2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧
展覧会『斉と公平太個展「Big history & Days」』を鑑賞しての備忘録TALION GALLERYにて、2023年3月4日~4月2日。 個人の時間と人類の歴史とを対照させることで美術そのものの在り方を問う、斉と公平太の個展。 白い画面に赤い線で菱形を表わした3点の絵画《…
展覧会『宮内由梨「Scraped Script はがされた余韻や明ける癒紋」』を鑑賞しての備忘録gallery N 神田社宅にて、2023年3月11日~30日。 皮膚をモティーフとした作品で構成される、宮内由梨の個展。 (略)なぜなら、われわれはすでに『旧約』の「ヨブ記」の…
映画『The Son 息子』を鑑賞しての備忘録2022年製作のイギリス映画。123分。監督は、フロリアン・ゼレール(Florian Zeller)。原作は、フロリアン・ゼレール(Florian Zeller)の戯曲『Le Fils』。脚本は、フロリアン・ゼレール(Florian Zeller)とクリストファ…
展覧会『山下拓也「愛、嫉妬、別れ(ムンクやカニエをサンプリングして)」by TALION GALLERY』を鑑賞しての備忘録CADAN有楽町にて、2023年3月15日~4月2日。 巨大な木版画《The Woodcut printings from the bedroom》を中心に、ラップのリリックをモティー…
展覧会『五味謙二展「built to last」』を鑑賞しての備忘録日本橋髙島屋本館6階美術画廊Xにて、2023年3月15日~4月3日。 「彩土器」シリーズと「shi-tou」シリーズのやきもので構成される、五味謙二の個展。 「彩土器」シリーズは、赤血球のような細胞、アメ…
映画『ロストケア』を鑑賞しての備忘録2023年製作の日本映画。114分。監督は、前田哲。原作は、葉真中顕の小説『ロスト・ケア』。脚本は、龍居由佳里と前田哲。撮影は、板倉陽子。照明は、緑川雅範。録音は、小清水建治。美術は、後藤レイコ。衣装は、荒木里…
展覧会『蔡云逸「The Last Evil in the world」』を鑑賞しての備忘録GALLERY b.TOKYOにて、2023年3月20日~25日。 油彩とテンペラによる大画面作品、サイアノタイプによるドローイング、木版画など19点で構成される蔡云逸の個展。 《A glimpse of the red dr…
映画『青春弑恋』を鑑賞しての備忘録2021年製作の台湾映画。127分。監督は、フー・ウェイティン(何蔚庭)。脚本は、フー・ウェイティン(何蔚庭)とソン・カンシン(宋康欣)。撮影は、ジャン=ルイ・ヴィアラール(強-路易·維亞拉/Jean-Louis Vialard)。美術は、…
高山羽根子『首里の馬』〔新潮文庫た-135-1〕新潮社(2023)を読了しての備忘録 沖縄の港川。アメリカ領時代に建設されたアメリカ人住宅が観光地と化している。その近傍にあるコンクリート素地のままの建物に「沖縄及び島嶼資料館」なる私設博物館がある。未名…
映画『アラビアンナイト 三千年の願い』を鑑賞しての備忘録2022年製作のオーストラリア・アメリカ合作映画。108分。監督は、ジョージ・ミラー(George Miller)。原作は、A・S・バイアット(A. S. Byatt)の小説"The Djinn in the Nightingale's Eye"。脚本は、…
展覧会『戸谷森「pass by」』を鑑賞しての備忘録2023年2月24日~3月20日。 10点の油彩画で構成される戸谷森の個展。 表題作の《pass by》(273mm×273mm)は、白みがかったくすんだ青を中心に、画面左下や右端に深緑、画面左上に黄が、いずれも右上から左下へ向…
映画『コンペティション』を鑑賞しての備忘録2021年製作のスペイン・アルゼンチン合作映画。114分。監督は、ガストン・ドゥプラット(Gastón Duprat)とマリアノ・コーン(Mariano Cohn)。脚本は、アンドレス・ドゥプラット(Andrés Duprat)、ガストン・ドゥプラ…
展覧会『ヴォルフガング・ティルマンス「Moments of Life」』を鑑賞しての備忘録エスパス ルイ・ヴィトン東京にて、2023年2月2日~6月11日。 フォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵作品で構成される写真家ヴォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)の個展。…
展覧会『マベル・ポブレット「WHERE OCEANS MEET」』を鑑賞しての備忘録シャネル・ネクサス・ホールにて、2023年3月1日~4月2日。 海や女性などをモティーフにした写真・映像・インスタレーションで構成されるマベル・ポブレット(Mabel Poblet)の個展。 「My…
映画『エッフェル塔 創造者の愛』を鑑賞しての備忘録2021年製作のフランス・ベルギー・ドイツ合作映画。108分。監督は、マルタン・ブルブロン(Martin Bourboulon)。脚本は、キャロリヌ・ボングラン(Caroline Bongrand)。トマ・ビデガン(Thomas Bidegain)、マ…
