2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
展覧会『風間サチコ展「セメントセメタリー」』を鑑賞しての備忘録無人島プロダクションにて、2020年2月8日~3月8日。 新作である《セメントセメタリー》と《セメント・モリ》を中心とした風間サチコの版画展。 《セメントセメタリー》は、石灰石を採掘する…
映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』を鑑賞しての備忘録2017年のイギリス映画。監督は、セバスティアン・レリオ(Sebastián Lelio)。原作は、ナオミ・オルダーマン(Naomi Alderman)の小説"Disobedience"。脚本は、セバスティアン・レリオ(Sebastián Le…
映画『ミッドサマー』2019年のアメリカ・スウェーデン合作映画。監督・脚本は、アリ・アスター(Ari Aster)。原題は、"Midsommar"。 心理学を専攻する学生ダニ(Florence Pugh)は自宅で一人不安に苛まれている。妹のテリー(Klaudia Csányi)からの別れを告げる…
映画『チャーリーズ・エンジェル』を鑑賞しての備忘録2019年のアメリカ映画。監督・脚本は、エリザベス・バンクス(Elizabeth Banks)。原案は、エバン・スピリオトポウロス(Evan Spiliotopoulos)とデビッド・オーバーン(David Auburn)。原題は、"Charlie's An…
展覧会『十九世紀ミラビリア博物誌―ミスター・ラウドンの蒐集室より』を鑑賞しての備忘録インターメディアテク〔GREY CUBE〕にて、2019年10月19日~2020年2月24日。 現代美術のコレクターであるジョージ・ラウドンが蒐集した「19世紀科学」の成果の一端を示…
映画『名もなき生涯』を鑑賞しての備忘録2019年のアメリカ・ドイツ合作映画。監督・脚本は、テレンス・マリック(Terrence Malick)。原題は、"A Hidden Life"。 1939年。オーストリアの山村サンクト・ラーデグント。農家を営むフランツ・イェーガーシュテッタ…
映画『スキャンダル』を鑑賞しての備忘録2019年のカナダ・アメリカ合作映画。監督は、ジェイ・ローチ(Jay Roach)。脚本は、チャールズ・ランドルフ(Charles Randolph)。原題は、"Bombshell"。 メーガン・ケリー(Charlize Theron)はニュース専門放送局フォッ…
展覧会『サーニャ・カンタロフスキー「Paradise」』を鑑賞しての備忘録タカ・イシイギャラリー 東京にて、2020年1月24日~2月22日。 サーニャ・カンタロフスキーのペインティング4点と対になる木版画4点を紹介(1階のヴューイング・ルームでは、これらの作品…
展覧会『青木野枝 霧と鉄と山と』を鑑賞しての備忘録府中市美術館にて、2019年12月14日~2020年3月1日。 青木野枝の彫刻展。彫刻17点を中心に、版画やドローイング、スケッチブックを関連資料として紹介。 吹き抜けの空間となっているエントランス・ロビーに…
展覧会『第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」』を鑑賞しての備忘録東京都写真美術館を中心に、2020年2月7日~23日。 東京都写真美術館をメイン会場に毎年開催されている映像をめぐるフェスティヴァル。今年は「時間を想像する」を総合テーマに、歴史の継承…
映画『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』を鑑賞しての備忘録2018年のアメリカ映画。監督は、ジャスティン・ケリー(Justin Kelly)。原作は、サバンナ・クヌープ(Savannah Knoop)の回想録"Girl Boy Girl: How I Became JT Leroy"。脚本は、ジャ…
展覧会『山口典子展「繰り返される物語」』を鑑賞しての備忘録MEMにて、2020年2月6日~3月1日。 山口典子の油彩画十数点を紹介する企画。 赤茶色のレンガのようなタイルが敷かれた床の上に真紅のカーテンがかかり、その前に、水着のような面積の狭い衣装を身…
展覧会『モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展』(後期)を鑑賞しての備忘録パナソニック汐留美術館にて、2020年1月11日~2月11日(前期)、2月13日~3月22日(後期)。 欧米のモダンデザインの日本への導入と、日本の建築や意匠からの近代性の発見とを、ブルー…
