可能性 ある 島 の

芸術鑑賞の備忘録

2026-01-01から1年間の記事一覧

映画『ザ・ブライド!』

映画『ザ・ブライド!』を鑑賞しての備忘録2026年、アメリカ製作。127分。監督・脚本は、マギー・ギレンホール[Maggie Gyllenhaal]。撮影は、ローレンス・シャー[Lawrence Sher]。美術は、カレン・マーフィ[Karen Murphy]。衣装は、サンディ・パウエル[Sandy…

映画『黴の花』

映画『黴の花』を鑑賞しての備忘録2023年、韓国製作。104分。監督は、シム・ヘジョン[심혜정]。原作は、ハ・ソンラン[하성란]の小説"곰팡이 꽃"。脚本は、シム・ヘジョン[심혜정]とイ・スジン[이수진]。撮影は、キム・ジリョン[김지룡]。照明は、キム・イン…

映画『501号室の男 ある作家の記録』

映画『501号室の男 ある作家の記録』を鑑賞しての備忘録2022年、韓国製作。106分。監督は、キム・ ジョンウク[김정욱]。原作は、イ・チョンスン[이청순]。脚本は、パク・ヒョングン[박형근]、 キム・ブヨン[김보현]、キム・ ジョンウク[김정욱]。撮影は、チ…

展覧会『岡崎和郎 ものの記憶・再考』

展覧会『岡崎和郎 ものの記憶・再考』を鑑賞しての備忘録YOKOTA TOKYOにて、2026年3月9日~4月3日。 一升瓶、庖丁、電球など身の回りの品を象った石膏像や、何かしら付け足した写真を再度撮影した写真などで構成される、岡崎和郎(1930-2022)の回顧展。 《も…

展覧会 都築まゆ美個展『Familiar Stranger』

展覧会『都築まゆ美個展「Familiar Stranger」』を鑑賞しての備忘録銀座 蔦屋書店〔アートウォール〕にて、2026年3月14日~4月3日。 アメリカ合衆国の郊外と思しい住宅街を舞台にどこか空虚で僅かに現実感を欠いた生活を切り取った絵画で構成される、都築ま…

展覧会『ポーラ ミュージアム アネックス展 2026「存在の境界」』

展覧会『ポーラ ミュージアム アネックス展 2026「存在の境界」』を鑑賞しての備忘録ポーラ ミュージアム アネックスにて、2026年3月20日~4月19日。 ポーラ美術振興財団の支援で海外研修を受けた作家の成果発表の場「ポーラ ミュージアム アネックス展」。2…

展覧会『Glint 多摩美術大学日本画専攻卒業生・修了生4人展』

展覧会『第42回大学日本画展 多摩美術大学日本画専攻卒業生・修了生4人展「Glint」』を鑑賞しての備忘録UNPEL GALLERYにて、2026年3月14日~29日。 いずれも多摩美術大学日本画専攻出身の荒井颯子、江越里南、岡千尋、我の作品を展観する企画。 荒井颯子は、…

展覧会 吉田ゆう個展『始まりから終わりまで。』

展覧会『吉田ゆう「始まりから終わりまで。」』を鑑賞しての備忘録gallery N 神田社宅にて、2026年3月14日~28日。 魚類のサメになるためのリサーチを続ける、吉田ゆうの経過報告作品展。 作家のサメになりたいという願望は突飛なようで、極めて実際的な課題…

展覧会 酒井みのり個展『崩壊と形成』

展覧会『酒井みのり展「崩壊と形成」』を鑑賞しての備忘録藍画廊にて、2026年3月23日~28日。 ブロック状にカットされた鮪の集積をとりどりの配色で描いた絵画「お刺身ブロック」シリーズと、熊や兎など動物のぬいぐるみをモティーフとした陶彫「崩れそうな…

映画『90メートル』

映画『90メートル』を鑑賞しての備忘録2026年、日本製作。116分。監督・脚本は、中川駿。撮影監督は、趙聖來。照明は、藤井聡史。録音は、鈴木健太郎。美術は、松本良二。装飾は、八木圭。衣装は、阿部公美。ヘアメイクは、藤原玲子。編集は、相良直一郎。音…

