2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
展覧会『齋藤陽道写真展「絶対」』を鑑賞しての備忘録日本橋三越本店〔本館6階コンテンポラリーギャラリー〕にて、2020年11月18日~30日。 齋藤陽道の「逆光ポートレイトシリーズ」の写真20点を紹介。 言葉に区切られて当然といった世界観から、自由になりた…
映画『ヒトラーに盗られたうさぎ』を鑑賞しての備忘録2019年製作のドイツ映画。119分。監督は、カロリーヌ・リンク(Caroline Link)。原作は、ジュディス・カー(Judith Kerr)の小説「ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ(When Hitler Stole Pink Rabbit)」。…
展覧会『所蔵作品特別展示 たいせつなじかん』を鑑賞しての備忘録武蔵野市立吉祥寺美術館〔企画展示室〕にて、2020年10月31日~12月13日。 修復の経緯のある所蔵作品を紹介する企画。配布されている展示品リストには、各作品について興味を湧かせる詳細な解…
展覧会『『白樺』創刊110年 美術への情熱 160冊に込めた思い』を鑑賞しての備忘録調布市武者小路実篤記念館にて、2020年10月17日~11月29日。 雑誌『白樺』創刊110年を記念して、同誌と同人達の美術に対する取り組みとその影響を振り返る企画。 白樺は自分逹…
展覧会『宮島達男「Uncertain」』を鑑賞しての備忘録SCAI THE BATHHOUSEにて、2020年11月7日~12月12日。 デジタル数字を構成する7つの線をそれぞれ1つのキャンバスで表し、その7つの組み合わせにより数字を表す絵画「Painting of Change」シリーズ5点と、複…
展覧会『目黒区美術館コレクション展 LIFE コロナ禍を生きる私たちの命と暮らし』を鑑賞しての備忘録目黒区美術館にて、2020年10月24日~11月29日。 命と暮らしをテーマに所蔵作品130点を4章に分けて展観。第1章(展示室A)は「恐怖と不安、そして悲しみ」と…
展覧会『大東京の華 都市を彩るモダン文化』を鑑賞しての備忘録江戸東京博物館〔5階企画展示室〕にて、2020年8月25日~11月23日(①8月25日~9月27日、②9月29日~10月25日、③10月27日~11月23日)。 文明開化の時代を紹介する「プロローグ:近代、東京の幕開…
展覧会『Rejoice! 豊かな喜びの証明』を鑑賞しての備忘録アキバタマビ21にて、2020年11月13日~12月27日。 「喜びと懐かしさ」をテーマに、上田智之(5点)、菅原彩美(7点)、畑山太志(3点)、塙康平(4点)の絵画を紹介する企画。なおタイトルにある「Rejoice!」…
映画『ホモ・サピエンスの涙』を鑑賞しての備忘録2019年製作のスウェーデン・ドイツ・ノルウェー合作映画。76分。監督・脚本は、ロイ・アンダーソン(Roy Andersson)。撮影は、ゲルゲイ・パロス(Gergely Pálos)。編集は、ヨハン・カールソン(Johan Carlsson)…
展覧会『fumiko imano展「somehow somewhere sometimes at some place for some reason」』を鑑賞しての備忘録KOSAKU KANECHIKAにて、2020年10月17日~11月21日。 fumiko imanoの写真展。 《kew/London/2019》は、ロンドンのキュー王立植物園の巨大温室「パ…
展覧会『小西紀行個展「内なる基準」』を鑑賞しての備忘録ANOMALYにて、2020年10月24日~11月21日。 小西紀行の絵画展。 稲妻が空を切り裂くようにキャンバスを折れ曲がりつつ走る太い線が目に飛び込んでくる。その線は多く人体の骨組みとなり、針金で作られ…
映画『泣く子はいねぇが』を鑑賞しての備忘録2020年製作の日本映画。108分。監督・脚本・編集は、佐藤快磨。撮影は、月永雄太。 宴席でなまはげが子供たちを威かしている。怖がり泣き出す幼い子。なまはげに連れ出される子。母親にすがりつく子。一番奥にい…
展覧会『生命の庭 8人の現代作家が見つけた小宇宙』を鑑賞しての備忘録東京都庭園美術館にて、2020年10月17日~2021年1月12日。 青木美歌、淺井裕介、加藤泉、康夏奈、小林正人、佐々木愛、志村信裕、山口啓介の作品を通して、人間と自然との関係性を問い直…
映画『ビューティフルドリーマー』を鑑賞しての備忘録2020年製作の日本映画。75分。監督は、本広克行。原案は、押井守。脚本は、守口悠介。撮影は、川越一成。編集は、岸野由佳子。 学園祭「先勝祭」を明日に控えた先勝美術大学。キャンパスは準備に追われる…
