可能性 ある 島 の

芸術鑑賞の備忘録

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『クローブヒッチ・キラー』

映画『クローブヒッチ・キラー』を鑑賞しての備忘録2018年製作のアメリカ映画。109分。監督は、ダンカン・スキルズ(Duncan Skiles)。脚本は、クリストファー・フォード(Christopher Ford)。撮影は、ルーク・マクーブリー(Luke McCoubrey)。編集は、メーガン…

映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』

映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』を鑑賞しての備忘録2021年製作のアメリカ映画。97分。監督・脚本は、ジョン・クラシンスキー(John Krasinski)。撮影は、ポリー・モーガン(Polly Morgan)。編集は、マイケル・P・ショーバー(Michael P. Shawver)…

展覧会 木村萌個展『生地の庭』

展覧会『木村萌個展「生地の庭」』を鑑賞しての備忘録LOKO GALLERYで2021年6月4日~27日。 ペインティング6点、ドローイング5点に加え、掌サイズの木材に描画した「悪庭」シリーズ15点で構成される、木村萌の作品展。 展示室手前の空間には、縦2m弱×横1m弱の…

映画『Arc アーク』

映画『Arc アーク』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。127分。監督は、石川慶。原作は、ケン・リュウの短編小説「円弧(アーク)」。脚本は、石川慶と澤井香織。撮影監督は、ピオトル・ニエミイスキ。編集は、石川慶と太田義則。 暗い病院の一室。生…

映画『1秒先の彼女』

映画『1秒先の彼女』を鑑賞しての備忘録2020年製作の台湾映画。119分。監督・脚本は、チェン・ユーシュン(陳玉勳)。撮影は、チョウ・イーシェン(周宜賢)。編集は、ライ・シュウション(賴秀雄)。原題は、"消失的情人節"。 シャオチー(李霈瑜)は交番に赴き、警…

展覧会 チョン・ダウン個展『ドッぺルゲンガーノート』

展覧会『チョン・ダウン展「ドッぺルゲンガーノート」』を鑑賞しての備忘録ギャラリーなつかにて、2021年6月21日~7月3日。 「版画が作り出したイメージをドッペルゲンガーに置き換えて、オリジナルと複製の関係について考えてみる」ことをテーマに掲げた、…

映画『5月の花嫁学校』

映画『5月の花嫁学校』を鑑賞しての備忘録2020年製作のフランス映画。109分。監督は、マルタン・プロボ(Martin Provost)。脚本は、マルタン・プロボ(Martin Provost)とセブリーヌ・ヴェルバ(Séverine Werba)。撮影は、ギョーム・シフマン(Guillaume Schiffma…

展覧会『オーライ展』

展覧会『オーライ展』を鑑賞しての備忘録ミヅマアートギャラリーにて、2021年5月26日~6月26日。 境界をテーマに掲げた、ミヅマアートギャラリー所属作家5人によるグループ展。会田誠の《疫病退散アマビヱ之図》(ポスターの原画)と「パビリオン・トウキョ…

映画『ビーチ・バム まじめに不真面目』

映画『ビーチ・バム まじめに不真面目』を鑑賞しての備忘録2019年製作のアメリカ映画。95分。監督・脚本は、ハーモニー・コリン(Harmony Korine)。撮影は、ブノワ・デビエ(Benoît Debie)。編集は、ダグラス・クライズ(Douglas Crise)。原題は、"The Beach Bu…

展覧会『TOKAS-Emerging 2021 第2期』

展覧会『TOKAS-Emerging 2020 第2期』を鑑賞しての備忘録トーキョーアーツアンドスペース本郷にて、2021年6月1日~20日。※当初日程は2020年5月15日~6月13日。 久木田茜「シンメトリーのひずみ」(1階)、GengoRaw(石橋友也+新倉健人)「コトバノキカイ」…

展覧会 中野由紀子個展『歩いて行けるところ、自転車で行けるところ、寝ていて行けるところ』

展覧会『中野由紀子「歩いて行けるところ、自転車で行けるところ、寝ていて行けるところ」』を鑑賞しての備忘録藍画廊にて、2020年6月14日~19日。 壁面に展示された油彩作品10点と、床の台に設置された、水彩紙にアクリル絵具で描いたモティーフを切り抜い…

展覧会 田中良太個展『素粒子』

展覧会『田中良太個展「素粒子」』を鑑賞しての備忘録長亭GALLERYにて、2021年6月12日~20日。 《素粒子》と《量子もつれ》という物理学の用語をタイトルに冠した2点を含む大画面作品(80号~200号)5点と小さな画面の作品(0号)4点に、エスキースなどを加…

映画『ベル・エポックでもう一度』

映画『ベル・エポックでもう一度』を鑑賞しての備忘録2019年製作のフランス・ベルギー合作映画。115分。監督・脚本は、ニコラ・ブドス(Nicolas Bedos)。撮影は、ニコラ・ボルデュク(Nicolas Bolduc)。編集は、アニー・ダンシェ(Anny Danché)とフロラン・バッ…

展覧会 ミノリ個展『リトル・ヴォイス』

展覧会『ミノリ初個展「リトル・ヴォイス」』を鑑賞しての備忘録biscuit galleryにて、2021年5月27日~6月13日。 ミノリの絵画展。 《You and I》には、水溜まりに入って水を飲もうと首を伸ばす馬と、その背に跨がる人物が手前に描かれ、奥には養生シートが…

