可能性 ある 島 の

芸術鑑賞の備忘録

映画『ひらいて』

映画『ひらいて』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。121分。監督・脚本・編集は、首藤凜。原作は、綿矢りさの小説『ひらいて』。撮影は、岩永洋。 地方都市にある高校の、早朝、まだ誰もいない教室。「3月生まれは変わり者ばかりだと言っていましたね…

展覧会 加賀谷真秀個展『part of yours』

展覧会『加賀谷真秀個展「part of yours」』を鑑賞しての備忘録BLANKにて、2021年10月19日~24日。 主に赤、黄、白の系統の絵具を荒々しく塗った画面に、スラブセリフ調の書体で"skin"と記した絵画シリーズ30点で構成される、加賀谷真秀の個展。 正方形また…

展覧会 ヒルミ・ジョハンディ個展『Landscapes and Paradise: Poolscapes』

展覧会『ヒルミ・ジョハンディ「Landscapes and Paradise: Poolscapes」』を鑑賞しての備忘録オオタファインアーツにて、2021年10月2日~11月20日。 7点の絵画と、2点の舞台の書割のような作品から成る、ヒルミ・ジョハンディの個展。 《My Raffles Experien…

展覧会 大久保如彌個展『From Here to Somewhere, From Somewhere to Here』

展覧会『大久保如彌「From Here to Somewhere, From Somewhere to Here」』を鑑賞しての備忘録GALLERY MoMo Projectsにて、2021年9月25日~10月23日。 絵画9点と、中に10点の絵画を敷き詰めたテントから構成される、大久保如彌の個展。 《From Here to Somew…

展覧会 西村藍個展『私を許さない光』

展覧会『西村藍個展「私を許さない光」』を鑑賞しての備忘録ギャルリー東京ユマニテ〔humanité bis〕にて、2021年10月18日~23日。 西村藍の絵画11点(大画面作品3点と小画面作品8点)を展観。 《二つの晩餐》(1750mm×2730mm)は、右側奥にある淡い灰青色のカ…

映画『ONODA 一万夜を越えて』

映画『ONODA 一万夜を越えて』を鑑賞しての備忘録2021年製作のフランス・ドイツ・ベルギー・イタリア・日本合作映画。174分。監督は、アルチュール・アラリ(Arthur Harari)。脚本は、アルチュール・アラリ(Arthur Harari)とバンサン・ポワミロ(Vincent Poymi…

映画『キャンディマン』

映画『キャンディマン』を鑑賞しての備忘録2021年製作のアメリカ映画。91分。監督は、ニア・ダコスタ(Nia DaCosta)。原作は、クライブ・バーカー(Clive Barker)の短編小説「禁じられた場所(The Forbidden)」及びバーナード・ローズ(Bernard Rose)監督・脚本…

映画『DUNE デューン 砂の惑星』

映画『DUNE デューン 砂の惑星』を鑑賞しての備忘録2021年製作のアメリカ映画。155分。監督は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ(Denis Villeneuve)。原作は、フランク・ハーバート(Frank Herbert)の小説『デューン 砂の惑星(Dune)』。脚本は、ジョン・スパイツ(Jon Spa…

展覧会 村田文佳個展『お月見』

展覧会『村田文佳「お月見」』を鑑賞しての備忘録Ohshima Fine Artにて、2021年9月18日~10月9日。 村田文佳の絵画5点を展観。 《月見風呂》は円形の画面(直径800mm)に銭湯の大浴場を描いている。画面の手前には苔の生えた岩のような物に、ドミニク・アング…

映画『最後の決闘裁判』

映画『最後の決闘裁判』を鑑賞しての備忘録2021年製作のアメリカ映画。153分。監督は、リドリー・スコット(Ridley Scott)。原作は、エリック・ジェイガーのノンフィクション『最後の決闘裁判(The Last Duel: A True Story of Trial by Combat in Medieval Fr…

