可能性 ある 島 の

芸術鑑賞の備忘録

展覧会 水野里奈個展『思わず、たち止まざるをえない。』

展覧会『水野里奈「思わず、たち止まざるをえない。」』を鑑賞しての備忘録ポーラ ミュージアム アネックスにて、2019年7月12日~28日。 水野里奈の絵画展。 《洞窟の入口》と題した作品がある。洞窟があると示されることで、先を見通すことは出来ない岩壁の…

映画『さらば愛しきアウトロー』

映画『さらば愛しきアウトロー』を鑑賞しての備忘録2018年のアメリカ映画。監督・脚本は、デビッド・ロウリー(David Lowery)。原作は、デビッド・グラン(David Grann)。原題は、"The Old Man & the Gun"。 1981年のアメリカ。74歳になるフォレスト・タッカー…

展覧会『モダン・ウーマン フィンランド美術を彩った女性芸術家たち』

展覧会『日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念 モダン・ウーマン フィンランド美術を彩った女性芸術家たち』を鑑賞しての備忘録国立西洋美術館(新館展示室)にて、2019年6月18日~9月23日。 1917年の独立前後のフィンランドを生き、同国の近代美術に…

展覧会 今村文個展『見えない庭』

展覧会『第13回 shiseido art egg 今村文展「見えない庭」』を鑑 賞しての備忘録資生堂ギャラリーにて、2019年7月5日~28日。 表題作《見えない庭》は、ベッドが置かれ、ドア・窓・曇りガラスの障子を備えた「寝室」と、その周囲に点在するクローゼット、チ…

展覧会『ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019』

展覧会『ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019』を鑑賞しての備忘録草月プラザ(草月会館)にて、2019年6月26日~7月22日。 ロエベ・ファンデーションが現代の優れた工芸作品を表彰する「クラフト プライズ」。その第3回のファイナリストの作品29…

映画『ワイルドライフ』

映画『ワイルドライフ』を鑑賞しての備忘録2018年のアメリカ映画。監督は、ポール・ダノ(Paul Dano)。原作は、リチャード・フォード(Richard Ford)の小説"Wildlife"。脚本は、ポール・ダノ(Paul Dano)とゾーイ・カザン(Zoe Kazan)。現代は、"Wildlife"。 196…

展覧会 風間サチコ個展『東京計画2019 vol.2 風間サチコ』

展覧会『αMプロジェクト2019 東京計画2019 vol.2 風間サチコ』を鑑賞しての備忘録gallery αMにて、2019年6月1日~7月13日。 2020年の五輪に向け再開発が進む東京に対し、1960年の東京五輪の際に丹下健三が発表した「東京計画1960」を引き合いに、オルタナテ…

展覧会『青のある暮らし 江戸を染める伊万里焼』

展覧会『青のある暮らし 江戸を染める伊万里焼』を鑑賞しての備忘録戸栗美術館にて、2019年7月2日~9月22日。 白い素地に青色の文様をあらわした「染付」の伊万里焼の展観。一部色絵の器も含むが、染付を中心に、青磁、瑠璃釉が並ぶ涼やかな空間。浮世絵専門…

映画『ゴールデン・リバー』

映画『ゴールデン・リバー』を鑑賞しての備忘録2018年のアメリカ・フランス・ルーマニア・スペイン合作映画。監督は、ジャック・オーディアール(Jacques Audiard)。原作は、パトリック・デウィット(Patrick deWitt)『シスターズ・ブラザーズ』("The Sisters …

展覧会 ニコラス・ハットフル個展『こころの温度』

展覧会『ニコラス・ハットフル「こころの温度」』を鑑賞しての備忘録THE CLUBにて、2019年6月29日~8月24日。 ニコラス・ハットフルの絵画展。 メイン・ヴィジュルアルに採用されている《Senven Seconds》には、布団や衣類が宙に舞い上がっていく様が描かれ…

