可能性 ある 島 の

芸術鑑賞の備忘録

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『ノベンバー』

映画『ノベンバー』を鑑賞しての備忘録2017年製作のポーランド・オランダ・エストニア合作映画。115分。監督・脚本は、ライナー・サルネ(Rainer Sarnet)。原作は、アンドルス・キヴィラフク(Andrus Kivirähk)の小説"Rehepapp ehk November"。撮影は、マート…

映画『カラダ探し』

映画『カラダ探し』を鑑賞しての備忘録2022年製作の日本映画。102分。監督は、羽住英一郎原作は、ウェルザードの小説『カラダ探し』。脚本は、土城温美。企画は、原祐樹。撮影は、一坪悠介。照明は、浜田研一。録音は、小林圭一。美術プロデューサーは、小山…

映画『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』

映画『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』を鑑賞しての備忘録2022年製作の日本映画。82分。監督は、竹林亮。脚本は、夏生さえりと竹林亮。企画は、夏生さえり、竹林亮、ぶんけい。撮影は、幸前達之。照明は、久保田圭。録音は、大…

映画『グッド・ナース』

映画『グッド・ナース』を鑑賞しての備忘録2022年製作のアメリカ映画。121分。監督は、トビアス・リンホルム(Tobias Lindholm)。原作は、チャールズ・グレーバー(Charles Graeber)のノンフィクション"The Good Nurse: A True Story of Medicine, Madness, an…

展覧会 中塚文菜個展『生活と反復』

展覧会『中塚文菜「生活と反復」』を鑑賞しての備忘録Room_412にて、2022年10月19日~30日。 いずれも「生活と反復」を題名に冠した3作品で構成される、中塚文菜の個展。 会場に入ってのすぐの空間の床に赤い点の濃淡で構成された《生活と反復》がある。5×7…

映画『アフター・ヤン』

映画『アフター・ヤン』を鑑賞しての備忘録2022年製作のアメリカ映画。96分。監督・脚本・編集は、コゴナダ(Kogonada)。原作は、アレクサンダー・ワインスタイン(Alexander Weinstein)の小説"Saying Goodbye to Yang"。撮影は、ベンジャミン・ローブ(Benjami…

映画『線は、僕を描く』

映画『線は、僕を描く』を鑑賞しての備忘録2022年製作の日本映画。106分。監督は、小泉徳宏。原作は、砥上裕將の小説『線は、僕を描く』。脚本は、片岡翔と小泉徳宏。撮影は、安藤広樹。照明は、太田宏幸。録音は、赤澤靖大。美術は、五辻圭。装飾は、前田亮…

展覧会 細谷巖個展『突き抜ける気配』

展覧会『ギンザ・グラフィック・ギャラリー第390回企画展 細谷巖 突き抜ける気配』を鑑賞しての備忘録ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて、2022年9月5日~10月24日。 アートディレクター、グラフィックデザイナーの細谷巖の作品を紹介。1階会場の受付近く…

映画『もっと超越した所へ。』

映画『もっと超越した所へ。』を鑑賞しての備忘録2022年製作の日本映画。119分。監督は、山岸聖太。原作は、月刊「根本宗子」(脚本・演出:根本宗子)の舞台『もっと超越した所へ。』脚本は、根本宗子。撮影は、ナカムラユーキ。照明は、田中心樹。録音は、…

展覧会『南桂子展 透き通る森』

展覧会『南桂子展 透き通る森』を鑑賞しての備忘録ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションにて、2022年7月16日~10月23日。 南桂子の45点のエッチング[01-42, 53-57]と2点の油彩[50-51]を中心に、所有していたアクセサリーや図鑑などが併せて紹介されている。地…

映画『夜を越える旅』

映画『夜を越える旅』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。81分。監督・脚本・編集は、萱野孝幸。撮影監督は、宗大介。照明は、和田直也。録音は、中堀良栄。美術は、稲口マンゾ。特殊メイクは、中堀つぐみ。ヘアメイクは、田中優深。音響監督は、地福…

本 ウエルベック『セロトニン』

ミシェル・ウエルベック『セロトニン』〔河出文庫ウ-6-5〕河出書房新社(2022)を読了しての備忘録Michel Houellebecq, 2019, "Sérotonine"関口涼子訳 フロラン=クロード・ラブルストは、40代半ばで、農業食料省の契約調査員として高給取りだった。パリ15区の…

映画『スペンサー ダイアナの決意』

映画『スペンサー ダイアナの決意』を鑑賞しての備忘録2021年製作のドイツ・イギリス合作映画。117分。監督は、パブロ・ラライン(Pablo Larraín)。脚本は、スティーブン・ナイト(Steven Knight)。撮影は、クレール・マトン(Claire Mathon)。美術は、ガイ・ヘ…

展覧会 佐川梢恵・森野真琴二人展『明日天国を離れる』

展覧会『第24回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展 佐川梢恵、森野真琴展「明日天国を離れる」』を鑑賞しての備忘録ガーディアン・ガーデンにて、2022年9月21日~10月22日。 佐川梢恵と森野真琴との二人展。佐川梢恵は、公募展(第24回グラフィック…

展覧会 八木マリヨ・八木夕菜二人展『地殻を辿る』

展覧会『八木マリヨ・八木夕菜「地殻を辿る」』を鑑賞しての備忘録ポーラ ミュージアム アネックスにて、2022年9月16日~10月23日。 八木マリヨと八木夕菜の二人展。 八木マリヨ《鉄の惑星―東経110度北緯50度地点 2000万年後》は、波状に切断した鋼材を円筒…

