可能性 ある 島 の

芸術鑑賞の備忘録

展覧会 MIOKO個展『大きくなったり小さくなったり』

展覧会『MIOKO「大きくなったり小さくなったり」』を鑑賞しての備忘録THE SECRET MUSEUMにて、2021年6月26日~7月25日。 身体をモティーフとする絵画7点で構成される、MIOKOの個展。 見ることは、一見すると能動的な行為に思われる。しかし、見る対象に視線…

映画『83歳のやさしいスパイ』

映画『83歳のやさしいスパイ』を鑑賞しての備忘録2020年製作のチリ・アメリカ・ドイツ・オランダ・スペイン合作映画。89分。監督・脚本は、マイテ・アルベルディ(Maite Alberdi)。撮影は、パブロ・バルデス(Pablo Valdés)。編集は、キャロライナ・シラキアン…

展覧会 片山高志個展『矩形の庭』

展覧会『片山高志個展「矩形の庭」』を鑑賞しての備忘録銀座蔦屋書店アートウォールギャラリーにて、2021年7月17日~8月6日。 「矩形の庭」としての絵画によって構成される片山高志の個展。 大きい画面(652mm×803mm)の《rectangle》は、艶やかな表面を持つた…

展覧会 八木夕菜個展『視点と形』

展覧会『八木夕菜展「視点と形」』を鑑賞しての備忘録日本橋髙島屋美術画廊Xにて、2021年7月7日~26日。 龍安寺の石庭の写真をモティーフとした「Perspective」シリーズ5点、銅やアルミに写真をプリントした作品群8点(「折」シリーズ4点、「曲」シリーズ2点…

展覧会『エマージング・アーティスト展 (Part 2)』

展覧会『エマージング・アーティスト展 (Part 2)』を鑑賞しての備忘録銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUMにて、2021年7月14日~21日。 『美術手帖』2021年2月号「ニューカマー・アーティスト100」特集で紹介された100組の作家から19名の作家を2期に分けて紹介する企…

映画『シャイニー・シュリンプス! 愉快で愛しい仲間たち』

映画『シャイニー・シュリンプス! 愉快で愛しい仲間たち』を鑑賞しての備忘録2019年製作のフランス映画。103分。監督・脚本は、セドリック・ル・ギャロ(Cédric Le Gallo)とマキシム・ゴバール(Maxime Govare)。撮影は、ジェローム・アルメーラ(Jérôme Almér…

映画『ブラック・ウィドウ』

映画『ブラック・ウィドウ』を鑑賞しての備忘録2021年製作のアメリカ映画。134分。監督は、ケイト・ショートランド(Cate Shortland)。原案は、ジャック・シェイファー(Jac Schaeffer)とネッド・ベンソン(Ned Benson)。脚本は、エリック・ピアソン(Eric Pears…

展覧会 髙木優希個展『ゆうれいのいないところで』

展覧会『髙木優希個展「ゆうれいのいないところで」』を鑑賞しての備忘録ARTDYNEにて、2021年7月2日~18日。 絵画15点で構成される髙木優希の個展。 展示作品中、最も大きな画面(1280mm×2250mm)の《Room》は、中央に置かれたチェストで半分に仕切られた部屋…

展覧会 目個展『まさゆめ』

展覧会『目「まさゆめ」』を鑑賞しての備忘録東京都心にて、2021年7月16日。 ある人物の頭部を表した気球を都心で浮かべる、荒神明香・南川憲二・増井宏文を中心としたグループ「目」によるプロジェクト。 気球で作られた頭部が浮上するとは、立ち上がること…

展覧会 会田誠個展『愛国が止まらない』

展覧会『会田誠展「愛国が止まらない」』を鑑賞しての備忘録ミヅマアートギャラリーにて、2021年7月7日~8月28日。 宙に浮かぶ巨大な兵士の亡霊が墓石のようなモニュメントに手を伸ばす立体作品《MONUMENT FOR NOTHING V~にほんのまつり~》、1粒の梅干しを…

映画『ライトハウス』

映画『ライトハウス』を鑑賞しての備忘録2019年製作のアメリカ・ブラジル合作映画。109分。監督は、ロバート・エガース(Robert Eggers)。脚本は、ロバート・エガース(Robert Eggers)とマックス・エガース(Max Eggers)。撮影は、ジェアリン・ブラシュケ(Jarin…

展覧会 荒川弘憲個展『Jamscape Insectcage』

展覧会『荒川弘憲個展「Jamscape Insectcage」』を鑑賞しての備忘録Room_412にて、2021年7月3日~11日。 展示室の入口側で映像作品《Jamscape Insectcage》を上映し、スクリーンの奥の空間では絵画と立体作品とを展示する、荒川弘憲の個展。 《Jamscape Inse…

映画『サムジンカンパニー1995』

映画『サムジンカンパニー1995』を鑑賞しての備忘録2020年製作の韓国映画。110分。監督・脚本は、イ・ジョンピル(이종필)。撮影は、パク・セスン(박세승)。編集は、ホ・ソンミ(허선미)とチョ・アヌル(조한울)原題は、"삼진그룹 영어토익반"。 1995年。韓国は…

映画『走れロム』

映画『走れロム』を鑑賞しての備忘録2019年製作のヴィェトナム映画。79分。監督・脚本は、チャン・タン・フイ(Trần Thanh Huy)。撮影は、グエン・ビン・フック(Nguyễn Vinh Phúc)。編集は、リー・チャータメーティクン(Lee Chatemetikool)とチャン・タン・フ…