映画『Girl ガール』

映画『Girl ガール』を鑑賞しての備忘録2018年のベルギー映画。監督は、ルーカス・ドン(Lukas Dhont)。脚本は、ルーカス・ドン(Lukas Dhont)とアンジェロ・ティヒセン(Angelo Tijssens)。 ララ(Victor Polster)はバレリーナを志す15歳。名門バレエ学校の門を…

映画『ジョナサン ふたつの顔の男』

映画『ジョナサン ふたつの顔の男』を鑑賞しての備忘録2018年のアメリカ映画。監督は、ビル・オリバー(Bill Oliver)。脚本ピーター・ニコウィッツ(Peter Nickowitz)、ビル・オリバー(Bill Oliver)、グレゴリー・デイビス(Gregory Davis)。原題は、"Jonathan"…

映画『ペトラは静かに対峙する』

映画『ペトラは静かに対峙する』を鑑賞しての備忘録2018年のスペイン・フランス・デンマーク合作映画。監督は、ハイメ・ロサレス(Jaime Rosales)。脚本は、ハイメ・ロサレス(Jaime Rosales)、ミシェル・ガスタンビデ(Michel Gaztambide)、クララ・ロケット(C…

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』を鑑賞しての備忘録2018年のポーランド・イギリス・フランス合作映画。監督は、パベウ・パブリコフスキ(Paweł Pawlikowski)。脚本は、パベウ・パブリコフスキ(Paweł Pawlikowski)、ヤヌシュ・グロワツキ(Janusz Głowacki)、…

映画『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』

映画『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』を鑑賞しての備忘録2019年のアメリカ映画。監督は、ジョン・ワッツ(Jon Watts)。脚本は、クリス・マッケーナ(Chris McKenna)とエリック・ソマーズ(Erik Sommers)。原作は、スタン・リー(Stan Lee)とスティーブ…

映画『ニューヨーク 最高の訳あり物件』

映画『ニューヨーク 最高の訳あり物件』を鑑賞しての備忘録2017年のドイツ映画。監督は、マルガレーテ・フォン・トロッタ(Margarethe von Trotta)。脚本は、パメラ・カッツ(Pamela Katz)。原題は、"Forget About Nick"。 雪が残るニューヨーク。ファッション…

展覧会 坂本夏子個展『迷いの尺度 シグナルたちの星屑に輪郭をさがして』

展覧会『坂本夏子個展「迷いの尺度 シグナルたちの星屑に輪郭をさがして」』を鑑賞しての備忘録ANOMALYにて、2019年6月8日~7月6日。 「尺度」や「シグナル」などをキーワードに制作された坂本夏子の作品展。細かな円・四角形などが繋がるように描き込まれた…

映画『ハッピー・デス・デイ』

映画『ハッピー・デス・デイ』を鑑賞しての備忘録2017年のアメリカ映画。監督は、クリストファー・ランドン(Christopher Landon)。脚本は、スコット・ロブデル(Scott Lobdell)。原題は、"Happy Death Day"。 トゥリー(Jessica Rothe)が目を覚ますと見覚えの…

展覧会 Hogalee個展『Masking / Fixing』

展覧会『Hogalee「Masking / Fixing」』を鑑賞しての備忘録Gallery OUT of PLACE TOKIOにて、2019年5月31日~年6月30日。 Hogaleeによるマスキングテープを用いた絵画展。 Hogaleeは、マスキングテープを画材としてオンナノコを壁などに描き、会期が終了する…

展覧会 田中偉一郎個展『三丁目国際芸術祭』

展覧会『田中偉一郎連載個展3rd「三丁目国際芸術祭」』を鑑賞しての備忘録TS4312にて、2019年6月7日~30日。 アンリ・マティスの縦2.6m×横3.9mの油彩画《ダンス(Ⅰ)》の前で、ブラシとパレットを持ったサングラスの男が、あたかも自作であるかのように、「…