映画『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』を鑑賞しての備忘録2019年のドイツ・フランス合作映画。監督・脚本は、ファティ・アキン(Fatih Akin)。原作は、ヘインズ・ストランク(Heinz Strunk)の小説"Der Goldene Handschuh"。原題は、"Der Goldene Handschuh"…
映画『1917 命をかけた伝令』を鑑賞しての備忘録2019年のイギリス・アメリカ合作映画。監督は、サム・メンデス。脚本は、サム・メンデスとクリスティ・ウィルソン=ケアンズ。原題は、"1917"。 1917年、第一次世界大戦下にあるフランスの西部戦線。野営地近…
展覧会『DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに』を鑑賞しての備忘録国立新美術館〔企画展示室2E〕にて、2020年1月11日~2月16日。 「DOMANI・明日展」は、文化庁の新進芸術家海外研修制度の美術分野の成果発表の場だが、今回は「日本博2020」の関連事業…
展覧会『増田信吾+大坪克亘展「それは本当に必要か。」』を鑑賞しての備忘録TOTOギャラリー・間にて、2020年1月16日~3月22日。 建築家ユニット「増田信吾+大坪克亘」が自作を紹介する企画。設計した作品を見せることと同じくらいに、その設計を導くことに…
映画『37セカンズ』を鑑賞しての備忘録2019年の日本・アメリカ合作映画。監督・脚本は、HIKARI。 脳性麻痺で手足に障害を抱える貴田ユマ(佳山明)は、連載は1本ながらそのヴィジュアルでSNSに10万人のフォロワーを持つ漫画家SAYAKA(萩原みのり)のアシスタント…
映画『ハスラーズ』を鑑賞しての備忘録2019年のアメリカ映画。監督・脚本は、ローリーン・スカファリア(Lorene Scafaria)。原案は、ジェシカ・プレスラー(Jessica Pressler)の雑誌(New York magazine)記事"The Hustlers at Scores: The Ex-Strippers Who Sto…
展覧会『MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影』を鑑賞しての備忘録東京都現代美術館にて、2019年11月16日~2020年2月16日。 THE COPY TRAVELERS、PUGMENT、三宅砂織、吉増剛造プロジェクト|KOMAKUS + 鈴木余位、鈴木ヒラクの5組の作家を紹…
展覧会『人見元基「大人になれないサピエンス」』を鑑賞しての備忘録GALLERY MoMo Ryogokuにて、2020年1月25日~2月22日。 人見元基の彫刻展。彫刻12点を中心にエスキースも含めて展示されているため、両者を比較しながら見るのが面白い。《我が悪魔よ!》(2…
映画『ロマンスドール』を鑑賞しての備忘録2020年の日本映画。監督・脚本は、タナダユキ。原作は、タナダユキの小説「ロマンスドール」。 蝉時雨の中、北村哲雄(高橋一生)はベッドで妻・園子(蒼井優)を抱きしめている。10年前。美大出身の哲雄は、先輩の紹介…
展覧会『ポーランドの映画ポスター』(後期展示)を鑑賞しての備忘録国立映画アーカイブにて、2020年1月28日~3月8日。 1950年代後半から1990年代前半までにポーランドで制作された映画ポスターを、映画自体の制作国別に、第1章「ポーランド映画のポスター」…
展覧会『Bodyscore―the soul signature ヤコポ バボーニ スキリンジ展』を鑑賞しての備忘録シャネル・ネクサス・ホールにて、2020年1月15日~2月16日。 作曲家ヤコポ・バボーニ・スキリンジが、モデルの身体に記譜しながら作曲した「楽譜」を撮影した写真を…
展覧会『白髪一雄』を鑑賞しての備忘録東京オペラシティ アートギャラリーにて、2020年1月11日~3月22日。 「フット・ペインティング」で知られる白髪一雄の回顧展。 時代順に、第1章「知られざる初期作品」(絵画7点)、第2章「『具体』前夜:抽象からフット…
映画『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』を鑑賞しての備忘録2019年のアメリカ映画。監督・脚本は、ライアン・ジョンソン(Rian Johnson)。原題は、"Knives Out"。 推理小説のベストセラー作家ハーラン・スロンビー(Christopher Plummer)の豪邸。朝靄の…
展覧会『西野達「やめられない習慣の本当の理由とその対処法」』を鑑賞しての備忘録ANOMALYにて、2020年1月25日~2月22日。 表題作の《やめられない習慣の本当の理由とその対処法》は、切断された自動車の上に冷蔵庫、棚、ベッドやソファなどが積み上げられ…