展覧会『エマージング・アーティスト展 (Part 1)』

展覧会『エマージング・アーティスト展 (Part 1)』を鑑賞しての備忘録銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUMにて、2021年7月3日~11日。 『美術手帖』2021年2月号「ニューカマー・アーティスト100」特集で紹介された100組の作家から19名の作家を2期に分けて紹介する企…

展覧会 柏田彩子個展

展覧会『柏田彩子展』を鑑賞しての備忘録銀座K's Gallery-anにて、2021年7月5日~10日。 柏田彩子の絵画16点を紹介。いずれの作品も、紙をずらして貼り重ねた支持体を、それより小さいパネルに取り付け壁面から浮かせることで、支持体の層とそれがつくる影と…

映画『海辺の金魚』

映画『海辺の金魚』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。76分。監督・脚本・編集は、小川紗良。撮影は、山崎裕。 遠浅の海に入って泣き崩れる少女。棚に置かれたガラスの透明な金魚鉢。底のエアーポンプから酸素の泡が柱のように立ち上がる中を、1匹の…

展覧会 三枝愛個展『尺寸の地』

展覧会『三枝愛「尺寸の地」』を鑑賞しての備忘録Bambinart Galleryにて、2021年6月19日~7月4日。 「尺寸の地」シリーズのサイアノタイプ(日光写真)11点と、「誰かの畑」シリーズ及び「墓予定地」シリーズなどペインティング9点で構成される三枝愛の個展。…

映画『アジアの天使』

映画『アジアの天使』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。128分。監督・脚本は、石井裕也。撮影は、キム・ジョンソン。編集は、ジョ・ヒョンジュ、岡崎正弥、石井裕也。 少女が雑貨店の店内を歩き、天使の像が入ったスノーグローブに目を留める。ソウ…

展覧会 山ノ内陽介個展『Mindfulness』

展覧会『山ノ内陽介個展「Mindfulness」』を鑑賞しての備忘録GALLERY b.TOKYOにて、2021年6月28日~7月3日。 絵画21点で構成される、山ノ内陽介の個展。 メインヴィジュアルに採用されている《Mindfulness》は、濃淡の灰色の直線が組み合わされ、伸縮式アル…

映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』

映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』を鑑賞しての備忘録2020年製作のフランス映画。96分。監督は、ピエール・ピノー(Pierre Pinaud)。脚本は、ピエール・ピノー(Pierre Pinaud)、ファデット・ドゥルアール(Fadette Drouard)。撮影は、ギョーム・デフォンテー…

展覧会 秋葉麻由子個展『くだらないことの中に。』

展覧会 秋葉麻由子個展『くだらないことの中に。』を鑑賞しての備忘録アートスペース羅針盤にて、2021年6月28日~7月7日。 秋葉麻由子の絵画展。主展示室の9点と、小さな展示空間の小品群10点の19点で構成。 《花束》(2021)では、右側から突き出された右手が…

映画『クローブヒッチ・キラー』

映画『クローブヒッチ・キラー』を鑑賞しての備忘録2018年製作のアメリカ映画。109分。監督は、ダンカン・スキルズ(Duncan Skiles)。脚本は、クリストファー・フォード(Christopher Ford)。撮影は、ルーク・マクーブリー(Luke McCoubrey)。編集は、メーガン…

映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』

映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』を鑑賞しての備忘録2021年製作のアメリカ映画。97分。監督・脚本は、ジョン・クラシンスキー(John Krasinski)。撮影は、ポリー・モーガン(Polly Morgan)。編集は、マイケル・P・ショーバー(Michael P. Shawver)…

展覧会 木村萌個展『生地の庭』

展覧会『木村萌個展「生地の庭」』を鑑賞しての備忘録LOKO GALLERYで2021年6月4日~27日。 ペインティング6点、ドローイング5点に加え、掌サイズの木材に描画した「悪庭」シリーズ15点で構成される、木村萌の作品展。 展示室手前の空間には、縦2m弱×横1m弱の…

映画『Arc アーク』

映画『Arc アーク』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。127分。監督は、石川慶。原作は、ケン・リュウの短編小説「円弧(アーク)」。脚本は、石川慶と澤井香織。撮影監督は、ピオトル・ニエミイスキ。編集は、石川慶と太田義則。 暗い病院の一室。生…

映画『1秒先の彼女』

映画『1秒先の彼女』を鑑賞しての備忘録2020年製作の台湾映画。119分。監督・脚本は、チェン・ユーシュン(陳玉勳)。撮影は、チョウ・イーシェン(周宜賢)。編集は、ライ・シュウション(賴秀雄)。原題は、"消失的情人節"。 シャオチー(李霈瑜)は交番に赴き、警…

展覧会 チョン・ダウン個展『ドッぺルゲンガーノート』

展覧会『チョン・ダウン展「ドッぺルゲンガーノート」』を鑑賞しての備忘録ギャラリーなつかにて、2021年6月21日~7月3日。 「版画が作り出したイメージをドッペルゲンガーに置き換えて、オリジナルと複製の関係について考えてみる」ことをテーマに掲げた、…

映画『5月の花嫁学校』

映画『5月の花嫁学校』を鑑賞しての備忘録2020年製作のフランス映画。109分。監督は、マルタン・プロボ(Martin Provost)。脚本は、マルタン・プロボ(Martin Provost)とセブリーヌ・ヴェルバ(Séverine Werba)。撮影は、ギョーム・シフマン(Guillaume Schiffma…

展覧会『オーライ展』

展覧会『オーライ展』を鑑賞しての備忘録ミヅマアートギャラリーにて、2021年5月26日~6月26日。 境界をテーマに掲げた、ミヅマアートギャラリー所属作家5人によるグループ展。会田誠の《疫病退散アマビヱ之図》(ポスターの原画)と「パビリオン・トウキョ…