本 波木銅『万事快調〈オール・グリーンズ〉』

波木銅『万事快調〈オール・グリーンズ〉』〔文春文庫な-87-1〕文藝春秋(2023)を読了しての備忘録 茨城県立の工業高校機械科2年生・朴秀美は、英語や体育、実習授業などでペアを組むだけの、目つきも性格も人当たりも悪い岩隈真子以外、クラスで話す相手もな…

映画『艶罪の家』

映画『艶罪の家』を鑑賞しての備忘録2025年、日本製作。79分。監督・脚本・編集は、山内大輔。撮影監督は、中尾正人。録音は、植田中。効果・整音・音楽は、AKASAKA音効。特殊メイクは、土肥良成と征矢杏子。造形は、土肥良成。 炎天下の郊外の道を白いTシャ…

展覧会 関根直子個展『もうひとつのイメージ』

展覧会『関根直子「もうひとつのイメージ」』を鑑賞しての備忘録上野の森美術館ギャラリーにて、2026年3月14日~29日。 鉛筆の走らせ方や塗り込める密度を違えて多様な黒色を見せる作品や、描かれた線と描かれてない線を対照させる作品など9点の絵画で構成さ…

展覧会『岡田謙三 パリ・目黒・ニューヨーク』

展覧会『岡田謙三 パリ・目黒・ニューヨーク』を鑑賞しての備忘録目黒区美術館にて、2026年2月21日~5月10日。 画家・岡田謙三(1902-1982)の回顧展。「パリから目黒のアトリエへ」、「戦時中 中国大陸や疎開先の風物」、「目黒のアトリエでの再出発」、「ニ…

展覧会 上村卓大個展『息をする/ように』

展覧会『αMプロジェクト2025-2026 αM+vol.3 上村卓大「息をする/ように」』を鑑賞しての備忘録 敢て息をするぎこちなさのように「白々しくて不自然な出来事として」制作を捉える、彫刻家・上村卓大の個展。シャーレに入れたマリモを各地のミネラルウォータ…

展覧会『野島康三と斎藤与里 美を掴む手、美を興す眼』

展覧会『野島康三と斎藤与里 美を掴む手、美を興す眼』を鑑賞しての備忘録埼玉県立近代美術館にて、2025年11月1日~2026年1月18日。 浦和出身の写真家・野島康三(1889-1964)は絵画を範とする写真から明暗や造型を本質として作家の感性反映させる新興写真へと…

展覧会『生誕151年からの鹿子木孟郎 不倒の油画道』(後期)

展覧会『生誕151年からの鹿子木孟郎 不倒の油画道』(後期)を鑑賞しての備忘録泉屋博古館東京にて、2026年1月17日~4月5日(後期は2月25日から) 鹿子木孟郎(1874-1941)は、1888年、地元・岡山の松原三五郎の天彩学舎で洋画の基礎を学び、1892年に東京の小…

展覧会 やんツー個展『浮遊する器官』

展覧会『やんツー個展「浮遊する器官」』を鑑賞しての備忘録BUGにて、2026年2月25日~4月5日。 人間の感覚器官を拡張するテクノロジーが身体との接続を切り離されて浮遊する結果、人間の感覚・思考もまた糸の切れた凧のように浮遊するとの問題意識から生成AI…

映画『ナースコール』

映画『ナースコール』を鑑賞しての備忘録2025年、スイス・ドイツ合作。92分。監督・脚本は、ペトラ・フォルペ[Petra Volpe]。原作は、マデリン・カルヴェラージュ[Madeline Calvelage]のノンフィクション"Unser Beruf ist nicht das Problem: Es sind die Um…

展覧会『第11回菊池ビエンナーレ 陶芸の現在』

展覧会『第11回菊池ビエンナーレ 陶芸の現在』を鑑賞しての備忘録菊池寛実記念 智美術館にて、2025年12月13日~2026年3月22日。 陶芸振興を目的として2004年度より隔年で開催されている陶芸の公募展「菊池ビエンナーレ」。第11回は、応募総数452点から入選作…