展覧会 AKI INOMATA個展『彫刻のつくりかた』

展覧会『CAFAA 2020-2021 Exhibition AKI INOMATA「彫刻のつくりかた」』を鑑賞しての備忘録現代芸術振興財団(CAF)事務局にて、2021年6月1日~14日。 2013年に創設され、3回目となる「CAFAA(CAF ARTIST AWARD)」の最終選考のために開催される、一次選考通過…

映画『逃げた女』

映画『逃げた女』を鑑賞しての備忘録2020年製作の韓国映画。77分。監督・脚本・編集は、ホン・サンス(홍상수)。撮影は、キム・スミン(김수민)。原題は、"도망친 여자"。英題は、"The Woman Who Ran"。 数羽の鶏が餌を突いている鶏舎。菜園で草を引いているヨ…

展覧会 やましたあつこ個展『花びらのワルツ』

展覧会『やましたあつこ個展「花びらのワルツ」』を鑑賞しての備忘録biscuit galleryにて、2021年5月27日~6月13日。 やましたあつこの絵画展。2階で展示される新作「ワルツ」シリーズを10点を中心に、1階では旧作27点が合わせて紹介される。 「ワルツ」シリ…

映画『Mr.ノーバディ』

映画『Mr.ノーバディ』を鑑賞しての備忘録2020年製作のアメリカ映画。92分。監督は、イリヤ・ナイシュラー(Ilya Naishuller)。脚本は、デレク・コルスタッド(Derek Kolstad)。撮影は、パヴェル・ポゴジェルスキ(Pawel Pogorzelski)。編集は、ウィリアム・イ…

展覧会『BankART Under 35 2021 第3期』(菅実花個展)

展覧会『BankART Under 35 2021 第3期』(菅実花個展)を鑑賞しての備忘録BankART KAIKOにて、2021年6月4日~20日。 「BankART Under 35 2021」は、7名の作家を個展形式で紹介するシリーズ企画。第3期は諫山元貴と菅実花を取り上げている。 菅実花の個展は、…

展覧会 堀江栞個展『声よりも近い位置』

展覧会『堀江栞「声よりも近い位置」』を鑑賞しての備忘録加島美術にて、2021年5月29日~6月12日。 堀江栞の個展。1階では肖像画「輪郭」シリーズを中心に比較的大きな画面の絵画18点を、2階では比較的小さな画面の絵画38点に加え写真9点を展示。 1階の展示…

映画『はるヲうるひと』

映画『はるヲうるひと』を鑑賞しての備忘録2020年製作の日本映画。113分。監督・原作・脚本は、佐藤二朗。撮影は、神田創。編集は、難波智佳子。 曇り空の島の船着き場。堤防に座り、得太(山田孝之)が浅瀬にいる蛸に話しかけながら、時折長い棒で突いてい…

展覧会 谷原菜摘子個展『紙の上のお城』

展覧会『谷原菜摘子展「紙の上のお城」』を鑑賞しての備忘録MEMにて、2021年5月26日~6月20日。 パステル画29点と油彩画2点とで構成される谷原菜摘子の個展。大きい空間ではパステル画の新作12点を、小さい空間では新作の《黒い女》とフランス滞在時に制作さ…

展覧会 谷原菜摘子個展『うきよの画家』

展覧会『谷原菜摘子展「うきよの画家」』を鑑賞しての備忘録上野の森美術館ギャラリーにて、2021年6月1日~6日。 ベルベットに描いた絵画7点(《穢土》、《Family Portrait》、《審判》、《まつろわぬもの》、《星を頂戴》、《マネキンは歌う》、《創世記》…

映画『茜色に焼かれる』

映画『茜色に焼かれる』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。144分。監督・脚本は、石井裕也。撮影は、鎌苅洋一。編集は、石井裕也と岡崎正弥。 残暑の日射しが照りつける郊外の道路。鼻歌交じりに自転車を漕ぐ男(オダギリジョー)が坂道を上り、交差…

展覧会 鈴木弥栄子個展『リリスの庭』

展覧会『鈴木弥栄子「リリスの庭」』を鑑賞しての備忘録FUMA CONTEMPORARY TOKYO|文京アートにて、2021年5月22日~6月5日。 2枚組の表題作《リリスの庭》を中心とした油彩作品に下絵(ドローイング)を合わせ、21点で構成される、鈴木弥栄子の個展。 《主の…

映画『明日の食卓』

映画『明日の食卓』を鑑賞しての備忘録2021年製作の日本映画。124分。監督は、瀬々敬久。原作は、椰月美智子の小説『明日の食卓』。脚本は、小川智子。撮影は、花村也寸志。編集は、今井俊裕。 壁際に追い詰められた少年が母親に殴られている、ぼんやりとし…

映画『アオラレ』

映画『アオラレ』を鑑賞しての備忘録2020年製作のアメリカ映画。90分。監督は、デリック・ボルテ(Derrick Borte)。脚本は、カール・エルスワース(Carl Ellsworth)。撮影は、ブレンダン・ガルビン(Brendan Galvin)。編集は、マイク・マカスカー(Michael McCus…