2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
展覧会『curator's vol.1 戸谷森展』を鑑賞しての備忘録GALLERY TAGA 2にて、2021年5月6日~31日。 絵画6点で構成される戸谷森の個展(企画:野田尚稔)。 《sunken》は、灰白、灰青、灰色、黒などグレー系統の色で統一された横長の画面(P4号:220mm×333mm)…
展覧会『上田暁子「A Walk of Broken Theatre」』を鑑賞しての備忘録ユカ・ツルノ・ギャラリーにて、2021年4月17日~5月29日(※当初5月22日までの会期を延長)。 上田暁子の絵画10点を紹介。 表題作《DÉJÀ-MAIS-VU (A Walk of Broken Theatre)》は、縦横ほぼ…
展覧会『江口暢彌「ニアリーイコール? ノットイコール?」』を鑑賞しての備忘録gallery N 神田社宅にて、2021年5月15日~29日。 15㎝×15㎝の画面の一部を折り曲げた形を、木材を削って作り、それを加工して得られた支持体に描画した作品を中心とした、江口…
展覧会『野口哲志「silent blessing」』を鑑賞しての備忘録Bambinart Galleryにて、2021年5月15日~30日。 白い雲のかかる青空を背景に表した絵画15点で構成される、野口哲志の個展。 モティーフはギターを掛けた2人の男だったり(《man on man》)、住宅だ…
展覧会『吉野俊太郎「Plinthess」』を鑑賞しての備忘録ギャラリー美の舎にて、2021年5月18日~29日。 台座をモティーフとした吉野俊太郎の作品3点を紹介(企画:原田雄)。 展覧会のタイトルに冠されている"Plinthess"は、「台座」を意味する"plinth"から作…
展覧会『BankART Under 35 2021 第2期』(敷地理個展)を鑑賞しての備忘録BankART KAIKOにて、2021年5月14日~30日。 「BankART Under 35 2021」は、7名の作家を個展形式で紹介するシリーズ企画。第2期は木下理子、敷地理、金子未弥の3名を取り上げている。 …
展覧会『BankART Under 35 2021 第2期』(木下理子個展)を鑑賞しての備忘録BankART KAIKOにて、2021年5月14日~30日。 「BankART Under 35 2021」は、7名の作家を個展形式で紹介するシリーズ企画。第2期は木下理子、敷地理、金子未弥の3名を取り上げている…
展覧会『森田舞個展「ground2021」』を鑑賞しての備忘録UNPEL GALLERYにて、2021年5月16日~6月6日。 「ground」シリーズを中心とした絵画14点で構成される森田舞の個展。 《春の孤高、懐を知らず》は、正方形の画面のほとんどを岩壁が占め、画面両端から中…
展覧会『中村早紀展―かさなりあう―』を鑑賞しての備忘録JINEN GALLERYにて、2021年5月18日~23日。 グラシンとアクリル板とを組み合わせた立体作品と、裁断したグラシンを貼り合わせた平面作品とで構成される、中村早紀の個展。 立体作品は、いずれも無題の4…
展覧会『野田裕示「100の庭」』を鑑賞しての備忘録ザ・ギンザ スペースにて、2021年5月10日~30日、ギャルリー東京ユマニテにて、2021年5月12日~29日。 野田裕示の絵画展。いずれも62.8×47.7cmの箱の中に、白い絵具(1つだけ他の色の作品あり)で着彩した麻…
展覧会『大隅実怜展―きよく あたらしい まち―』を鑑賞しての備忘録GALERIE SOLにて、2021年5月17日~22日。 大隅実怜の絵画14点を展示。 《こども目線》は、夕闇をイメージさせるオレンジの画面の中央の明るい場所に、デフォルメされた恐竜のペーパークラフ…
展覧会『原良介「裏山のキュビズム」』を鑑賞しての備忘録un petit GARAGEにて、2021年4月30日~6月12日。 原良介の絵画10点を紹介。 《富士山が見えた》には、画面の上端を隣辺に、20度で画面左端へ伸びる斜辺を持つ直角三角形状の葉叢が濃緑で描き入れられ…
展覧会『myheirloom pre-open exhibition vol.2 山ノ内陽介「深淵まで」』を鑑賞しての備忘録Room_412にて、2021年5月11日~23日 山ノ内陽介の絵画17点を紹介。顔(あるいは頭部)が画面であるかのように絵具を塗り重ねた肖像画のシリーズ、筆の運びで見せる…