展覧会『岡村桂三郎展』を鑑賞しての備忘録コバヤシ画廊にて、2023年3月6日~18日。 一対の象、一対の鶴、1頭の犬を描いた5点の絵画で構成される、岡村桂三郎の個展。別室に小品21点を展示。 《白象図23-1》(2300mm×2400mm×80mm)は、縦長の3つのパネルを屏風…
展覧会『第16回shiseido art egg YU SORA展「もずく、たまご」』資生堂ギャラリーにて、2023年3月7日~4月9日。 室内のありふれた品々を、白い布に黒糸や白糸の刺繍で表した平面的な作品や、実寸の白い立体作品に置き換えたインスタレーションなどで構成され…
展覧会『水野里奈展「アトリエの景色」』を鑑賞しての備忘録新宿髙島屋10階美術画廊にて、2023年3月1日~13日。 筒描き的描線や水墨画のモティーフを盛り込んだ花やクリスタルに溢れる鮮やかな色彩の油彩画10点、それらに登場するモティーフを取り上げたモノ…
映画『フェイブルマンズ』を鑑賞しての備忘録2022年製作のアメリカ映画。151分。監督は、スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)。脚本は、スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)とトニー・クシュナー(Tony Kushner)。撮影は、ヤヌス・カミン…
映画『オットーという男』を鑑賞しての備忘録2022年製作のアメリカ映画。126分。監督は、マーク・フォースター。原作は、フレドリック・バックマンの小説『幸せなひとりぼっち(En man som heter Ove)』及びハンネス・ホルム(Hannes Holm)監督のスウェーデン…
展覧会『中西伶「街への距離、画家の記憶」』を鑑賞しての備忘録OIL by 美術手帖ギャラリーにて、2023年2月17日~3月13日。 中西伶の絵画「flower of life」シリーズ5点を展観。3点はフィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)の、1点はポール・ゴーギ…
展覧会『吉永朋希個展「人間模様」』を鑑賞しての備忘録GALLERY b.TOKYOにて、2023年3月6日~11日。 主に恰もクローンのように同じ姿をした人物が縦横に並んで画面を覆う作品で構成される、吉永朋希の絵画展。全16点。《人間模様》や《アイデンティティー》…
映画『マジック・マイク ラストダンス』を鑑賞しての備忘録2023年製作のアメリカ映画。112分。監督は、スティーブン・ソダーバーグ(Steven Soderbergh)。脚本は、リード・キャロリン(Reid Carolin)。撮影は、ピーター・アンドリュース(Peter Andrews)。美術…
映画『コンパートメント No.6』を鑑賞しての備忘録2021年製作のフィンランド・ロシア・エストニア・ドイツ合作映画。107分。監督は、ユホ・クオスマネン(Juho Kuosmanen)。原作は、ロサ・リクソム(Rosa Liksomin)の小説"Hytti nro 6"。脚本は、アンドニス・…
展覧会『宮島達男「Numerical Beads Painting」』を鑑賞しての備忘録SCAI THE BATHHOUSEにて、2023年2月28日~4月15日。 作家を代表するシリーズであるLEDのデジタル・カウンターを用いた作品3点に加え、最新作の、キャンヴァスの格子に1から9までのアラビア…
展覧会『國分莉佐子・斉木駿介・德永葵「はたからみる」』を鑑賞しての備忘録新宿眼科画廊〔スペースM〕にて、2023年2月24日~3月15日。 國分莉佐子、斉木駿介、德永葵の3名の作家の絵画を展観。 〔德永葵の作品について〕德永葵《たこやき》(910mm×1167mm)…
映画『もう、歩けない男』を鑑賞しての備忘録2020年製作のアメリカ映画。100分。監督は、マイケル・アッペンダール(Michael Uppendahl)。脚本は、マイク・ヤング(Mike Young)、マイケル・バーク(Michael Burke)、ロビン・ファイト(Robin Veith)、ブレット・…
展覧会『交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー』を鑑賞しての備忘録東京都庭園美術館にて、2022年12月17日~2023年3月5日。 現在のライフスタイルの原型が形成された、20世紀初頭から第二次世界大戦直前まで(1903~1938)のドイツ、オーストリア、フラン…
映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を鑑賞しての備忘録2022年製作/139分/G/アメリカ 監督・脚本は、ダニエル・クワン(Daniel Kwan)とダニエル・シャイナート(Daniel Scheinert)。撮影は、ラーキン・サイプル(Larkin Seiple)。美…
展覧会『FACE展2023』を鑑賞しての備忘録SOMPO美術館にて、2023年2月18日~3月12日。 年齢・所属を問わない公募形式の展覧会「FACE展」の第11回展。応募作品全1,064点から入選した81点(うち、グランプリを初めとする受賞作品は9点)を展観。 グランプリ受賞…