可能性 ある 島 の

芸術鑑賞の備忘録

展覧会

展覧会 片野莉乃個展『Inspiration』

展覧会『2021美の起原展特別賞受賞記念個展 片野莉乃個展―Inspiration―』を鑑賞しての備忘録美の起原にて、2022年9月21日~27日。 絵画20点で構成される、片野莉乃の個展。 《思い耽る》(φ530mm)は、銀を背景とした円形の画面に、俯く女性の頭部に游泳する一…

展覧会 会田誠・曽根裕二人展『-・-・ ・- -・ ・-・・ ・-- -・・- ・・-- -・・ ・・ --- ・---- ・・--- ----- ---・・ 侵攻の記憶』

展覧会『会田誠・曽根裕展「-・-・ ・- -・ ・-・・ ・-- -・・- ・・-- -・・ ・・ --- ・---- ・・--- ----- ---・・ 侵攻の記憶」』を鑑賞しての備忘録ミヅマアートギャラリーにて、2022年9月21日~10月15日。 モールス信…

展覧会 小林明日香個展『reproduction』

展覧会『小林明日香個展「reproduction」』を鑑賞しての備忘録RISE GALLERYにて、2022年9月3日~23日。 同じモティーフの変奏による作品や、版画・写真・模写といった複製に関わる技法を用いて制作された作品などで構成される、小林明日香の個展。 《picture…

展覧会 武田鉄平個展『近作展』

展覧会『武田鉄平 近作展』を鑑賞しての備忘録MAHO KUBOTA GALLERYにて、2022年8月27日~10月1日。※当初会期9月24日までを延長。 自ら制作した肖像画を描いた「絵画のための絵画」シリーズ10点で構成される、武田鉄平の個展。 《絵画のための絵画 040》(910m…

展覧会 郭家伶個展『浮回廊』

展覧会 郭家伶個展『浮回廊』を鑑賞しての備忘録GALLERY b.TOKYOにて、2022年9月12日~17日。 郭家伶の個展。 《烟火》(840mm×295mm)には、垂直に伸びるアーチで構成されるゴシック様式の聖堂の内部のような空間が、暗くはなく、黄色と黄緑とで光溢れる場と…

展覧会『メメント・モリと写真 死は何を照らし出すのか』

展覧会『TOPコレクション メメント・モリと写真 死は何を照らし出すのか』東京都写真美術館にて、2022年6月17日~9月25日。 ハンス・ホルバイン(子)の版画『死の像』シリーズ(国立西洋美術館所蔵)における中世のメメント・モリのイメージを枕に、スーザ…

展覧会 馬場まり子個展

展覧会『馬場まり子展』を鑑賞しての備忘録藍画廊にて、2022年9月5日~17日。 馬場まり子の絵画展。 《空 Ⅰ》(2200mm×3000mm)の画面左下には、ベンチに腰掛けた老人が、ベンチで眠っている。彼の背後(画面左端)にはコンクリート製の電柱ないし壁がある。画…

展覧会『シアトル→パリ 田中保とその時代』

展覧会『シアトル→パリ 田中保とその時代』を鑑賞しての備忘録埼玉県立近代美術館にて、2022年7月16日~10月2日。 アメリカの女流詩人と結婚し、裸婦を描いて成功した画家として語られてきた田中保(1886-1941)の実像を、近年の研究成果を踏まえて紹介する回…

展覧会 牧野永美子個展『いつかにんげんじゃなくなったとして』

展覧会『牧野永美子展「いつかにんげんじゃなくなったとして」』GALLERY TSUBAKI GT2にて、2022年9月3日~17日。 動物の皮を被った人間のような立体作品9点(1点はレリーフ)で構成される、牧野永美の個展。 (略)生贄の犠牲者を考えるためのジラールの枠組…

展覧会 堤千春個展『理想自己形成』

展覧会『堤千春個展「理想自己形成」』を鑑賞しての備忘録GALLERY b.TOKYOにて、2022年9月5日~10日。 アメリカのアニメーションに登場するキャラクターのような(?)、デフォルメされた少女を主題とした絵画9点(1点を除いて2022年の作品)で構成される、…

