可能性 ある 島 の

芸術鑑賞の備忘録

映画『オン・ザ・ロック』

2020年製作のアメリカ映画。97分。監督・脚本は、ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)。撮影は、フィリップ・ル・スール(Philippe Le Sourd)。編集は、サラ・フラック(Sarah Flack)。原題は、"On the Rocks"。 結婚披露宴。新婦のローラ(Rashida Jones)を新郎…

映画『キーパー ある兵士の奇跡』

映画『キーパー ある兵士の奇跡』を鑑賞しての備忘録2018年製作のイギリス・ドイツ合作映画。119分。監督は、マルクス・H・ローゼンミュラー(Marcus H. Rosenmüller)。脚本は、マルクス・H・ローゼンミュラー(Marcus H. Rosenmüller)、ニコラス・J・スコフィ…

展覧会『Exploring』

展覧会『Exploring』を鑑賞しての備忘録銀座蔦屋書店のGINZA ATRIUMにて、2020年10月20日~31日。 児玉麻緒、須永有、髙畠依子、仲田智、松井えり菜が出展するグループ展。 松井えり菜の《かぼちゃホリック》は、画面いっぱいに描かれた南瓜の図。南瓜と言え…

展覧会『ポーラ ミュージアム アネックス展2020―透過と抵抗―』

展覧会『ポーラ ミュージアム アネックス展2020―透過と抵抗―』を鑑賞しての備忘録ポーラ ミュージアム アネックスにて、2020年10月15日~11月15日。 「ポーラ ミュージアム アネックス展」は、公益財団法人ポーラ美術振興財団の「若手芸術家の在外研修に対す…

映画『空に住む』

映画『空に住む』を鑑賞しての備忘録2020年製作の日本映画。118分。監督は、青山真治。原作は、小竹正人の小説『空に住む』。脚本は、青山真治と池田千尋。撮影は、中島美緒。編集は、田巻源太。 セレブが入居することで知られる都心のタワーマンション「ル…

展覧会 奥谷葵個展『日本昔話』

展覧会『奥谷葵展「日本昔話」』を鑑賞しての備忘録JINEN GALLERYにて、2020年10月20日(火)〜11月1日。 洋館の壁紙を思わせる落ち着いたベージュの画面に西洋風に表された日本の昔話にまつわるモティーフを鏤めた絵画で構成される奥谷葵の個展。 《舌切り雀…

展覧会 清水智裕個展『出現率1%』

展覧会『清水智裕展「出現率1%」』を鑑賞しての備忘録銀座三越本館7階ギャラリーにて、2020年10月21日~27日。 清水智裕の絵画展。 《遠雷》や《轟音》の佇立する女性像には「震え」を感じる。この「震え」とは、音が波として物理的力を発揮する様と言い換…

映画『博士と狂人』

映画『博士と狂人』を鑑賞しての備忘録2019年製作のイギリス・アイルランド・フランス・アイスランド合作映画。124分。監督は、P・B・シェムラン(P. B. Shemran)。原作は、サイモン・ウィンチェスター(Simon Winchester)の『博士と狂人:世界最高の辞書OEDの…

展覧会 小川愛個展『sand sea』

展覧会『小川愛「sand sea」』を鑑賞しての備忘録gallery N 神田社宅にて、2020年10月17~31日。 トーストの立体作品のような絵画(キャンバスに油彩)のシリーズから成る、小川愛の個展。 バターやジャム、半熟の目玉焼きなどが載ったトーストが壁面に並ん…

映画『行き止まりの世界に生まれて』

映画『行き止まりの世界に生まれて』を鑑賞しての備忘録2018年製作のアメリカ映画。93分。監督・撮影は、ビン・リュー(Bing Liu)。編集は、ジョシュア・アルトマン(Joshua Altman)とビン・リュー(Bing Liu)。原題は、"Minding the Gap"。 イリノイ州ロックフ…

映画『蒲田前奏曲』

映画『蒲田前奏曲』を鑑賞しての備忘録2020年製作の日本映画。117分。監督・脚本は、中川龍太郎(「蒲田哀歌」)、穐山茉由(「呑川ラプソディ」)、安川有果(「行き止まりの人々」)、渡辺紘文(「シーカランスどこへ行く」)。 「蒲田哀歌」多摩川から蒲…

展覧会『永井一正の絵と言葉の世界』

展覧会『いきることば つむぐいのち 永井一正の絵と言葉の世界』を鑑賞しての備忘録ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて、2020年10月9日~11月21日。 グラフィックデザイナー永井一正の言葉といきものを描いた絵(「LIFE」シリーズ)とをまとめた本『いき…

展覧会 田中義樹個展『ジョナサンの目の色めっちゃ気になる』

展覧会『田中義樹展「ジョナサンの目の色めっちゃ気になる」』を鑑賞しての備忘録ガーディアン・ガーデンにて、2020年9月15日~10月17日。 第21回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者である田中義樹の個展。企画趣旨を記した作家のエッセイを掲載したリ…

映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』

映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』を鑑賞しての備忘録2019年製作のアメリカ映画。120分。監督は、ジョー・タルボット(Joe Talbot)。原案は、ジミー・フェイルズ(Jimmie Fails)とジョー・タルボット(Joe Talbot)。脚本は、ジョー・タルボッ…

展覧会 舩戸彩子個展『茂みの中の雑誌について』

展覧会『舩戸彩子個展「茂みの中の雑誌について」』を鑑賞しての備忘録TAKU SOMETANI GALLERYにて、2020年10月3日~25日。 成年向け写真誌の女性モデルを撮影したグラビアページに着彩した作品。ページを開いた状態の雑誌が、1誌ずつ、壁面に設置した台座に…

