2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧
展覧会『大野智史「Sleep in Jungle.」』を鑑賞しての備忘録小山登美夫ギャラリーにて、2020年3月7日~4月4日。※3月31日までに会期短縮。 大野智史の絵画展。 展覧会タイトルと同じ《Sleep in Jungle.》と題された作品は複数ある。グラスのステムとフット・…
展覧会『日々 HIBI』を鑑賞しての備忘録gallery TOWEDにて、2020年3月13日~29日。 綱田康平(絵画)、小渕祥子(焼き物)、佐貫絢郁(絵画)のグループ展。 綱田康平の作品について壁面に3段6列で展示されていた綱田康平のドローイング作品が印象に残った。…
展覧会『高見澤峻介個展「Screening Organon」』を鑑賞しての備忘録CASHIにて、2020年3月26日~4月12日。 高見澤峻介による蝋燭の炎を用いた発電装置を用いた作品の展示。 温度差を生じさせることで金属中の電子が移動する(=電流が発生する)「ゼーベック…
展覧会『スクリプカリウ落合安奈「Imagine opposite shore―対岸を想う」』を鑑賞しての備忘録銀座蔦屋書店アートウォールギャラリーにて、2020年2月27日~3月31日。 人々を「繋ぐ」と同時に「阻む」という海の役割に着目した写真「向こうの、うらがわ」シリ…
映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』を鑑賞しての備忘録2018年のアメリカ映画。監督は、ジョン・チェスター(John Chester)。脚本は、ジョン・チェスター(John Chester)とマーク・モンロー(Mark Monroe)。原題は、"The Biggest Little F…
展覧会『チェン-ダオ・リー新作展「Sleepless in Tokyo」』を鑑賞しての備忘録メグミオギタギャラリーにて、2020年3月13日~28日。 台湾の作家チェン-ダオ・リーの作品14点を紹介。 《Sleepless No.1》には、リンゴを手にしたディズニーの白雪姫が大きく描か…
展覧会『水野里奈「みてもみきれない。」』を鑑賞しての備忘録ミヅマアートギャラリーにて、2020年3月4日~28日。 水野里奈の絵画展。《入れ子状の建物》を中心に大画面の油彩を並べた展示室と、ドローイングを集めた小部屋との二部構成。 《入れ子状の建物…
映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』を鑑賞しての備忘録2020年のアメリカ映画。監督は、キャシー・ヤン(Cathy Yan)。脚本は、クリスティーナ・ホドソン(Christina Hodson)。原題は、"Birds of Prey: And the Fantabulous Emancipation of …
映画『シェイクスピアの庭』を鑑賞しての備忘録2018年のイギリス映画。監督は、ケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)。脚本は、ベン・エルトン(Ben Elton)。原題は、"All Is True"。 1613年6月29日、ロンドン。ウィリアム・シェイクスピア(Kenneth Branagh)作…
展覧会『南谷理加「WONDERLAND」』を鑑賞しての備忘録Bambinart Galleryにて、2020年2月29日~3月22日。 南谷理加の絵画展。20点弱の作品が並ぶ。 世界は容易に現実と地続きにある「超現実」へと入り込む。そのことをモティーフのちょっとした組み合わせ方あ…
展覧会『山口英紀個展「往来」』を鑑賞しての備忘録日本橋髙島屋美術画廊Xにて、2020年3月11日~30日。 山口英紀の水墨画展。 《往来~ブルックリン橋、ニューヨーク~》のセピアの画面には、手前から奥へと高速道路がのび、それを目でたどると、主塔とメイ…
映画『Red』を鑑賞しての備忘録2020年の日本映画。監督は、三島有紀子。原作は、島本理生の小説『Red』。脚本は、池田千尋と三島有紀子。 雪の降りしきる夜、街道沿いの電話ボックスで、村主塔子(夏帆)が電話をかけている。通り過ぎるトラックから赤いバン…
映画『ファンシー』を鑑賞しての備忘録2019年の日本映画。監督は、廣田正興。原作は、山本直樹の漫画『ファンシー』。脚本は、今奈良孝行と廣田正興。 長野県千曲市の戸倉上山田温泉。ある郵便局に、サングラスをかけっぱなしの配達スタッフ鷹巣明(永瀬正敏…
展覧会『李禹煥 絵画展』を鑑賞しての備忘録SCAI THE BATHHOUSEにて、2020年3月6日~4月25日。 やや温かみのある白で地塗りを施したキャンヴァスに、影(黒)から光(白)へのグラデーションを表した寒色や暖色の花器や棗などを思わせる色面が1つないし2つ描…