展覧会 小林椋個展『ヌー・フォー・フィーヌ・フェニ・ファー』

展覧会『小林椋個展「ヌー・フォー・フィーヌ・フェニ・ファー」』を鑑賞しての備忘録gallery N 神田社宅にて、2022年8月27日~9月10日。 ポップな家具ないし玩具を思わせる、マットで鮮やかな色彩と滑らかな表面を持つ、一見して使途不明の機械部品のような…

展覧会『ライアン・ガンダー われらの時代のサイン』

展覧会『ライアン・ガンダー われらの時代のサイン』を鑑賞しての備忘録東京オペラシティ アートギャラリーにて、2022年7月16日~9月19日。 ライアン・ガンダーの個展。 ギャラリー1の中央辺りの片側の壁、高さ4メートルくらいの位置に、ステンレス製の文字…

展覧会『たゆたまりに小石をひとつ』

展覧会『たゆたまりに小石をひとつ』を鑑賞しての備忘録アキバタマビ21にて、2022年8月20日~9月19日。 「自身の制作行為を省みる」をテーマに、小林大悟、田中美沙妃、竹本侑樹、榎本浩子の4名の作家を紹介する。タイトルにある「たゆたまり」とは、創作過…

展覧会 岡田萌・岸本望二人展『余熱、皮膚と気球』

展覧会『岡田萌・岸本望「余熱、皮膚と気球」』を鑑賞しての備忘録OGU MAGにて、2022年8月25日~9月4日。 岡田萌の立体作品8点、岸本望の絵画6点を展観。なお、《余熱のためのテキスト》を両者がそれぞれ掲出している。 岡田萌の立体作品について《pleats》(…

展覧会 野口哲哉個展『this is not a samurai』

展覧会『野口哲哉「this is not a samurai」』を鑑賞しての備忘録ポーラ ミュージアム アネックスにて、2022年7月29日~9月11日。 鎧兜を身に付けた人物たちを造形する野口哲哉の個展。 武士は、その名の通り、何よりも「武」をその自己規定の核とする。武者…

展覧会 エカテリーナ・ムロムツェワ個展『Breaking History』

展覧会『エカテリーナ・ムロムツェワ「Breaking History」』を鑑賞しての備忘録アートフロントギャラリーにて、2022年8月5日~28日。 エカテリーナ・ムロムツェワの絵画展。いずれも水彩画の「Women in Black」シリーズ6点と「Take Lee Down」シリーズ4点と…

展覧会 長嶺高文個展『布と箱と木と油』

展覧会『長嶺高文「布と箱と木と油」』を鑑賞しての備忘録KOMAGOME1-14casにて、2022年8月17日~28日。 絵画5点で構成される、長嶺高文の個展。 《ギャラリー》は、正面の壁に5点、左側の壁に1点の絵画が飾られた展示空間を描いた作品。照明が落とされている…

展覧会 田口和奈個展『A Quiet Sun』

展覧会『田口和奈展「A Quiet Sun」』を鑑賞しての備忘録銀座メゾンエルメスにて、2022年6月17日~9月30日。 「エウリュディケーの眼」シリーズ(40点で構成)からの20点と、その他14点の、いずれも写真作品に、いずれもヨーロッパで制作されたと思しき1910…

展覧会『ヴォイド オブ ニッポン 77 戦後美術史のある風景と反復進行』

展覧会『ヴォイド オブ ニッポン 77 戦後美術史のある風景と反復進行』を鑑賞しての備忘録GYRE GALLERYにて、2022年8月15日~9月25日。 1868年の明治維新から1945年の敗戦までの年数と、敗戦から現在までの年数とが、ともに77年であることに着目し、空虚(ヴ…

展覧会 久松知子個展『ホワイトキューブの向こう側』

展覧会 久松知子個展『ホワイトキューブの向こう側』NADiff a/p/a/r/tにて、2022年8月11日~21日。 久松知子の絵画展。地下のギャラリーに展示されている9点の他、1階のショップ内にも飾られた作品がある。 《deinstallation #1》(803mm×803mm)は、床に置か…

