覧会『TOKAS–Emerging 2021 第1期』

展覧会『TOKAS–Emerging 2021 第1期』を鑑賞しての備忘録トーキョーアーツアンドスペース本郷にて、2021年4月3日~5月5日。 水上愛美「Dear Sentiment」(1階)、宮川知宙「遠くを見ること/そこへ行くこと」(2階)、都賀めぐみ「大きな蛇の樹の下で」(3階…

展覧会 田中武個展『包まれている』

展覧会『田中武展「包まれている」』を鑑賞しての備忘録日本橋高島屋本館6階美術画廊Xにて、2021年4月14日~5月3日。 500号の作品《ベッドは我々の全生涯を包む。というのは、我々はベッドで生まれ、生活し、そこで死ぬのだから》を中心に、「十六恥漢図」シ…

映画『ザ・スイッチ』

映画『ザ・スイッチ』を鑑賞しての備忘録2020年製作のアメリカ映画。102分。監督は、クリストファー・ランドン(Christopher Landon)。脚本は、マイケル・ケネディ(Michael Kennedy)とクリストファー・ランドン(Christopher Landon(。撮影は、ローリー・ロー…

映画『AVA エヴァ』

映画『AVA エヴァ』を鑑賞しての備忘録2020年製作のアメリカ映画。97分。監督は、テイト・テイラー(Tate Taylor)。脚本は、マシュー・ニュートン(Matthew Newton)。撮影は、スティーブン・ゴールドブラット(Stephen Goldblatt)。編集は、ザック・ステーンバ…

展覧会 柘植萌華個展『ドロップ』

展覧会『柘植萌華「ドロップ」』を鑑賞しての備忘録Bambinart Galleryにて、2021年4月3日~18日。 柘植萌華の絵画13点を紹介する企画。 《知らん顔》は河岸の草地に立つ蝋燭を描く。草地の先には川が流れ、対岸にはコンクリートの堤防や階段、東屋などが見え…

展覧会 鈴木志歩個展『わすれもの』

展覧会『鈴木志歩展「わすれもの」』を鑑賞しての備忘録GALLERY b.TOKYOにて、2021年4月12日~17日。 鈴木志歩の絵画14点を展示。 《あちらとこちらでご挨拶》は、やや横長の画面。上部3分の1は水彩絵具が滲んだような紫色、下部3分の2はやや白味がかったエ…

映画『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』

映画『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』を鑑賞しての備忘録2020年製作の日本映画。105分。監督・脚本・編集は、池田暁。撮影は、池田直矢。 楽隊が演奏しながら鄙びた町を練り歩く。露木(前原滉)が布団から体を起こす。すり減った石鹸を使って顔を洗い、夏の…

映画『水を抱く女』

映画『水を抱く女』を鑑賞しての備忘録2020年製作のドイツ・フランス合作映画。90分。監督・脚本は、クリスティアン・ペッツォルト(Christian Petzold)。撮影は、ハンス・フロム(Hans Fromm)。編集は、ベッティナ・ベーラー(Bettina Böhler)。原題は、"Undin…

映画『アンモナイトの目覚め』

映画『アンモナイトの目覚め』を鑑賞しての備忘録2020年製作のイギリス映画。117分。監督・脚本は、フランシス・リー(Francis Lee)。撮影は、ステファーヌ・フォンテーヌ(Stéphane Fontaine)。編集は、クリス・ワイアット(Chris Wyatt)。原題は、"Ammonite"…

映画『レッド・スネイク』

映画『レッド・スネイク』を鑑賞しての備忘録2019年製作のフランス・イタリア・ベルギー・モロッコ合作映画。112分。監督・脚本は、キャロリヌ・フレスト(Caroline Fourest)。撮影は、ステファヌ・ヴァレ(Stéphane Vallée)。編集は、オドレイ・シモノー(Audr…

展覧会 吉田和夏個展『beyond the night』

展覧会『吉田和夏個展「beyond the night」』を鑑賞しての備忘録GALLERY MoMo Projectsにて、2021年3月27日~4月24日。 恐竜をモティーフとした作品を中心に27点の絵画で構成される、吉田和夏の個展。 《クラクラ》は、やや縦長の画面の左下から右上方向に向…

映画『パーム・スプリングス』

映画『パーム・スプリングス』を鑑賞しての備忘録2020年製作のアメリカ・香港合作映画。90分。監督は、マックス・バーバコウ(Max Barbakow)。原案は、マックス・バーバコウ(Max Barbakow)とアンディ・シアラ(Andy Siara)。脚本は、アンディ・シアラ(Andy Sia…

展覧会 竹内公太個展『Parallel, Body, Possession』

展覧会『竹内公太「Parallel, Body, Possession」』を鑑賞しての備忘録SNOW Contemporaryにて、2021年3月19日~4月17日。 竹内公太の過去10年の活動を、ドローイングや写真など24件の資料で振り返る企画。 《四ツ倉の洞穴》は、洞穴の中に存在した穴(!)か…

展覧会『第24回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)』

展覧会『第24回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)』を鑑賞しての備忘録川崎市岡本太郎美術館にて、2021年2月20日~4月11日。 「自由な視点と発想で、現代社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰する」岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)。第24回の応募作品616点…

映画『ビバリウム』

映画『ビバリウム』を鑑賞しての備忘録2019年製作のベルギー・デンマーク・アイルランド合作映画。98分。監督は、ロルカン・フィネガン(Lorcan Finnegan)。原案は、ギャレット・シャンリー(Garret Shanley)とロルカン・フィネガン(Lorcan Finnegan)。脚本は…