展覧会『伊藤隆介「Domestic Affairs」』を鑑賞しての備忘録児玉画廊にて、2020年10月17日~11月21日。 ミニチュアモデルとその動く様子を固定カメラでとらえた映像とをインスタレーションとして呈示する伊藤隆介の個展。 《ゴーストワールド》(2019)では、…
映画『タイトル、拒絶』を鑑賞しての備忘録2019年製作の日本映画。98分。監督・脚本は、山田佳奈。撮影は、伊藤麻樹。 就職活動に失敗したカノウ(伊藤沙莉)は、リクルートスーツに身を包み、鶯谷の雑居ビルの一室へ足を踏み入れる。訪れたのはデリヘル「ク…
展覧会『分離派建築会100年展 建築は芸術か?』を鑑賞しての備忘録パナソニック汐留美術館にて、2020年10月10日~12月15日。 西洋の建築様式に代わる新しい建築を個人の「芸術意欲」に基づいて生み出そうとした「分離派建築会」を紹介する企画。西洋の建築様…
映画『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』を鑑賞しての備忘録2018年製作のフランス・ベルギー合作映画。112分。監督・脚本は、アレクシス・ミシャリク(Alexis Michalik)。撮影は、ジョバンニ・フィオール・コルテラッチ(Giovanni Fiore Coltellacci)…
展覧会『写真新世紀 2020年度[第43回]受賞作品展』を鑑賞しての備忘録東京都写真美術館〔地下1階展示室〕にて、2020年10月17日~11月15日。 新人写真家の登竜門として知られる写真の公募展「写真新世紀」。2020年度[第43回]の応募者2002名から選ばれた優秀賞…
展覧会『日比野克彦を保存する』を鑑賞しての備忘録東京藝術大学大学美術館〔陳列館1階〕にて、2020年11月2日~15日。 日比野克彦のアトリエの入居する建物が解体されるに際して発足したアトリエ保存プロジェクトの活動を紹介。作品(作品、原画・原稿、プロ…
展覧会『西村有「Around October」』を鑑賞しての備忘録KAYOKOYUKI及び駒込倉庫にて、2020年10月24~11月29日(駒込倉庫は11月15日まで)。 乗り物やメディアを通じて「高速移動」する際に擦過する映像群。それらが渾然一体となって構成する「現実」をドライ…
映画『おもかげ』を鑑賞しての備忘録2019年製作のスペイン・フランス合作映画。129分。監督は、ロドリゴ・ソロゴイェン(Rodrigo Sorogoyen)。脚本は、ロドリゴ・ソロゴイェン(Rodrigo Sorogoyen)とイサベル・ペーニャ(Isabel Peña)。撮影は、アレックス・デ…
着彩したベニヤ板を箱形に組み合わせたバラックのような作品で構成される若宮綾子の個展。 板の表には、長い直線、短い直線、小さな丸い穴など、個々の面ごとにある程度統一された彫りによる模様が刻み込まれている。緑を基調に様々な色彩が施され、個々の面…
映画『ストックホルム・ケース』を鑑賞しての備忘録2018年製作のカナダ・スウェーデン合作映画。92分。監督・脚本は、ロバート・バドロー(Robert Budreau)。原作は、ダニエル・ラング。撮影は、ブレンダン・ステイシー(Brendan Steacy)。編集は、リチャード…
展覧会『さいたま国際芸術祭2020』を鑑賞しての備忘録旧大宮区役所(メインサイト)と旧大宮図書館(アネックスサイト)を主会場に、2020年10月17日~11月15日。 ディレクターを務めるのが映画監督(遠山昇司)だからなのか、主会場が「旧」区役所や「旧」図…
ジョン・スタインベック『怒りの葡萄〔新訳版〕上・下』〔ハヤカワepi文庫epi80・81〕早川書房(2014)を読了しての備忘録John Steinbeck, 1939, "The Grape of Wrath"黒原敏行訳 殺人罪で収監されていたトム・ジョードが仮釈放になり4年ぶりに故郷に戻ってき…
映画『罪の声』を鑑賞しての備忘録2020年製作の日本映画。142分。監督は、土井裕泰。原作は、塩田武士の小説『罪の声』。脚本は、野木亜紀子。撮影は、山本英夫。編集は、穗垣順之助。 2018年。京都市内に店を構える「テーラー曽根」。流行に流されないブリ…
映画『ストレイ・ドッグ』を鑑賞しての備忘録2018年製作のアメリカ映画。121分。監督は、カリン・クサマ(Karyn Kusama)。脚本は、フィル・ヘイ(Phil Hay)とマット・マンフレディ(Matt Manfredi)。撮影は、ジュリー・カークウッド(Julie Kirkwood)。編集は、…
映画『パピチャ 未来へのランウェイ』を鑑賞しての備忘録2019年製作のフランス・アルジェリア・ベルギー・カタール合作映画。109分。監督・脚本は、ムニア・メドゥール(Mounia Meddour)。撮影は、レオ・ルフェーヴル(Léo Lefèvre)。編集は、ダミアン・キーユ…