映画『くれなずめ』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。96分。監督・脚本は、松居大悟。撮影は、高木風太。編集は、瀧田隆一。 スポットライトがパーテーションに円を描く。吉尾(成田凌)を挟むようにして、欽一(高良健吾)と明石(若葉竜也)が立つ…
展覧会『Water/proof~移動する境界~』を鑑賞しての備忘録KOGANEI ART SPOT シャトー 2Fにて、2021年4月28日~年5月16日。 二藤建人の映像作品2点、宮本智之の彫刻作品など6点、早川祐太のインスタレーション1点と平面(立体?)作品4点を紹介する、宮本智…
展覧会『寺本愛「coastline」』を鑑賞しての備忘録FARO Kagurazakaにて、2021年4月10日~5月22日。 寺本愛の絵画「coastline」シリーズ7点を、比較的大きな画面の3点と、比較的小さな画面の4点とに分けて2室に展示。 《coastline #3》は、無地の画面の右側に…
展覧会『第23回グラフィック「1_WALL」展』を鑑賞しての備忘録ガーディアン・ガーデンにて、2021年4月6日~5月15日。 グランプリ受賞者に個展開催権が与えられる公募展「1_WALL」。第23回グラフィック部門の二次審査を通過した5名によるグループ展。一見静寂…
映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』を鑑賞しての備忘録2019年製作のフランス・ベルギー合作映画。118分。監督・原案は、ユーゴ・ジェラン(Hugo Gélin)。脚本は、ユーゴ・ジェラン(Hugo Gélin)、イゴール・ゴーツマン(Igor Gotesman)…
映画『ジェントルメン』を鑑賞しての備忘録2020年製作のイギリス・アメリカ合作映画。113分。監督・脚本は、ガイ・リッチー(Guy Ritchie)。原案は、ガイ・リッチー(Guy Ritchie)、アイバン・アトキンソン(Ivan Atkinson)、マーン・デイビス(Marn Davies)。撮…
展覧会『小林聡子「コクーン」』を鑑賞しての備忘録藍画廊にて、2021年4月26日~5月8日。 ボール紙を格子棚のように組んで油絵具で着彩した作品6点と、矩形を緻密に描き込んでいった「方眼紙」のような水彩画2点で構成される、小林聡子の個展。 格子棚タイプ…
展覧会『佐々木成美個展「●」』を鑑賞しての備忘録LOKO GALLERYにて、2021年4月9日~5月9日。 穴と天体、さらには洞窟やアーキタイプなどの象徴として、黒く塗りつぶされた円「●」をタイトルに冠した、佐々木成美の個展。地上(1階と2階)の展示室では油彩と…
展覧会『創刊101年記念展 永遠に「新青年」なるもの―ミステリー・ファッション・スポーツ―』を鑑賞しての備忘録神奈川近代文学館にて、2021年3月20日~5月16日。 1920年から1950年まで刊行された雑誌『新青年』を、本誌や原稿・原画に、写真や関連資料を交え…
展覧会『長谷川愛展「4th Annunciation」』を鑑賞しての備忘録TERRADA ART COMPLEXⅡにて、2021年4月23日~5月6日。 これまで不可能だった生き方を可能にするであろうテクノロジーをいかに使いこなすかの思考実験として、異なる大気構成下での人間の性行動を…
展覧会『五十嵐大地個展「gjallarhorn」』を鑑賞しての備忘録biscuit galleryにて、2021年4月29日~5月16日。 五十嵐大地の絵画23点を紹介。 《Tilt Moon》は、コンクリートの打ちっぱなしの壁に接して置かれたコンクリート製のブロックの上に、それより小型…
展覧会『三瓶玲奈「熱をさわる」』を鑑賞しての備忘録MONO.LOGUESにて、2021年4月2日~5月3日。※当初会期4月26日までを延長。 全て"Touch the heat"と題された油彩画7点と水彩画8点で構成される三瓶玲奈の個展。 「熱をさわる」ための絵画とは一体どんなもの…
本 川端康雄『ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌』(岩波新書新赤版1837/岩波書店/2020年)を読了しての備忘録 目次はじめに第1章 植民地生まれの奨学金少年 1903-1921インド生まれのイギリス人/セント・死ぷりアン校での学校生活/「あの楽しか…
映画『花束みたいな恋をした』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。124分。監督は、土井裕泰。脚本は、坂元裕二。撮影は、鎌苅洋一。編集は、穗垣順之助。 2020年。都内のカフェ。恋人の朱音(萩原みのり)と話していた麦(菅田将暉)は、近くの席に座…