展覧会 なるめ個展『オルタナ』

展覧会『なるめ個展「オルタナ」』を鑑賞しての備忘録Alt_Mediumにて、2022年8月5日~17日。 少女を描いた絵画で構成される、なるめの個展。 路面店であるギャラリーの通り側のガラス壁面には、透過性の高いボイル生地のタペストリー《オルタナ》(1200mm×680…

展覧会 近藤亜美個展『reflection』

展覧会『近藤亜美「reflection」』を鑑賞しての備忘録下北沢アーツにて、2022年7月30日~8月16日。※当初会期(8月15日まで)を延長。 10点の絵画で構成される、近藤亜美の個展。 《◯△□》(1120mm×1454mm)は、例えば北脇昇の《クォ・ヴァディス》のような日本…

展覧会 近藤七彩個展『無用の用』

展覧会『近藤七彩展「無用の用」』を鑑賞しての備忘録日本橋髙島屋本館6階 美術画廊Xにて、2022年7月27日~8月15日。 古い家具・建具・置物などを再構成した立体作品13点で構成される、近藤七彩の個展。 《回転こけし》(280mm×280mm×650mm)は、鍋の蓋に載せ…

展覧会 松山賢個展『絵画・彫刻・箱・縄文』

展覧会『松山賢展「絵画・彫刻・箱・縄文」』を鑑賞しての備忘録丸善 丸の内本店 4Fギャラリーにて、2022年8月3日~9日。 絵画と土器で構成される松山賢の個展。 「絵の中の絵」シリーズは、1色で塗り込めた木製の箱を「絵」として、その中の底に絵画を描い…

展覧会 森ゆい個展『あの星によろしく』

展覧会『森ゆい展「あの星によろしく」』を鑑賞しての備忘録巷房・2+階段下にて、2022年8月1日~6日。 版画によるモノクロームの作品群で構成される、森ゆいの個展。 《ザーザーとあかり》には、円に尻尾がついた形(小文字のaに近い形)がいくつか配されて…

展覧会 宮永愛子個展『くぼみに眠る海』

展覧会『宮永愛子展「くぼみに眠る海」』を鑑賞しての備忘録ミヅマアートギャラリーにて、2022年7月6日~8月6日。 宮永愛子の個展。作家の曾祖父である陶芸家の宮永東山(1868-1941)が、セーヴル陶磁器製作所に学んだ陶芸家・彫刻家の沼田一雅(1873-1954)とと…

展覧会 大渕花波個展『おばけのミラージュ』

展覧会『画廊からの発言 新世代への視点2022 大渕花波展「おばけのミラージュ」』を鑑賞しての備忘録Gallery Qにて、2022年7月25日~8月6日。 名画を素材に、見えないことにされている額縁を「おばけ」としてフィーチャーする作品を制作している大渕花波の個…

展覧会 西村藍個展『silent drama』

展覧会『画廊からの発言 新世代への視点2022 西村藍展―silent drama―』を鑑賞しての備忘録ギャルリー東京ユマニテにて、2022年7月25日~8月6日。 西村藍の絵画展。 メイン・ヴィジュアルの《ギロチン》(1620mm×1303mm)には、目を瞑った女性が描かれている。…

展覧会 蔡云逸個展『The Water Support the Fire, The Water Support the Fire. Day Version』

展覧会『蔡云逸「The Water Support the Fire, The Water Support the Fire. Day Version」』を鑑賞しての備忘録AMMON TOKYOにて、2022年7月1日~8月6日。 油彩・テンペラなどによる絵画に加え、サイアノタイプによる作品なども併せて紹介される、蔡云逸の個…

展覧会 髙田唯個展『混沌とした秩序』

展覧会『ギンザ・グラフィック・ギャラリー第389回企画展 髙田唯 混沌とした秩序』を鑑賞しての備忘録ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて、2022年7月11日~8月25日。 グラフィックデザイナー・髙田唯の仕事を展観する。1階展示室では、胴の無い、頭部と手…