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』を鑑賞しての備忘録2019年製作の韓国映画。118分。監督は、キム・ドヨン(김도영)。原作は、チョ・ナムジュ(조남주)の小説『82年生まれ、キム・ジヨン(82년생 김지영)』。撮影は、イ・スンジェ(이성재)。編集は、シン・ミン…

展覧会 大渕花波個展『おばけのプラクティス』

展覧会『大渕花波個展「おばけのプラクティス」』を鑑賞しての備忘録Gallery b. Tokyoにて、2020年10月12日~17日。 展覧会では、多くの場合、絵画は額装された状態で展示されるが、図録に収録される図版などでは額縁の存在は当然のごとく消去される。そのよ…

展覧会『新・今日の作家展2020 再生の空間』

展覧会『新・今日の作家展2020 再生の空間』を鑑賞しての備忘録横浜市民ギャラリーにて、2020年9月22日~10月11日。 1階展示室で地主麻衣子の映像作品4点を、地下1階展示室で山口啓介の絵画と関連作品・資料を展示。 地主麻衣子《メキシコシティの探偵》は、…

映画『異端の鳥』

映画『異端の鳥』を鑑賞しての備忘録2019年製作のチェコ・スロバキア・ウクライナ合作映画。169分。監督・脚本は、バーツラフ・マルホウル(Václava Marhoula)。原作は、イェジー・コシンスキ(Jerzy Kosiński)の小説『ペインテッド・バード(The Painted Bird)…

展覧会『Echoes of Monologues』

展覧会『Echoes of Monologues』を鑑賞しての備忘録ANOMALYにて、2020年9月16日~10月10日。 食べ物や人形など身近なものに目を向ける今井麗の絵画作品、家電・自動車・楽器など制作されたサウンド・スカルプチャーを制作する宇治野宗輝の映像作品、映像作家…

映画『ある画家の数奇な運命』

映画『ある画家の数奇な運命』を鑑賞しての備忘録2018年製作のドイツ映画。189分。監督・脚本は、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク(Florian Henckel von Donnersmarck)。撮影は、ケイレブ・デシャネル(Caleb Deschanel)。編集は、パトリシア・…

展覧会 久野彩子・八木夕菜二人展『都市の輪郭』

展覧会『都市の輪郭―久野彩子・八木夕菜』を鑑賞しての備忘録日本橋髙島屋〔美術画廊X〕にて、2020年9月16日~10月5日。 久野彩子のロストワックス鋳造技法による金工と、八木夕菜のガラスやアルゴリズムにより変容を加えた写真とを紹介。 久野彩子の《trans…

展覧会『JAGDA新人賞展2020 佐々木俊・田中せり・西川友美』

展覧会『JAGDA新人賞展2020 佐々木俊・田中せり・西川友美』を鑑賞しての備忘録クリエイションギャラリーG8にて、2020年9月8日~10月15日。 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が『Graphic Design in Japan』出品者の中から選出した「JAGDA新人賞」受賞…

展覧会『ポーラ ミュージアム アネックス展2020―真正と発気―』

展覧会『ポーラ ミュージアム アネックス展2020―真正と発気―』を鑑賞しての備忘録ポーラ ミュージアム アネックスにて、2020年9月26日~10月11日。 「ポーラ ミュージアム アネックス展」は、公益財団法人ポーラ美術振興財団の「若手芸術家の在外研修に対す…

展覧会 川田龍個展『Self-portrait』

展覧会『川田龍「Self-portrait」』を鑑賞しての備忘録Bambinart Galleryにて、2020年9月26日~10月11日。 自画像のみで構成される川田龍の個展。 《Self-portrait(Judith)》では、ユディトに切断されたホロフェルネスの首に作家自らの顔を投映している。ク…

映画『エマ、愛の罠』

映画『エマ、愛の罠』を鑑賞しての備忘録2019年製作のチリ映画。107分。監督は、パブロ・ラライン(Pablo Larrain)。脚本は、ギレルモ・カルデロン(Guillermo Calderón)、パブロ・ラライン(Pablo Larrain)、アレハンドロ・モレノ(Alejandro Moreno)。撮影は、…

展覧会『真珠―海からの贈りもの』(2)ショーン・タン「壊れたおもちゃ」

そごう美術館で開催中の『ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ』(2020年9月5日~10月18日)では、オーストラリアの絵本作家ショーン・タンの絵本・アニメーションの原画やスケッチなどが紹介されている。会場に展示されている『遠い町から来た話』所…

映画『フェアウェル』

映画『フェアウェル』を鑑賞しての備忘録2019年製作のアメリカ映画。100分。監督・脚本は、ルル・ワン(Lulu Wang)[王子逸]。撮影は、アンナ・フランケスカ・ソラーノ(Anna Franquesa Solano)[安娜·法兰奎萨·索拉诺]。編集は、マシュー・フリードマン(Matthew…

映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』

映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』を鑑賞しての備忘録2019年製作の韓国映画。108分。監督・脚本は、キム・スンウ(김승우)。撮影は、イ・モゲ(이모개)。編集は、キム・チャンジュ(김창주)。原題は、"나를 찾아줘"。 干潟の中を走る直線道路。一人の女性…

展覧会『描かれたプール、日焼けあとがついた』

展覧会『都美セレクション グループ展 2020 描かれたプール、日焼けあとがついた』を鑑賞しての備忘録東京都美術館〔ギャラリーA〕にて、2020年9月11日~30日。 松本玲子と齋藤春佳を発起人に、大木裕之、長田奈緒、高石晃、冨井大裕が参加した「日焼け派」…