映画『PITY ある不幸な男』

映画『PITY ある不幸な男』を鑑賞しての備忘録2018年製作のギリシャ・ポーランド合作映画。99分。監督は、バビス・マクリディス(Μπάμπης Μακρίδης)。脚本は、エフティミス・フィリポ(Ευθύμης Φιλίππου),とバビス・マクリディス(Μπάμπης Μακρίδης)。撮影は、…

映画『由宇子の天秤』

映画『由宇子の天秤』を鑑賞しての備忘録2020年製作の日本映画。152分。監督・脚本・編集は、春本雄二郎。撮影は、野口健司。 関東近郊の河川敷。川の傍に立った長谷部仁(松浦祐也)が1人リコーダーを吹いている。その様子をカメラマンの池田(木村知貴)が…

展覧会 橋本晶子個展『I saw it, it was yours.』

展覧会『橋本晶子「I saw it, it was yours.」』を鑑賞しての備忘録ギャラリー小柳にて、2021年9月11日~10月30日。 鉛筆で描いた写実的な絵画を中心とした、橋本晶子の個展。 《Curtain》は、5枚のトレーシング・ペーパーを継ぎ合わせて、ギャラリーの1つの…

展覧会 中村萌個展『our whereabouts―私たちの行方―』

展覧会 中村萌個展『our whereabouts―私たちの行方―』を鑑賞しての備忘録ポーラ ミュージアム アネックスにて、2021年9月3日~10月10日。 楠の彫刻作品9点と楠の板に描いた絵画15点で構成される、中村萌の個展。 プラトンやアリストテレスにはじまる古代ギリ…

映画『レミニセンス』

映画『レミニセンス』を鑑賞しての備忘録2021年製作のアメリカ映画。116分。監督・脚本は、リサ・ジョイ(Lisa Joy)。撮影は、ポール・キャメロン(Paul Cameron)。編集は、マーク・ヨシカワ(Mark Yoshikawa)。原題は、"Reminiscence"。 人は過去に取り憑かれ…

展覧会 内田麗奈個展『クロマニヨンの夢』(2021)

展覧会『内田麗奈「クロマニヨンの夢」』を鑑賞しての備忘録HIGURE 17-15 casにて、2021年10月3日~16日。 ベロアを支持体に描いた絵画をカーテンのように仕立てた「クロマニヨンの夢」シリーズ5点で構成される、内田麗奈の個展。 バタイユはその晩年の著作…

映画『護られなかった者たちへ』

映画『護られなかった者たちへ』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。134分。監督は、瀬々敬久。原作は、中山七里の小説『護られなかった者たちへ』。脚本は、林民夫と瀬々敬久。撮影は、鍋島淳裕。編集は、早野亮。 大規模な津波に飲み込まれた街。高…

展覧会 みさかほ穂個展『あなたをみている』

展覧会『みさかほ穂個展「あなたをみている」』を鑑賞しての備忘録新宿眼科画廊〔スペースS〕にて、2021年10月1日~6日。 女性の裸体をモティーフとしたドローイング作品27点で構成される、みさかほ穂の個展。 臀部を突き出してやや前屈みの姿勢で顔を左に向…

展覧会『村田沙耶香のユートピア “正常”の構造と暴力』

展覧会『村田沙耶香のユートピア “正常”の構造と暴力』を鑑賞しての備忘録GYRE GALLERYにて、2020年8月20日~10月17日。 村田沙耶香の3点の小説『消滅世界』・『コンビニ人間』・『生命式』に表された「ユートピア」を、村田沙耶香の小説から引用された言葉…

展覧会 山城知佳子個展『リフレーミング』

展覧会 山城知佳子個展『リフレーミング』を鑑賞しての備忘録東京都写真美術館にて、2021年8月17日~10月10日。 5章10件で構成される、山城知佳子の個展。「起点―そこにある風景」では映像作品《BORDER》(2002)を、「私というメディア」では3点の映像作品《I…

