2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
展覧会『名和晃平個展「Oracle」』を鑑賞しての備忘録GYRE GALLERYにて、2020年10月23日~2021年1月31日。 沢山の透明の球でオブジェクトを覆う立体作品「PixCell」シリーズ2点、黒い油絵の具の酸化が生み出す画面を見せる《Black Field》、神鹿をモティーフ…
展覧会『梅津庸一監修 絵画の見かた reprise』を鑑賞しての備忘録√K Contemporaryにて、2021年1月16日~31日。 「絵画とはいったいなんだろう?」という普遍的かつ素朴な問いに少しでも迫ろうとした『美術手帖』2020年12月号の巻頭特集「絵画の見かた」(梅…
映画『天国にちがいない』を鑑賞しての備忘録2019年製作のフランス・カタール・ドイツ・カナダ・トルコ・パレスチナ合作映画。102分。監督・脚本は、エリア・スレイマン(Elia Suleiman)。撮影は、ソフィアン・エル・ファニ(Sofian El Fani)。編集は、ベロニ…
展覧会『走るレストラン 食堂車の物語』を鑑賞しての備忘録旧新橋停車場 鉄道歴史展示室にて、2020年10月13日~2021年2月7日。 食堂車の歴史を紹介する企画。「Ⅰ.食堂車の始まり:1860年代から1900年代初めまで」、「Ⅱ.鉄道国有化後の食堂車:1900年代初め…
展覧会『大槻香奈展「"STAY HOME"と蛹の時」』を鑑賞しての備忘録日本橋三越本店本館6階コンテンポラリーギャラリーにて、2021年1月20日~2月1日。 主に少女をモティーフにした絵画作品31点と立体作品1点で構成される大槻香奈の個展。 《暇を描く》(2020)は…
展覧会『ルイザ・ランブリ』を鑑賞しての備忘録ギャラリー小柳にて、2021年1月15日~3月19日。 ルイザ・ランブリの写真展。いずれも無題の作品7点で構成される。3点はスペインのガリシア近代美術センターで、1点はアメリカ合衆国のメニルハウスで、1点が(妹…
展覧会『日比さつき個展「またあした」』を鑑賞しての備忘録GALLERY b.TOKYOにて、2021年1月18日~23日。 日比さつきの絵画展。 野菜や果物を描いた静物画が並ぶ。だがサツマイモからは芽が生えて(《サツマイモ》)、柿は黒ずみ(《黒ずむ柿》)、牛乳には…
映画『どん底作家の人生に幸あれ!』を鑑賞しての備忘録2019年製作のイギリス・アメリカ合作映画。120分。監督は、アーマンド・イアヌッチ(Armando Iannucci)。原作は、チャールズ・ディケンズ(Charles Dickens)の小説『デイヴィッド・コパフィールド(David …
展覧会『小原若菜×浦山輝子「窓から覗いてみた世界」』を鑑賞しての備忘録Oギャラリーにて、2021年1月18日~24日。 小原若菜(リトグラフ)と浦山輝子(アクアチント、エッチング)の版画展。 小原若菜の作品について"momery(memories)"をタイトルに含んだ作…
展覧会『約束の凝集 vol.2 永田康祐「イート」』を鑑賞しての備忘録gallery αMにて、2020年11月27日~2021年3月5日。 長谷川新のキュレーションによる展覧会シリーズ「αMプロジェクト2020-2021:約束の凝集」の一環として行われる、永田康祐の個展。摂食にお…
展覧会『ポーラ ミュージアム アネックス展2021―主体と客体―』を鑑賞しての備忘録ポーラ ミュージアム アネックスにて、2021年1月15日~2月7日。 「ポーラ ミュージアム アネックス展」は、公益財団法人ポーラ美術振興財団の「若手芸術家の在外研修に対する…
映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』を鑑賞しての備忘録2019年製作のフランス映画。101分。監督・脚本は、グレゴリー・マーニュ(Grégory Magne)。撮影は、トマ・ラメ(Thomas Rames)。編集は、ベアトリス・エルミニ(Béatrice Herminie)とグウェナエ…
展覧会『星山耕太郎展「PSYCHOLOGICAL COLLAGE」』を鑑賞しての備忘録日本橋髙島屋本館6階美術画廊Xにて、2020年12月30日~2021年1月18日。 画面を漫画のコマのように分割し、それぞれのコマに異なった描法で描き込むことで制作された絵画20点強を紹介する星…
映画『聖なる犯罪者』を鑑賞しての備忘録2019年製作のポーランド・フランス合作映画。115分。監督は、ヤナ・コマスィ(Jana Komasy)。脚本は、マテウシュ・パツェヴィチ(Mateusz Pacewicz)。撮影は、ピョートル・ソボチンスキ・Jr.(Piotr Sobociński Jr.)。編…