展覧会 奥山加奈子個展『雲間』

展覧会『奥山加奈子展―雲間―」を鑑賞しての備忘録UNPEL GALLERYにて、2022年10月1日~23日。 横幅11.5メートルの麻紙に墨で紫陽花を描いた表題作《雲間》と、銀箔を押した麻紙にアザミを表わした《夢十夜》の2つの大作を中心とした、奥山加奈子の絵画展。全1…

展覧会 三枝愛個展『布置』

展覧会『三枝愛「布置」』を鑑賞しての備忘録Bambinart Galleryにて、2022年9月28日~10月15日。 三枝愛の個展。 本展のタイトルは、カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)の布置(Konstellation)から採用されている。表題作《布置》(288mm×180mm)は、F…

展覧会『踏み倒すためのアフターケア』

展覧会『踏み倒すためのアフターケア』を鑑賞しての備忘録アキバタマビ21にて、2022年9月23日~10月23日。 上田哲也、加々見太地、Taka Kono、下大沢駿、平山匠が参加するグループ展。 企画代表でもある下大沢駿の《重たい足》は、本展のキー・ヴィジュアル…

映画『愛してる!』

映画『愛してる!』を鑑賞しての備忘録2022年製作の日本映画。94分。監督・編集は、白石晃士。脚本は、白石晃士と谷口恒平。企画監修は、高嶋政宏。撮影は、池田圭と根矢涼香。照明は、松本竜司。録音は、岸川達也。整音は、岩丸恒。装飾は、安藤真人。スタ…

展覧会 奥谷葵個展『ANDERSEN』

展覧会『奥谷葵個展「ANDERSEN」』を鑑賞しての備忘録JINEN Galleryにて、2022年10月4日~16日。 紙やテープを貼り付けたように見える部分も含め全ては描かれている、ある種のトリック・アートのような作風の奥谷葵の個展。ハンス・クリスチャン・アンデルセ…

展覧会 佐々木成美個展『翅』

展覧会『佐々木成美個展「翅」』を鑑賞しての備忘録TAKU SOMETANI GALLERYにて、2022年9月17日~10月9日。 佐々木成美の個展。死者が蝶の姿になって山を登るとの言い伝えのある蔵王山でアサギマダラを実見したことと、荘子の「胡蝶の夢」とが主題となってい…

展覧会『TOKAS Project Vol. 5「ひもとく」』

展覧会『トーキョーアーツアンドスペース×台北国際芸術村15周年交流記念展 TOKAS Project Vol. 5「ひもとく」』を鑑賞しての備忘録トーキョーアーツアンドスペース本郷にて、2022年8月27日~10月10日。 相互に作家を招聘・派遣してレジデンス事業を行ってい…

展覧会『李禹煥』

展覧会『国立新美術館開館15周年記念 李禹煥』を鑑賞しての備忘録国立新美術館にて、2022年8月10日~11月7日。 1968年から2022年まで59点の作品で構成される、李禹煥の回顧展。冒頭に設置された蛍光塗料で画面を覆った三連画《風景Ⅰ~Ⅲ》[001-003]を例外とし…

展覧会 高橋大輔個展『絵画をやる―ひるがえって明るい』

展覧会『高橋大輔個展「絵画をやる―ひるがえって明るい」』を鑑賞しての備忘録ANOMALYにて、2022年9月10日~10月8日。 高橋大輔の絵画展。 会場でまず目に飛び込んで来るのは、入口の向かい側の壁に設置された、縦長の明るい白の画面一杯に紺色で「太陽」の…

展覧会『ゲルハルト・リヒター展』

展覧会『ゲルハルト・リヒター展』を鑑賞しての備忘録東京国立近代美術館にて、2022年6月7日~10月2日。 ゲルハルト・リヒターの個展。138件をシリーズや技法、テーマなどで大まかに分類して展示。《8枚のガラス》を中心に、抽象絵画を設置した空間、絵画《…

展覧会『第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界  2nd SEASON “QUEST”』

展覧会『第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界 2nd SEASON “QUEST”』を鑑賞しての備忘録資生堂ギャラリーにて、2022年8月27日~12月18日。 資生堂の花椿マークに因んだ「椿会」を冠して構成される作家グループによる展示シリーズ。杉戸洋、中村竜治…

映画『靴ひものロンド』

映画『靴ひものロンド』を鑑賞しての備忘録2020年製作のイタリア・フランス合作映画。100分。監督は、ダニエレ・ルケッティ(Daniele Luchetti)。原作は、ドメニコ・スタルノーネ(Domenico Starnone)の小説『靴ひも』。脚本は、ドメニコ・スタルノーネ(Domeni…

映画『ドライビング・バニー』

映画『ドライビング・バニー』を鑑賞しての備忘録2021年製作のニュージーランド映画。100分。監督は、ゲイソン・サヴァット(Gaysorn Thavat)。原案は、グレゴリー・キング(Gregory King)、ゲイソン・サヴァット(Gaysorn Thavat)、ソフィー・ヘンダーソン(Sop…

展覧会 木戸涼子個展『Time for a snack Vol.2』

展覧会『木戸涼子個展「Time for a snack Vol.2」』を鑑賞しての備忘録Gallery KIDO Pressにて、2022年8月27日~10月2日。※当初会期(9月25日まで)を延長。 果物、菓子、アイスクリーム、ご飯など食べ物をモティーフとした絵画10点で構成される、木戸涼子の個…

映画『ミューズは溺れない』

映画『ミューズは溺れない』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。82分。 監督・脚本・編集は、淺雄望撮影監督は、大沢佳子。照明は、松隅信一。録音は、川口陽一。美術は、栗田志穂。ヘアメイクは、佐々木ゆう。整音は、小宮元と森史夏。音楽は、古屋沙…