展覧会 尾焼津早織個展『ハイパーフレーミング・コミック』

展覧会『エマージェンシーズ!037 尾焼津早織「ハイパーフレーミング・コミック」』を鑑賞しての備忘録NTTインターコミュニケーション・センターにて、2019年5月18日~8月3日。 通常とは異なったコマの割り付けで作成した漫画を撮影して動画にする「ハイパー…

映画『アマンダと僕』

映画『アマンダと僕』を鑑賞しての備忘録2018年のフランス映画。原題は、"Amanda"。監督はミカエル・アース(Mikhaël Hers)。脚本ミカエル・アース(Mikhaël Hers)とモード・アメリーヌ(Maud Ameline)。 アマンダ(Isaure Multrier)は小学校の入口で迎えを待っ…

映画『旅のおわり世界のはじまり』

映画『旅のおわり世界のはじまり』を鑑賞しての備忘録2019年の日本・ウズベキスタン・カタール合作映画。監督・脚本は黒沢清。 旅番組の取材でウズベキスタンを訪れた葉子(前田敦子)は、初日のロケの集合に遅刻してしまう。待ち合わせの場所で現地の男性に…

展覧会『JAGDA新人賞展2019』

展覧会『JAGDA新人賞展2019』を鑑賞しての備忘録クリエイションギャラリーG8にて、2019年5月28日~6月29日。 将来有望なグラフィックデザイナーに贈られる「JAGDA新人賞」の今年度(第37回)の受賞者、赤沼夏希・岡崎智弘・小林一毅の3名の仕事を紹介する企画…

展覧会『Grand Menu』

展覧会『Grand Menu』を鑑賞しての備忘録FARO Kagurazakaにて、2019年5月25日~6月22日。 我喜屋位瑳務、高木真希人、寺本愛の三人展。 寺本愛の作品について。 時間=変化=動きをわずかな差異で表現する作品が印象的。 画面右側では横座りの女性の背後に円…

映画『さよなら、退屈なレオニー』

映画『さよなら、退屈なレオニー』を鑑賞しての備忘録2018年のカナダ映画。監督・脚本は、セバスチャン・ピロット。原題は、"La disparition des lucioles"。 カナダのサグネー川に面した港町に住む女子高校生のレオ(Karelle Tremblay)。誕生日を母(Marie-Fr…

本 ベル『ささやかな頼み』

ダーシー・ベル『ささやかな頼み』〔ハヤカワ・ミステリ文庫449-1〕早川書房(2017年 )を読んでの備忘録 Darcey Bell, "A Simple Favor"(2017) 東野さやか訳 女性誌で記者をしていたステファニーは、取材で建築家のデイヴィスと知り合い、結婚する。息子マイ…

映画『ガラスの城の約束』

映画『ガラスの城の約束』を鑑賞しての備忘録2017年のアメリカ映画。監督はデスティン・ダニエル・クレットン(Destin Daniel Cretton)。脚本はデスティン・ダニエル・クレットン(Destin Daniel Cretton)とアンドリュー・ランハム(Andrew Lanham)。原作はジャ…

展覧会『THE BODY 身体の宇宙』

展覧会『THE BODY 身体の宇宙』を鑑賞しての備忘録 町田市立国際版画美術館にて、2019年4月20日~6月23日。 15世紀の西洋古版画から現代日本の美術家の作品まで、約90件の作品を通じて、人体表現を通覧する企画。 「第1章:理想の身体断章」、「断章:聖なる…

映画『ハウス・ジャック・ビルト』

映画『ハウス・ジャック・ビルト』を鑑賞しての備忘録 監督・脚本は、ラース・フォン・トリアー(Lars von Trier)。 原題は、"The House That Jack Built"。 ジャック(Matt Dillon)がヴァージ(Bruno Ganz)に来し方を語る形で物語が進行。5つの章(事件=incid…