展覧会『冨安由真展「漂白する幻影」』を鑑賞しての備忘録KAAT神奈川芸術劇場にて、2021年1月14日~31日。 冨安由真による、廃墟となったホテルのインスタレーションを展示。 ドアを開くと、ホテルらしき建物の通路が正面に真っ直ぐに延びている。その奥にド…
映画『恋する遊園地』を鑑賞しての備忘録2019年製作のフランス・ベルギー・ルクセンブルク合作映画。94分。監督は、ゾーイ・ウィットック。撮影は、トマ・ビューランス。編集は、トマ・フェルナンデーズ。原題は、"Jumbo"。 ジャンヌ(Noémie Merlant)が、光…
展覧会『岩崎貴宏個展「針の穴から天を覗く」』を鑑賞しての備忘録ANOMALYにて、2020年12月5日~2021年1月31日。※当初会期1月16日までを延長。 岩崎貴宏の個展。 《アウト・オブ・ディスオーダー(針の穴から天を覗く)》は、日用品を組み合わせて再現した地…
展覧会『榎忠個展「RPM-1200」』を鑑賞しての備忘録ANOMALYにて、2020年12月5日~2021年1月31日。※当初会期1月16日までを延長。 榎忠の個展。 展覧会のタイトルは、旋盤の回転数、1分間に1200回転を表すという。表題作の《RPM-1200》は、鉄製の機械部品の廃…
映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』を鑑賞しての備忘録2020年製作の韓国映画。116分。監督は、ヨン・サンホ(연상호)。脚本は、リュ・ヨンジェ(류용재)とヨン・サンホ(연상호)。撮影は、イ・ヒョンドク(이형덕)。編集は、ヤン・ジンモ(양진모)。原題は…
映画『チャンシルさんには福が多いね』を鑑賞しての備忘録2019年製作の韓国映画。96分。監督・脚本は、キム・チョヒ(김초희)。撮影は、チ・サンビン(지상빈)。編集は、ソン・ヨンジ(손연지)。原題は、"찬실이는 복도 많지"。 チ監督(서상원)の新作映画の出演…
展覧会『シャルロット・デュマ展「ベゾアール(結石)」』を鑑賞しての備忘録銀座メゾンエルメス フォーラムにて、2020年8月27日~12月29日。 少女ゆずと彼女の愛馬うららを軸に与那国島の風物を描く《潮》、馬の衣装を身につけた少女アイヴィが与那国島へと…
展覧会『松田修(厄年)展「こんなはずじゃない」』を鑑賞しての備忘録無人島プロダクションにて、2020年12月5日~2021年1月16日。 《奴隷の椅子》は、2020年にスナック「太平洋」を畳んだT(仮名)という女性のオーラルヒストリー。写真を元にしたコンピュ…
展覧会『若山美音子写真展「遠い呼吸―曖昧な存在に問いかける―」』を鑑賞しての備忘録キヤノンギャラリー銀座にて、2021年1月4日~13日。 若山美音子の写真展。 一陣の風がワンピースにプリントされた花々(残念ながらアネモネではない)を揺らすように吹き…
展覧会『伊藤彩展「STORIES -collaboration with Essential Store-」』を鑑賞しての備忘録銀座蔦屋書店〔GINZA ATRIUM〕にて、2021年1月2日~11日。 白い壁面で囲われた会場には、動物のぬいぐるみ、文化人類学の標本、鉱物、数理模型、測定用品、塗装見本、…
展覧会『瀬戸正人「記憶の地図」』を鑑賞しての備忘録東京都写真美術館にて、2020年12月1日~2021年1月24日。 瀬戸正人の写真展。長時間にわたる女性のバストアップ写真の撮影で期せずして浮き上がった表情をとらえた「Silent Mode 2020 [2019-2020]」(28点…
映画『Mank マンク』を鑑賞しての備忘録2020年製作のアメリカ映画。132分。監督は、デビッド・フィンチャー(David Fincher)。脚本は、ジャック・フィンチャー(Jack Fincher)。撮影は、エリック・メッサーシュミット(Erik Messerschmidt)。編集は、カーク・バ…
映画『Swallow スワロウ』を鑑賞しての備忘録2019年製作のアメリカ・フランス合作映画。95分。監督・脚本は、カーロ・ミラベラ=デイビス(Carlo Mirabella-Davis)。撮影は、ケイトリン・アリスメンディ(Katelin Arizmendi)。編集は、ジョー・マーフィ(Joe Mu…
映画『ミセス・ノイズィ』を鑑賞しての備忘録2019年製作の日本映画。106分。監督は、天野千尋。脚本は、天野千尋と松枝佳紀。脚本監修は、加藤正人。撮影監督は、田中一成。編集は、榎木絵理。 『種と果実』が文学賞に輝き、華々しく文壇デビューを飾った「…
映画『ワンダーウーマン 1984』を鑑賞しての備忘録2020年製作のアメリカ映画。151分。監督は、パティ・ジェンキンス(Patty Jenkins)。原作は、ウィリアム・モールトン・マーストン(William Moulton Marston)のコミック『ワンダーウーマン(Wonder Woman)』。…