展覧会 福光真実個展『Opening Blue』

展覧会『福光真実「Opening Blue」』を鑑賞しての備忘録Bambinart Galleryにて、2026年2月20日~3月14日。 プリズムによる分光のような複数の色が線やモザイクとして画面の一部を飾るのが印象的な絵画で構成される、福光真実の個展。霞むようなイメージに捉…

展覧会 郭俊佑個展『草地の上の赤い服』

展覧会『郭俊佑個展「草地の上の赤い服」』を鑑賞しての備忘録下北沢アーツにて、2026年2月28日~3月15日。 日常的な場面を僅かに踏み外したイメージの絵画で構成される、郭俊佑の個展。 《The Allegory of the Cave》(140mm×200mm)は、満席の映画館で上映中…

展覧会『新収蔵&特別公開 メダルド・ロッソ《Ecce Puer(この少年を見よ)》』

展覧会『新収蔵&特別公開 メダルド・ロッソ《Ecce Puer(この少年を見よ)》』を鑑賞しての備忘録東京国立近代美術館〔ギャラリー4〕にて、2026年3月3日~5月10日。 イタリアの彫刻家メダルド・ロッソ[Medardo Rosso](1858–1928)の《Ecce Puer(この少年を…

映画『ウィキッド 永遠の約束』

映画『ウィキッド 永遠の約束』を鑑賞しての備忘録2025年、アメリカ製作。137分。監督は、ジョン・M・チュウ[Jon M. Chu]。原作は、グレゴリー・マグワイア。原作は、脚本ウィニー・ホルツマン[Winnie Holzman]と作詞・作曲スティーブン・シュワルツ[Stephen…

展覧会『矜持 武蔵野美術大学日本画学科卒業生グループ展』

展覧会『第41回大学日本画展 矜持 武蔵野美術大学日本画学科卒業生グループ展』を鑑賞しての備忘録UNPEL GALLERYにて、2026年2月25日~3月11日。 武蔵野美術大学日本画学科卒業生である沖綾乃、吉田真納タルーラ、寺野葉の作品を展観。 【吉田真納タルーラ】…

映画『しあわせな選択』

映画『しあわせな選択』を鑑賞しての備忘録2025年、韓国製作。139分。監督は、パク・チャヌク[박찬욱]。原作は、ドナルド・ウェストレイク[Donald Westlake]の小説『斧[The Ax]』。脚本は、パク・チャヌク[박찬욱]、イ・ギョンミ[박찬욱]、ドン・マッケラー[…

展覧会 浅野井春奈個展『Light City』

展覧会『浅野井春奈展「Light City」』を鑑賞しての備忘録日本橋髙島屋 美術画廊Xにて、2026年2月18日~3月9日。 合板で制作したレリーフを組み合わせ自立させた書割的ないしジオラマ的な作品などで構成される、浅野井春奈の彫刻展。とりわけ群像からはどこ…

展覧会 岩崎奏波個展(2026)

展覧会『project N 101 岩崎奏波』を鑑賞しての備忘録東京オペラシティ アートギャラリー〔4Fコリドール〕にて、2026年1月21日~3月29日。 樹木や草、蝶や鳥、獣や蛇といったモティーフの鏤められる絵画と、鍵穴を持つ虫など陶器とで構成される、岩崎奏波の…

展覧会 アルフレド・ジャー個展『あなたと私、そして世界のすべての人たち』

展覧会『アルフレド・ジャー「あなたと私、そして世界のすべての人たち」』を鑑賞しての備忘録東京オペラシティ アートギャラリーにて、2026年1月21日~3月29日。 アルフレド・ジャー[Alfredo Jaar]の写真や映像作品、立体作品などを紹介する企画。チリの軍…

映画『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』

映画『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』を鑑賞しての備忘録2020年アメリカ・カナダ合作。78分。監督・脚本は、エマ・セリグマン[Emma Seligman]。原作は、エマ・セリグマン[Emma Seligman]の短編映画"Shiva Baby"。撮影は、マリア・ルーシェ[Maria Rusche]。美…