映画『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』を鑑賞しての備忘録2018年のカナダ・イギリス合作映画。監督・原作は、グザビエ・ドラン(Xavier Dolan)。脚本は、グザビエ・ドラン(Xavier Dolan)とジェイコブ・ティアニー(Jacob Tierney)。原題は、"The Death and Li…
展覧会 SHIMURAbros個展『Evacuation』を鑑賞しての備忘録東京画廊+BTAPにて、2020年3月7日~28日。 SHIMURAbrosの映像作品《Evacuation》(2019)を中心とした展観。映像作品《Reflections》(2014)、立体作品の《Trace-SKY-Floating Clouds 11(Ed.1/2))》(201…
映画『レ・ミゼラブル』を鑑賞しての備忘録2019年のフランス映画。監督は、ラジ・リ(Ladj Ly)。脚本は、ラジ・リ(Ladj Ly)、ジョルダーノ・ジェデルリーニ(Giordano Gederlini)、アレクシス・マネンティ(Alexis Manenti)。原題は、"Les misérables"。 2018年…
展覧会『淺井裕介個展「なんか/食わせろ」』を鑑賞しての備忘録ANOMALYにて、2020年3月7日~4月4日。 制作地の土を用いた絵画などで知られる淺井裕介の個展。 作者が「土と水と血と脂」と題した文章を展覧会に寄せている。滞在先で絵具として用いる土を手に…
展覧会『Houxo Que「Proxy」』を鑑賞しての備忘録Gallery OUT of PLACE TOKIOにて、2020年2月21日~3月29日。 Houxo Queによる、液晶ディスプレイを支持体として描いた「絵画」を中心とした作品展。 Houxo Queの「絵画」の支持体である液晶ディスプレイは1秒…
映画『ジュディ 虹の彼方に』を鑑賞しての備忘録2019年のイギリス映画。監督は、ルパート・グールド(Rupert Goold)。原作は、ピーター・キルター(Peter Quilter)のミュージカル"End of the Rainbow"。脚本は、トム・エッジ(Tom Edge)。原題は、"Judy"。 幼い…
映画『犬鳴村』を鑑賞しての備忘録2020年の日本映画。監督・原案は、清水崇。脚本は、保坂大輔と清水崇。 西田明菜(大谷凜香)は恋人の森田悠真(坂東龍汰)とともに心霊スポットとして知られる犬鳴トンネルを訪れる。ダム湖の橋のたもとにある電話ボックス…
展覧会『フィリップ・パレーノ展「オブジェが語りはじめると」』を鑑賞しての備忘録ワタリウム美術館にて、2019年11月2日~2020年3月22日。 フィリップ・パレーノの日本初個展。 《花嫁の壁》(2018)は、フィラデルフィア美術館で開催された「花嫁のまわりで…
展覧会『EUKARYOTE GROUP SHOW』を鑑賞しての備忘録EUKARYOTEにて、2020年2月7日~3月8日。 EUKARYOTEの取り扱い作家5名によるグループ展。 単に絵画(平面作品)として括るのは難しい作品3点について。 香月恵介《Lux #2》(2020)赤青白などの絵の具の微少な…
展覧会『矢後直規展「婆娑羅」』を鑑賞しての備忘録ラフォーレミュージアム原宿にて、2020年2月22日~3月8日。 アートディレクター矢後直規の、2015年から現在までの20を超える仕事を振り返る企画。なお、作品番号として、dish1~21、wall1~4がそれぞれに付…
映画『黒い司法 0%からの奇跡』を鑑賞しての備忘録2020年のアメリカ映画。監督は、デスティン・ダニエル・クレットン(Destin Daniel Cretton)。原作は、ブライアン・スティーブンソン(Bryan Stevenson)の回顧録『黒い司法 黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う…
映画『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』を鑑賞しての備忘録2019年のフィンランド映画。監督は、クラウス・ハロ(Klaus Härö)。脚本は、アナ・ヘイナマー(Anna Heinämaa)。原題は、"Tuntematon mestari"。英題は、"One Last Deal"。 長年ヘルシ…
展覧会『久野彩子個展:line』を鑑賞しての備忘録アートフロントギャラリーにて、2020年2月7日~3月1日。 代官山交番前の交差点に面するヒルサイドテラス内にあるアートフロントギャラリーには、旧山手通りから作品を見ることのできるガラス壁を持つ展示室が…
映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』を鑑賞しての備忘録2019年のアメリカ映画。監督は、アンドレ・ウーブレダル(André Øvredal)。原作は、アルビン・シュワルツ(Alvin Schwartz)の小説『スケアリーストーリーズ 怖い本(Scary Stories to Tell in the Dark…