映画『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』

映画『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』を鑑賞しての備忘録2019年製作のアメリカ映画。120分。監督は、ダリウス・マーダー(Darius Marder)。原案は、ダリウス・マーダー(Darius Marder)とデレク・シアンフランス(Derek Cianfrance)。脚本は、ダ…

映画『TOVE トーベ』

映画『TOVE トーベ』を鑑賞しての備忘録2020年製作のフィンランド・スウェーデン合作映画。103分。監督は、ザイダ・バリルート(Zaida Bergroth)。原案は、エーバ・プトロ(Eeva Putro)とヤルノ・エロネン(Jarno Elonen)。脚本は、エーバ・プトロ(Eeva Putro)…

展覧会『第15回 shiseido art egg 第1期 石原海「重力の光」』

展覧会『第15回 shiseido art egg 第1期 石原海「重力の光」』を鑑賞しての備忘録資生堂ギャラリーにて、2021年9月14日~10月10日。 2006年から行われている、新進作家による資生堂ギャラリーを会場とした展覧会企画公募プログラム「shiseido art egg」の入…

展覧会『新・今日の作家展2021 日常の輪郭』

展覧会『新・今日の作家展2021 日常の輪郭』を鑑賞しての備忘録横浜市民ギャラリーにて、2021年9月18日~10月10日。 1階展示室1では百瀬文の映像作品4点、《To See Her on the Mountain》(2013)、《山羊を抱く/貧しき文法》(2016)、《Born to Die》(2020)、…

映画『空白』

映画『空白』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。107分。監督・脚本は、𠮷田恵輔。撮影は、志田貴之。編集は、下田悠。 白い波を立てて進む漁船。添田充(古田新太)が野木龍馬(藤原季節)に厳しく指示を飛ばしながら、網入れを開始する。曳き綱を延…

映画『殺人鬼から逃げる夜』

映画『殺人鬼から逃げる夜』を鑑賞しての備忘録2021年製作の韓国映画。104分。監督・脚本は、クォン・オスン(권오승)。撮影は、チャ・テクギュン(차택균)。編集は、イ・カンヒ(이강희)。原題は、"미드나이트"。 夜の工場地帯。仕事を終えた女性(나윤성)が電…

展覧会 ギイ・ブルダン個展『The Absurd and The Sublime』

展覧会『ギイ ブルダン展「The Absurd and The Sublime」』を鑑賞しての備忘録シャネル・ネクサス・ホールにて、2021年9月8日~10月24日。 ギイ・ブルダン(1928-1991)の写真60点強を展観。 「Vogue Paris」1975年6月号の写真は、道路を俯瞰して撮影した縦長…

映画『整形水』

映画『整形水』を鑑賞しての備忘録2020年製作の韓国アニメーション映画。85分。監督は、チョ・ギョンフン(조경훈)。原作は、オ・ソンデ(오성대)のマンガ『奇々怪々(기기괴괴)』所収の「整形水(성형수)」。脚本は、イ・ハンビン(이한빈)。撮影は、ムン・ソン…

展覧会 石場文子個展『不在(ない)と存在(ある)』

展覧会『3331 GALLERY #042 3331 ART FAIR recommended artists 石場文子個展「不在(ない)と存在(ある)」』を鑑賞しての備忘録3331 GALLERYにて、2021年9月17日~10月17日。 写真作品の「白のある風景」(13点)、「《 》」(3点)、「Hole」(3点)、「…

展覧会 小林正人個展『この星の家族』

展覧会『小林正人「この星の家族」』を鑑賞しての備忘録シュウゴアーツにて、2021年9月10日~10月16日。 《画家の肖像》、《この星のモデル(胸に傷がある女)》、《この星のモデル(ランニングマン) ペア》の3点の絵画で構成される、小林正人の個展。 《画…